株:米株式市場ほぼ横ばい
5日の米株式市場は、6日のECB理事会や7日の米雇用統計を控える中で、様子見ムードが強まり、ほぼ横ばいで引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比11.54ドル高の13,047.48ドルで引けた。
本日の東京市場では、ECB理事会などの重要イベントが控える中で、様子見ムードが強まっていることや、シカゴ先物市場の日経平均先物が8,695円と、前日の日経平均株価とほぼ同水準となっており、動きづらいとの声がある。株式市場の予想レンジは、8,65円−8,750円となっている。
為替:ユーロが上昇
5日の外国為替市場では、ECBがスペインやイタリアなどの重債務国の国債を無制限に買い入れる可能性があるとの報道を受けて、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.26ドル近辺となっている。
本日は、ECB理事会(政策金利の公表)に注目が集まっている。経済指標の発表でも、豪8月雇用統計(予想:新規雇用者数+0.5万人、失業率5.3%)、8月ADP全米雇用報告(予想:+14.0万人)、8月米ISM非製造業景況指数(予想:52.5)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.00−78.80円となっている。
商品:NY原油ほぼ横ばい
5日のNY原油先物取引は、ECB理事会と米雇用統計の発表を控える中で、動意薄の展開となった。中心限月の10月限の終値は、前営業日比0.06ドル高の1バレル95.36ドルで引けた。
NY金先物取引でも、ECB理事会や米雇用統計の発表を控えて、動意薄の展開となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比2.00ドル安の1オンス1,694.00ドルで引けた。