我慢の時

  朝起きて、為替が81.70まで上昇していたのを見た時は、正直、この動きは読めていたので、「買っておけばよかった」と非常に悔しい思いをしました。先物も同様ですね。8650まで目指してきました。
  が、その後、日銀の金利据え置きを受けて、軟調になりました。これは昨日の欧州市場が休場だったので、大きな動きを避けたのと、金融緩和あるいは為替介入催促の意味合いがあります。
  もはや、2月中旬以降の単純な上昇局面ではないということです。先週末の雇用統計で決定的になったということは、すでにご案内の通りです。
  思わず手を出してしまいそうですが、こういうところは下手に触らない方がいいでしょう。上昇するときは、分かりやすい動きをするので、待っていればそのうちチャンスはあります。ただし、3カ月に1回ぐらい。
  「アクティブにトレードすることで稼ぐんだ」という人や、自信のある人は、いいですが、普通に考えてそんなに簡単に相場の動きについていけるとは思えません。
  こうなると、下げるところまで下げないと収拾がつかないのです。下げ渋る上に、政策介入の影がちらつくので非常に難しいのですが、相場が悲観一色、あるいはゆるゆるになってしまい、「ここで政策介入を入れないでどうするの?」といったところまで下げない限り、ロングでは入れません。
  短期で稼ぐのはあきらめ、時機が来るのを待ちましょう。とにかく、「勝ち逃げ」してくださいね。