ラーメン道 寒い日はこれしかない! 高田馬場・早稲田編1

  この冬は例年より寒さが厳しいですが、雪は全然降っていなかったんですね。東京に平年より2週間以上遅い初雪が降った日、「寒い日は味噌ラーメンしかないだろ」ということで、味噌ラーメンを食べに行ってきました。
  話はそれますが、先日(1月11日)に荻窪の二葉を紹介しましたが、10日ぐらいたってからラーメン好きみたいな人からわざわざコメントをいただき、「客が少なくなったから閉店するというのは、勝手な判断ではないでしょうか」みたいな頭の悪い内容だったのですが、面倒なのでばっさり切らせてもらいます。荻窪の教会通にある二葉の店舗は客の入りが悪いからいったん閉店するんです。断言します。
  昔は、行列ができるほどの人気店だったんです。でも地の利が悪いからだんだん客足が遠のいて、メニューも、素朴な醤油ラーメン一本(チャーシューとかワンタンのバリエーションは別にして)だったのですが、味付けを変えたり、つけ麺を始めたりして、客のニーズをつかもうと努力していたのです。それに教会通の店で客が入るならわざわざ駅前に店を設けないでしょう。
  昔の味で客がわんさと入るなら閉店する必要はあるのでしょうか? それとコメントの中で、教会通の店は完全に閉店するみたいなことが書かれていましたが、わざわざ張り紙の画像をアップしています。塩ラーメン主体で「リニューアルオープン」をするんです。あと「あの味は」とか書いていましたが、何度も繰り返しますが、味は昔の味とがらりと変わっていますからね。したり顔で評価しないでください。
  まあ、言葉足らずな部分もあったとは思いますが、最近はゆとり教育の影響なんでしょうかね、やはり。頭の悪さが際立ちます。もうちょっと内容をよく読んで、想像力を働かせろよと。
  前に韓流について書いたときも、批判的だったので「ネトウヨか」みたいなコメントいただきましたが、普段の記事を読んでから書き込めよと。サムスン電子などリスペクトするところはしますが、基本的には韓国なんて中国や日本に占領され、卑屈な歴史をたどってきた人たちで、性格もじめじめしてひん曲がっているので、軽蔑しています。戦後70年近くたって賠償を求めてくる卑しさですよ。
  ラーメンとか、韓流とかに興味がある人がわざわざ先物ブログまでやってきて、コメントを寄せてくれるのですが、よほどの暇人なんでしょうね。あー、毎度、頭の悪い奴からコメントもらうと運気は落ちるし、疲れます。


  さて、本題。私は札幌に住んでいましたが、やはり寒い日は味噌ラーメンがいいですね。雪道を歩いて冷えた体で味噌ラーメンのスープを一口すする瞬間は至福の時だと思います。とんこつラーメンはこれまで、あまり興味はなかったのですが、年中食べられているとはいえ、あれも寒い日に向いている気がします。
  で今回訪れたのは、見る人によっては「そこかよ!」と突っ込まれそうで、非常にベタなのですが、西早稲田の「えぞ菊」です。私がずっと本店だと勘違いしていた戸塚店(早稲田通り沿いのお店)は、高田馬場と早稲田のちょうど中間地点の明治通りと早稲田通りが交差する地点の近くにあり、以前は駅から歩くのが面倒だったのですが、東京メトロ副都心線が開業し、西早稲田駅が最寄り駅になりました。しかも、駅の近くに「本店」があります。


  ネットによると、開店は1968年。東京で味噌ラーメンというと、とりあえずこのお店が頭に浮かびます。食べログで北海道出身の方が書き込まれていましたが、「東京風札幌味噌ラーメン」という表現がぴったりです。本場の味を意識しながら、どこか違うという。
  このえぞ菊戸塚店は、店内は広いのですが、ランチ時や夕方は結構、混雑します。以前日曜日に新大久保で韓国料理を食べようと思ったら、どの店も混んでいたので、次善の策としてえぞ菊を訪れたときも、午後3時すぎだったにもかかわらず、かなり混み合っていました。今回は2時すぎだったのですが、平日のせいか、珍しくがらがらでした。


  味噌チャーシュー麺を注文しました。ランチタイム(11時~15時)は麺か野菜を大盛りにできるということなので、野菜大盛りです。学生街だけあってこのボリューム感は、さすがだと思います。
  北海道の人のコメントでは、塩分が多くて、麺が好みの堅さでなかったとありましたが、何となく分かるような気がします。塩分に関しては1968年の創業当時は札幌でもこんな味だったのかなという気もしますが、微妙に札幌の味噌ラーメンと違うんですよね。それでいてこの方もかかれているように「札幌を思い出して懐かしい味だ」という。好意的に評価する人が多いのではないでしょうか。麺の堅さはリクエストすれば変えてもらえると思いますが、本場札幌は固ゆでが多いですね。
  本場札幌でもそうですが、それぞれの店で、味噌、スープの原料、麺、具材などへのこだわりがありますが、大事なのは「勢い」ですよね。極端な話、カレーと一緒で、味噌を入れれば、味は調うんですよ。だから、味噌ラーメンらしさをのびのびと出せるかが勝負。繊細な部分を持つ醤油ラーメンと違う点で、そこが醍醐味でもあります。
  もちろん味付けによって好みが分かれる部分はあることは承知ですが、がっつりと味噌ラーメンを食べたい人はぜひチャレンジしてみてほしい味です。
  ただちょっと気になるのは、これは本場札幌でもそうなのですが、チャーシュー麺を頼むと、チャーシューが冷えていて温度差があるのと、冷えている分、脂肪の部分がカチカチになっていること。熱々のスープに浸して軟らかくなるまで待てばいいのですが、これはどうにかならないかといつも思います。


  それと食べログで非常におもしろいコメントがあったのですが、「味噌ラーメン屋で醤油ラーメンを頼むのがミソ」とあったのですが、うなずけます。味噌ラーメンのベースのスープを醤油味にしてもなかなかいけるケースは多いです。
  ただ、麺が味噌ラーメン用なので、鹹水臭さがあり、普通の醤油ラーメンとは別物と考えた方がいいでしょうね。