株:NYダウ続落
26日の米株式市場は、スペインやギリシャで反緊縮財政デモが発生したことや、スペイン中央銀行が、同国の成長率が4四半期連続でマイナスになるとの見通しを示すなど、欧州圏の債務問題に対する懸念が強まったことなどが嫌気され、終始軟調に推移した。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比44.04ドル安の13,413.51ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,865円となっており、株式市場の予想レンジは、8,800円−8,950円となっている。
為替:ユーロが下落
26日の外国為替市場では、スペインやギリシャで反緊縮財政デモが発生し、一部が暴徒化するなど、欧州圏の債務問題に対する懸念が高まる中で、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台後半、ユーロドルは1.28ドル台後半となっている。
本日は、米第2四半期GDP確定値(予想:前期比年率+1.7%)、米8月耐久財受注(予想:-5.0%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.50−78.30円となっている。
商品:NY原油続落
26日のNY原油先物取引は、欧州の債務問題に対する懸念が強まったことや、為替?市場でドル高・ユーロ安が進行したことなどが嫌気され、続落して引けた。中心限月の11月限の終値は、前営業日比1.39ドル安の1バレル89.98ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、原油相場の下落などが嫌気され、反落して引けた。中心限月の12月限の終値は、前営業日比12.80ドル高の1オンス1,753.60ドルで引けた。