どこへ・・・

  日経先物、ドル・円ともに落ちるところまで落ちないと決着が付かない形勢ですが、中途半端に下げたところでしつこく買いが入るので面倒です。基本はショートなんですが、ちょっとした材料に反応して上に持っていかれたら、やっかいなので、よほどうまくエントリーしないと乗れません。
  先物の25日線に全くからまなかったのと同様、フィボナッチの某ポイントも決め手にはなっていません。というか、そんな小ざかしいテクニカル指標を持ち出したところで、歯止めがかかるような状況ではないのです。欧米の国家破綻の連鎖が現実化しつつあるということです。
  この場面では、買っている連中がバカです。しかし、決着をつけるには、一本長い陰線がほしいところですが、なかなか出てきません。ベージュブック? 欧州の国債入札失敗?
  この場面では、ずどんと勢いよく下に行かない限り、政策介入を待ってロングで安全に稼ぐ方が賢明です。結果論として、1ドル=84円台で転換でしたが、ショート目線になれたでしょうか? ちらりと「頭打ちになってもおかしくない」みたいな記憶がありますが、新年度入りしてからの需給の好転、1~3月期の企業決算、比較的好調だったマクロ指標などなどを勘案すると、テクニカル意外に売る理由はありませんでした。
 現時点では落としどころがどこなのか、まったく見えません。 適当に落としどころを見つけて下げ渋るか、かなり深く落ち込んでから、政策介入が入るのを待つしかありませんね。止まらないなら、8400割れ、75円割れまで想定しておく必要があります。
  あと毎度のことですがしょうもないコメントを寄せるのはやめてくださいね。「北朝鮮ミサイル発射で円安では」という頭の悪い質問がありました。
  こちらは投資顧問ではないので、自分の頭で考えてください。円安の理由は何ですか? 「有事のドル買い」とかいう答えだったら、相当バカですよこの人。トレードの資質がないと思った方がいい。ミサイル発射で円安になると確信するのなら、自分でドルを買ってみればいいじゃないですか。ただそれだけの話です。
  一つだけヒントを言うなら、こじつければ上がろうと、下がろうと、何とでも言い訳が立つということ。分かりました? 分かんないだろうなぁ、おそらく。こういう人とはかかわりたくないですね。