東京電力の罪と罰(担当記者が教える! 今週の日経ビジネスはこう読め!)

 未曾有の大震災とともに、原子力発電の安全神話は脆くも崩れ去った。 福島第一原発の空撮写真。青の部分が津波が押し寄せたエリア。1〜6号機まで周囲は水で埋め尽くされた(写真:東京電力)  東京電力・福島第1原子力発電所の事故は原子炉の爆発という最悪の事態を完全に回避するまでに半年から9カ月、原子炉の廃炉という事態の最終収束には20年以上もかかりそうだ。  だが、この事故は東電の言う「想定外の津波」が引き起こしたものではない。「想定外」としてきたものは実際には、「想定内」だったものがいくつもあった。例えばその1つは「大津波」。東北全域を大津波が襲う可能性は既に2009年6月の原子力安全・保安部会で地質専門家から指摘されていたのだ。

日経平均始値9705.90円

外国人売買動向
買い 5500000株
売り 4700000株
差引き 800000株買い越し

NY 12,505.99 +52.45
ナスダック 2,820.16 +17.65
NY原油 112.29 +0.84

日経平均前日比プラス10円の9690円で取引スタート。
前日のニューヨークダウ平均は続伸。

デイトレード値動き注目目柄
4819 デジタルガレージ
2766 日本風力開発
1711 省電舎
4116 大日精化工業
3632 グリー
2371 カカクコム
3092 スタートトゥデイ
7259 アイシン精機
4185 JSR
6665 エルピーダメモリ
6976 太陽誘電
7516 コーナン商事
4751 サイバーエージェント

2011年4月25日のマーケット予想

株:NYダウ休場
22日の欧米株式市場は、グッドフライデーのため休場。
本日の東京市場では、欧米市場が休場のため材料不足による薄商いの中、動きづらいとの声がある。市場の予想レンジとしては9,600円−9,750円となっている。

為替:同意薄の展開
22日の外国為替市場では、欧米市場がイースター休暇で休場となったため、市場参加者が極端に少なく、動意薄の展開となった。NY終値ベースで、ドル円は81円台後半、ユーロドルは1.45ドル台半ばとなっている。
本日は、欧州市場を中心にイースター休暇で休場となっているものの、米国市場は本日から取引が行われ、経済指標の発表では、3月新築住宅販売件数(予想:28.0万戸)が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては81.50−82.50円となっている。

商品:NY市場休場
22日のNY商品市場もグッドフライデーのため休場。
なお、東京市場の夜間取引は、海外市場が休場となり、手掛かり材料難から見送りムードが強まり、小動きとなっている。      

                                                                                          

処方箋1:総人件費の抑制が急務(自衛隊の装備を検証する〜震災対応から垣間見える課題)

 これまで2回にわたって自衛隊が有事に必要な装備を調達できていないことを説明してきた。戦車や戦闘機など一部の正面装備はそろえているが、これだけでは有事に戦えない。最大の問題は、自衛隊が有事を想定して装備の調達や維持を行ってこなかったことにある。  多くのメディアが現場の自衛官の献身的な働きを報道しているが、自衛隊のシステムとしての問題点を指摘するメディアはほとんどない。  現場のガンバリズムだけでは、戦術的な勝利は得られても、戦略的な勝利を得ることはできない。現場のガンバリズムに期待して現状を放置するのは現場の隊員たちの努力を裏切る行為でもある。 まずは総人件費の抑制を  では現在の装備の問題点をどう解決するか。

企業の支援「ロジとマッチング」が足りない(復興への道)

 東日本大震災の被災地域では復興に向けての動きが始まっているが、依然として10万人以上が避難所で暮らすなど、厳しい生活を強いられている被災者もまだ多い。被災地の支援活動を続けているユニセフ・ソマリア事務所の國井修氏に、避難所の状況や企業からの支援で求められているものなどを聞いた。  國井氏は3月21日掲載のインタビュー『お母さんと子供に「安息の空間」を』に登場後、被災地入りし、現在は宮城県災害保険医療支援室のコアスタッフを務めている。 (聞き手は谷口徹也=日経ビジネスオンライン副編集長) —— 前回のインタビュー後、被災地入りされました。 國井修氏  宮城県の主要な町の避難所を回ってきました。

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