2011年3月17日のマーケット予想

株:NYダウ続落
16日の米株式市場は、日本で発生した大地震の被害や原発事故の拡大に加えて、同日発表された米2月住宅着工件数が47.9万件と先月から大幅に低下したことなどが嫌気され、下落して始まった。さらに、午後に入り、福島原発からの放射性物質の流出を食い止めるための作業が難航し、在日本米国大使館が避難勧告の範囲を半径80キロ圏まで広げたことが伝わると、一気に値を下げる展開となり、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比242.12ドル安の11,613.30ドルで引けた。
本日の東京市場では、福島原発の事態悪化を受けて各国の株式市場が急落し、為替市場でも大幅な円高が進行しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。市場の予想レンジとしては8,800円−8,200円となっている。
 
為替:円が買われる
16日の外国為替市場では、前日に引き続き、日本で発生した大地震の影響を受けて、円キャリートレードの巻き戻しが起こっていることなどを受けて、円が主要通貨に対して上昇し、ドル円は一時76円台前半まで急騰し、史上最高値を更新する展開となっている。
本日は、米2月消費者物価指数(予想:前月比+0.4%)、週間新規失業保険申請件数(予想:38.7万件)、米2月鉱工業生産(予想:+0.6%)などの経済指標の発表が予定されている。さらに、被害が拡大する福島原発や急激な円高を受けた日銀の円売り介入などの動向にも注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.00−80.00円となっている。

商品:NY金反発
16日のNY原油先物取引は、リビアで政府軍と反体制勢力が各地で衝突し、一段の事態悪化が懸念されたこと、バーレーンで非常事態宣言が発動されたことなどを背景に、買いが先行し、一時99.60ドルを付けた。しかし、午後に入り、米株式市場が急落したことを受けて、大きく上げ幅を縮める展開となり、中心限月の4月限の終値は、前日比0.80ドル高の1バレル97.98ドルで引けた。
NY金先物取引では、原油価格の急騰を受けた買いが入り、一時1,400ドルを回復したものの、午後に入り、原油価格や株式市場に連れて値を削る展開となり、中心限月の4月限の終値は、前営業日比3.30ドル高の1オンス1,396.10ドルで引けた。