タグ別アーカイブ: マーケット予想

2012年6月6日のマーケット予想

株:NYダウ反発
5日の米株式市場は、5月ISM非製造業景況指数53.7と前月から改善したことなどを好感し、買いが優勢となった。ただ、欧州圏の債務問題をめぐる懸念がくすぶっていることや、6日のECB理事会、7日のバーナンキFRB議長の議会証言を控えて、様子見ムードが広がっていることから、上値は限定的となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比26.49ドル高の12,127.95ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇していることや、為替市場で円安基調となっており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,455円となっており、株式市場の予想レンジは、8,350円−8,500円となっている。

為替:ユーロが下落
5日の外国為替市場では、スペインのモントロ財務相が、市場での資金調達が困難になりつつあると発言するなど、同国の財政問題に対する懸念が広がったことや、G7財務相・中央銀行総裁による緊急電話協議で、共同声明の発表が見送られたことなどを受けて、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台後半、ユーロドルは1.24ドル台半ばとなっている。
本日は、ECB理事会(政策金利の公表)や、米地区連銀経済報告(ベージュブック)の公表などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.40−79.00円となっている。

商品:NY原油続伸
5日のNY原油先物取引は、米経済指標が市場予想を上回ったことなどを好感し、続伸して引けた。中心限月の7月限の終値は、前営業日比0.31ドル高の1バレル84.29ドルで引けた。
NY金先物取引では、中国などアジア圏の現物需要とみられる買いが入ったことや、米国の追加金融緩和に対する期待感などを背景に買いが優勢となった。ただ、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことから、上値は限定的となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比3.00ドル高の1オンス1,616.90ドルで引けた。  

                                                                                          

2012年6月5日のマーケット予想

株:NYダウ続落
4日の米株式市場は、米4月製造業新規受注が前月比-0.6%と市場予想を大幅に下回ったことや、先週末の雇用統計も失望する内容だったことなどが嫌気され、軟調に推移した。ただ、カナダ財務相がG7財務相・中央銀行による電話会議を5日に行うと明らかにし、欧州債務問題の打開に向けた案が示されるのではないかとの期待感が浮上したことなどを受けて、買い戻しが優勢となり、NYダウはプラス圏を回復することはできなかったものの、ナスダック総合指数とS&Pはプラス圏を回復して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比17.11ドル安の12,101.46ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下げ止まったことや、為替市場で円安基調となっており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8335円となっており、株式市場の予想レンジは、8,250円−8,400円となっている。

為替:ユーロが上昇
4日の外国為替市場では、フランスと欧州委員会が、欧州安定メカニズムを経営難に直面する銀行の支援に活用することを支持すると表明したことを受けて、欧州当局がユーロ圏の財政を強化するとの期待感が広がったことから、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.25ドル近辺となっている。
本日は、豪準備銀行理事会(政策金利の公表)や、ユーロ圏4月小売売上高(予想:前月比+0.2%)、5月ISM非製造業景況指数(予想:54.0)などに注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.00−78.60円となっている。

商品:NY原油反発
2日のNY原油先物取引は、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことや、ここ最近の急落を受けた安値拾いの買いが入り、5日ぶりに反発して引けた。中心限月の7月限の終値は、前営業日比0.75ドル高の1バレル83.98ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、為替市場でドル安が進行したことを好感した買いが入る場面もあったものの、前営業日に大幅上昇した金に利益確定の売りが入り、反落して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比8.20ドル安の1オンス1,613.90ドルで引けた。  

                                                                                          

2012年6月4日のマーケット予想

株:NYダウ続落
1日の米株式市場は、5月米雇用統計で失業率が8.2%、非農業部門雇用者数が+6.9万人増にとどまったことや、5月ISM製造業景気指数53.5といずれも市場予想を下回ったことを受けて、ほぼ全面安の展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比274.88ドル安の12,118.57ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,255円となっており、株式市場の予想レンジは、8,200円−8,350円となっている。

為替:ドルが下落
1日の外国為替市場では、米雇用統計が予想以上に悪い内容となり、FRBによる追加金融緩和観測が高まったことなどを受けて、ドルが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円近辺、ユーロドルは1.24ドル台前半となっている。
なお、前週末にドル円が77円台に突入した際に、日本当局が円高抑制に向けて介入を行ったとのうわさがあるなど、日銀・政府の円売り介入への警戒感が強まっており、注意する必要がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.80−78.50円となっている。

商品:NY原油続落
1日のNY原油先物取引は、米雇用統計が市場予想を下回ったことや、中国の5月製造業購買担当者景況感指数が低下したことなどが嫌気され、大幅続落となった。中心限月の7月限の終値は、前営業日比3.30ドル安の1バレル83.23ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、米雇用統計が市場予想を下回ったことを受けて、米国の追加金融緩和観測が高まったことに加えて、テクニカル要因からの買いも入り、1,600ドル台の大台を回復して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比57.90ドル高の1オンス1,622. 10ドルで引けた。  

                                                                                          

2012年6月1日のマーケット予想

株:NYダウ続落
31日の米株式市場は、米5月ADP雇用報告が+13.3万人、5月シカゴ購買部協会景気指数が52.7となるなど、発表された米経済指標が市場予想を下回ったことや、欧州の債務問題に対する懸念などが嫌気され、一時12,316ドルを付けた。ただ、午後に入り、IMFがスペインへの金融支援に向けて対応を協議しているとの報道をきっかけに買い戻しが優勢となり、一時プラス圏を回復したものの、その後、IMFラガルド専務理事が報道を否定したことで、売りが膨らみ、マイナス圏に沈んだ。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比26.41ドル安の12,393.45ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,485円となっており、株式市場の予想レンジは、8,450円−8,600円となっている。

為替:円が上昇
31日の外国為替市場では、米経済指標が軒並み市場予想を下回ったことや、スペインの国債利回りが過去最高水準で高止まりするなど、欧州圏の債務問題に対する懸念が強まる中で、安全資産といわれる円が上昇する展開となっ
た。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.23ドル台半ばとなっている。 本日は、5月米雇用統計(予想:失業率8.1%、非農業部門雇用者数+15.0万人)、5月ISM製造業景気指数(予想:53.9)など、注目される経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.00−78.80円となっている。

商品:NY原油続落
31日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比220万バレル増となり、市場予想を上回る積み増しとなったことや、米経済指標が市場予想を下回ったことなどが嫌気され、続落して引けた。中心限月の7月限の終値は、前営業日比1.29ドル安の1バレル86.53ドルで引けた。
NY金先物取引では、為替市場でユーロ安が進行したことや、原油相場の下落に連れる展開となり、売りが優勢となった。ただ、欧州の債務問題が深刻化する中で、安全資産とされる金塊に引き続き買いが入り、下値も限定的となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比1.50ドル安の1オンス1,564.20ドルで引けた。  

                                                                                          

2012年5月31日のマーケット予想

株:NYダウ反落
30日の米株式市場は、スペイン民間部門の銀行預金が減少したことが明らかになり、同国の金融システムに対する懸念が高まったことや、イタリアが行った5年、10年物国債入札で、利回りが急上昇するなど、欧州債務問題が深刻化するとの懸念が広がり、大幅反落となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比160.83ドル安の12,419.86ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,500円となっており、株式市場の予想レンジは、8,400円−8,600円となっている。

為替:ユーロが下落
30日の外国為替市場では、欧州圏の債務問題に対する懸念が強まる中で、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は79円台前半、ユーロドルは1.23ドル台半ばとなっている。
本日は、5月ユーロ圏消費者物価指数(予想:前年比+2.5%)、米5月ADP雇用報告(予想:14.8万人)、米第1四半期GDP改定値(予想:前期比+1.9%)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.60−79.40円となっている。

商品:NY原油続落
30日のNY原油先物取引は、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、株式市場の下落に連れる展開となり、大幅続落となった。中心限月の7月限の終値は、前営業日比2.94ドル安の1バレル87.82ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、欧州の債務問題が深刻化する中で、安全資産とされる金塊に買いが入り、反発して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比14.70ドル高の1オンス1,563.40ドルで引けた。