腸内の善玉菌を増やすべく、今年に入ってから植物性乳酸菌を多く含む食品の摂取を続けていますが、これまでのところ、それなりの効果が出ていると感じています。
例年、今の時期は花粉症に端を発して、体調不良に苦しんでいました。夜寝るときもくしゃみが止まらず、恒常的な睡眠不足に悩まされたり、日中も両鼻が鼻炎でふさがってしまい呼吸をするのも困難となり、しかも鼻の通りをよくする薬を使うと依存症になってしまい、逆効果になってしまったりと、一年の中でも健康が優れない時期なのですが、症状が軽く済んでいます。
もっとも、今年の場合、「史上最悪」とも言われた、昨年と比べると飛散する花粉量ははるかに少ないらしいので、一概に比較できないし、今年にしても花粉が多い時期は、目がかゆくなったり、くしゃみが出たりしたので、花粉が猛烈に飛ぶ状況でも大丈夫だったかどうかは確信が持てない部分はあるものの、少なくとも大崩れはしませんでした。
花粉に関しては、スギ花粉だけでなく、ほかの植物の花粉にも反応するようで、5月の連休明けくらいまでは予断を許さず、乳酸菌の効果を云々するのはまだまだ、早計かも知れません。ただ、いつもの年とは明らかに体調が違うのは感じています。
花粉シーズンと並んで、冬場は体温が奪われ、活動がどうしても落ち、体質的に合わない季節なのですが、長くて厳しい冬を寝苦しさを感じつつも、何とか無事に乗り切れました。
一番、顕著に効果を感じているのは、やはり腸の働きですね。昨年5月以降、ダイエットを開始し、食べる量がかなり減り、便秘気味だったのですが、ほぼ解消されました。あと、冬場は肌荒れがひどいのですが、これもかなり症状が緩和され、肌がきれいな状態を維持することができました。
今まで、食生活をあまり意識していなかったので、全体的に見ると、微々たるものなのかも知れませんが、それでも変化を感じるところは大いにありますね。
植物性乳酸菌とはいっても、みそ汁を飲む回数を増やしたり、食事に漬物を1品加えたり、夜寝る前に某植物性乳酸菌飲料を摂取するとか、そんな程度のことなのですが、少しでも体調が改善し、快適な生活が送ることができるならば、立派な結果だと言えるでしょう。
最近になって花粉症がやたらとクローズアップされる背景には、無計画なスギの木の植林がやはり一番の元凶なんでしょうけど、食生活の変化も大きな要因なのかもしれません。私自身、つい最近まで、みそ汁を飲むのは週に1、2回あるかないか程度で、漬物も大して食生活の中で重要な位置ではないし、日本酒も飲まないので、植物性乳酸菌とはほぼ無縁の生活でした。
そんな状態でしたから、突然、植物性乳酸菌を摂取しだして、一気に体調に変化が表れたのかもしれません。私だけでなく、日本の伝統的な食生活から懸け離れてしまい、植物性乳酸菌を取る機会が激減している人は少なくないでしょうから、心当たりのある人は試す価値はあると思います。
ただ、植物性乳酸菌を特別に摂取しなくても、元々、強い菌が腸内にすんでいるという人や、植物性乳酸菌を含む食品が何らかの理由で体質に合わないという人は逆効果になる可能性もあります。
あと、乳酸菌というと、ヨーグルトやチーズなど動物性のものもあり、ヨーグルトなんかは健康にいいというイメージがありますが、原料の牛乳に最近が含まれているケースが多く、動物性乳酸菌とともに雑菌が繁殖しているケースも少なくないらしいので要注意です。
また、植物性と比べ、動物性の食品は一般的にそれぞれの体に合う、合わないがはっきりしているので、合わなければ無理に合わせる必要はありません。特に腸と脳は心身の健康を保つ上で、重要な“臓器”なので、いろいろと食品を試して、ベストな状態をキープできる物を探す努力をするのがいいですね。