タグ別アーカイブ: マーケット予想

2011年8月19日のマーケット予想

株:米株式市場急落
18日の米株式市場は、米当局が欧州系銀行の米国部門の資金調達に不安感を持っているとの一部報道などを背景に、欧州株式市場が急落した流れを受けて、米株式市場も下落して始まった。さらに、8月フィラデルフィア地区連銀景況指数が-30.7と2009年3月以来の水準に落ち込んだことや、週間新規失業保険申請件数も40.8万件と前週から増加したことなども悪材料となり、金融株を中心にほぼ全面安の展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比419.63ドル安の10,990.58ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が急落しており、マイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,760円となっており、市場の予想レンジとしては8,700円−8,900円となっている。

為替:ユーロや資源国通貨が下落
18日の外国為替市場では、米経済指標が低調な結果となるなど、世界経済の先行きに対する懸念強まる中で、リスク回避の動きが強まり、ユーロや資源国通貨が下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台半ば、ユーロドルは1.43ドル台前半となっている。
本日は、独7月生産者物価指数(予想:前月比+0.1%)などの経済指標の発表が予定されているものの、注目される材料はなく、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.00−77.00円となっている。

商品:NY金続伸
18日のNY原油先物取引は、米経済指標が低調な結果となったことや、欧米株式市場が急落し、世界経済の先行き不透明感が強まったことなどを背景に、エネルギー需要の先細り懸念が膨らみ、急反落となった。中心限月の9月限の終値は、前営業日比5.20ドル安の1バレル82.38ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、米7月消費者物価指数が前月比+0.5%となり、インフレ懸念が高まったことに加えて、世界経済の先行き不安が強まる中で、安全資産としての金を買う動きが強まり、終値で初めて1,800ドルの大台に乗せた。中心限月の12月限の終値は、前営業日比28.20ドル高の1オンス1,822.00ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年8月18日のマーケット予想

株:米株式市場はまちまち
17日の米株式市場は、ディスカウント大手ターゲットの5-7月期業績が市場予想を上回ったことなどを好感し、上昇して始まった。しかし、その後は、パソコン大手デル売上高見通しを下方修正したことや、7月米卸売物価指数が前月比+0.2%と上昇が市場予想を上回り、インフレ懸念が高まったことが嫌気され、値を削る展開となり、NYダウとS&Pはプラス圏を維持したものの、ナスダックはマイナス圏に沈んだ。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比4.28ドル高の11,410.21ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場がまちまちだったことや、国内でも手掛かり材料が乏しいことから、動きづらいとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,040円となっており、市場の予想レンジとしては9,000円−9,100円となっている。

為替:スイスフランが上昇
17日の外国為替市場では、スイス中銀が当座預金の残高目標を引き上げる方針を発表し、必要に応じてさらなるフラン高対策を講じると再表明したものの、より大胆な措置を見込んでいた市場参加者の間で失望感が広がり、スイスフランが買い戻される展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台半ば、ユーロドルは1.44ドル台前半となっている。
本日は、英7月小売売上高(予想:前月比+0.3%)、米7月消費者物価指数(予想:前月比+0.2%)、8月フィラデルフィア地区連銀景況指数(予想:3.7)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.00−77.00円となっている。

商品:NY金続伸
17日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計において、ガソリン在庫が前週比350万減となり、市場予想を上回る取り崩しとなったことが好感され、一時89ドル台を付けた。ただ、原油在庫が前週比420万バレル増と大幅な積み増しだったことや、午後に入り株価が弱含んだことが上値を抑える展開となり、中心限月の9月限の終値は、前営業日比0.93ドル高の1バレル87.58ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、欧米経済の先行き懸念がくすぶっていること、米7月卸売物価指数が2ヶ月ぶりに上昇に転じ、インフレ懸念が強まったことなどを背景に金を買う動きが強まり、前日に続き史上最高値を更新して引けた。中心限月の12月限の終値は、前営業日比8.80ドル高の1オンス1,793.80ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年8月17日のマーケット予想

株:NYダウ反落
16日の米株式市場は、ユーロ圏第2四半期GDPが前期比+0.2%となり、市場予想より悪い内容となった。特に、ユーロ圏の中心であるドイツの第2四半期GDPが前期比+0.1%と失速し、ユーロ圏の景気先行きに対する不透明感が強まったことが嫌気され、下落して始まった。その後も、フランスとドイツの首脳が会談後の記者会見で、ユーロ圏の統合促進や財政赤字に上限を設ける案などが発言されたものの、ユーロ圏の救済基金の増額などには言及しなかったことなどが悪材料となり、終始売りが優勢となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比76.97ドル安の11,405.93ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,060円となっており、市場の予
想レンジとしては9,000円−9,150円となっている。

為替:ユーロが下落
16日の外国為替市場では、ユーロ圏第2四半期GDPが市場予想より悪い内容になったことや、フランスとドイツの首脳会談が、欧州圏の債務問題に対する懸念を払拭するには至らなかったことなどを背景に、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台後半、ユーロドルは1.44ドル近辺となっている。
本日は、英中銀議事録の公表が予定されている。経済指標の発表では、米7月生産者物価指数(予想:前月比+0.1%)、などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.30−77.30円となっている。

商品:NY金続伸
16日のNY原油先物取引は、ユーロ圏の第2四半期GDPの成長が鈍化し、景気後退に対する懸念が強まったことなどを背景に、売りが優勢となり、中心限月の9月限の終値は、前営業日比1.23ドル安の1バレル86.65ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、ユーロ圏の第2四半期GDPの成長が鈍化したことや、フランスとドイツの首脳会談が、欧州圏の債務問題に対する懸念を払拭するには至らなかったことなどを背景に、安全資産としての金を買う動きが強まり、終値ベースで史上最高値を更新して引けた。中心限月の12月限の終値は、前営業日比27.00ドル高の1オンス1,785.00ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年8月16日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
15日の米株式市場は、米グーグルが通信機器大手モトローラを125億ドルで買収すると発表したことを受けて、今後、M&Aが活発化するとの期待感が高まり、3日続伸となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比213.88ドル高の11,482.90ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,135円となっており、市場の予想レンジとしては9,050円−9,200円となっている。

為替:ユーロが上昇
15日の外国為替市場では、16日に行われる仏サルコジ大統領と独メルケル首相の会談で、ユーロ圏債務問題について、前向きな結果が得られるとの期待感が膨らむ中で、ユーロがドルや円に対して上昇した。NY終値ベースで、ドル円は76円台後半、ユーロドルは1.44ドル台半ばとなっている。
本日は、独第2四半期GDP(予想:前期比+0.5%)、英7月消費者物価指数(予想:前月比-0.1%)、米7月住宅着工件数(予想:60.0万戸)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.30−77.30円となっている。

商品:NY金反発
15日のNY原油先物取引は、欧米株式市場が堅調だったことや、為替市場でドル安が進行したことなどを追い風に反発した。中心限月の9月限の終値は、前営業日比2.50ドル高の1バレル87.88ドルで引けた。
NY金先物取引では、NY製造業景況指数が-7.72と市場予想を大幅に下回るなど、米経済指標が低調な結果となり、安全資産の金に買いが入ったことに加えて、為替市場のドル安も支援材料となり、3日ぶりに反発した。中心限月の12月限の終値は、前営業日比15.40ドル高の1オンス1,758.00ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年8月15日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
12日の米株式市場は、8月ミシガン大消費者信頼感指数が54.9と約30年ぶりの低水準に落ち込んだのが嫌気され、下落する場面もあったものの、米7月小売売上高が前月比+0.5%と、まずまずの内容だったことや、イタリアなどで金融株の空売り規制強化を受けて欧米株式市場が上昇したことなどを背景に、堅調に推移した。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比125.71ドル高の11,269.02ドルで引けた。
本日の東京市場では、前週末に米株価が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,040円となっており、市場の予想レンジとしては8,950円−9,150円となっている。

為替:スイスフランが下落
12日の外国為替市場では、スイス国立銀行がスイスフランをユーロにペッグさせる可能性があるとの観測を背景に、スイスフランがドルやユーロなどに対して下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台後半、ユーロドルは1.42ドル台半ばとなっている。
本日は、日第2四半期GDP速報(予想:前期比年率:-2.6%)、8月NY州製造業景況指数(予想:0.00)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.00−77.50円となっている。

商品:NY金続落
12日のNY原油先物取引は、米小売売上高が堅調な内容となったことなどを好感し、一時87.37ドルまで上昇した。しかし、ミシガン大消費者信頼感指数が市場予想を下回る悪い内容だったことが明らかになると、一転してマイナス圏に沈んだ。中心限月の9月限の終値は、前営業日比0.34ドル安の1バレル85.38ドルで引けた。
NY金先物取引では、欧米株式市場が堅調に推移したことや、11日に金先物の証拠金が引き上げられたことが引き続き弱材料となり、続落となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比8.90ドル安の1オンス1,742.60ドルで引けた。