タグ別アーカイブ: マーケット予想

2011年7月21日のマーケット予想

株:NYダウ反落
20日の米株式市場は、アップルが過去最高の決算を発表するなど、好調な企業業績を背景に上昇する場面もある一方、6月米中古住宅販売件数が477万件と前月より悪化する結果となるなど、強弱材料が交錯する中で、前日終値近辺で揉み合う展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比15.51ドル安の12,571.91ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場は下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が10,055円となっており、市場の予想レンジとしては9,950円−10,050円となっている。
 
為替:ユーロが上昇
20日の外国為替市場では、21日に開催されるユーロ圏首脳会議でギリシャに対する追加支援が決定されるとの期待感から、引き続きユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台後半、ユーロドルは1.42ドル台前半となっている。
本日は、ユーロ圏首脳会議の開催が予定されており、ギリシャ債務問題への対応策が合意されるかどうかなどに注目が集まっている。経済指標の発表では、英6月小売売上高(予想:前月比+0.5%)、7月フィラデルフィア地区連銀景況指数(予想:2.0)、週間新規失業保険申請件数(予想:41.0万件)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.40−79.40円となっている。
 
商品:NY金続落
20日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比370万バレル減となり、市場予想を上回る取り崩しとなったことから、需給引き締まり観測が強まったことを背景に買いが優勢となり、一時99.02ドルまで上昇した。ただ、その後は、最近の上昇を受けた利食い売りや、軟調な米株式市場を眺めて、上げ幅を縮小する展開となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比0.64ドル高の1バレル98.14ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、欧米債務問題が間もなく解決されるのではないかとの期待感が広がる中で、安全資産としての金が売られる展開となり、中心限月の8月限の終値は、前営業日比4.20ドル安の1オンス1,596.90ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年7月20日のマーケット予想

株:NYダウ反発
19日の米株式市場は、IBMやコカコーラが発表した四半期決算が好調な内容となったことを受けて、ハイテク株や消費関連株などが上昇した。さらに、オバマ大統領が超党派の議員グループが作成した財政赤字削減策を支持する旨の声明を発表し、難航する米連邦債務上限の引き上げ問題で合意が得られるとの期待感が広がり、一段高となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比202.26ドル高の12,587.42ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が大幅上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,995円となっており、市場の予想レンジとしては9,900円−10,050円となっている。
 
為替:ユーロが上昇
19日の外国為替市場では、21日に開催されるユーロ圏首脳会議でギリシャに対する追加支援が決定されるとの期待感が広がったことや、イタリアとスペインの国債利回りが低下したことを好感し、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は79円台前半、ユーロドルは1.41ドル台半ばとなっている。
本日は、英中銀議事録の公表や、米6月中古住宅販売件数(予想:490万件)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.50−79.50円となっている。

商品:NY金反落
19日のNY原油先物取引は、米株式市場が堅調に推移したことや、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを好感し、反発した。中心限月の8月限の終値は、前営業日比1.57ドル高の1バレル97.50ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、原油価格の高騰や、為替市場でドル安が進行したことなどを背景に買いが優勢となり、一時1,610.70ドルを付けた。ただ、その後は、史上最高値を付けた達成感から利食い売りなどが活発化し、11日ぶりに下落して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比1.30ドル安の1オンス1,601.10ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年7月19日のマーケット予想

株:NYダウ反落
18日の米株式市場は、15日に公表された欧州の銀行ストレステストについて、審査の基準が甘すぎるとの見方が広がり、銀行株が下落したことに加えて、米国の法定債務上限の引き上げをめぐって、協議が一向にまとまらないことなどが嫌気され、反落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比94.57ドル安の12,385.16ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,865円となっており、市場の予想レンジとしては9,800円−10,000円となっている。
 
為替:ユーロが下落
18日の外国為替市場では、欧州圏の債務問題の行方に不透明感が強まる中で、ユーロがドルやスイスフランなどに対して下落する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は79円近辺、ユーロドルは1.41ドル近辺となっている。
本日は、豪中銀理事会議事録の公表、加中銀金融政策委員会で政策金利の発表が予定されている。経済指標では、7月独ZEW景気期待指数(予想:-12.4)、米6月住宅着工件数(予想:+57.5万戸)などが予定されている。ドル円の市場の予想レンジとしては78.50−79.50円となっている。

商品:NY金史上最高値更新
18日のNY原油先物取引は、欧米株式市場が軟調に推移したことや、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことなどが嫌気され、下落して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比1.31ドル安の1バレル95.93ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、根強い欧州債務問題に加えて、米国の債務上限引き上げに向けた協議の難航などを背景に、安全資産としての金が買いを集め、初めて1,600ドル台に乗せた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比12.30ドル高の1オンス1,602.40ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年7月15日のマーケット予想

株:NYダウ反落
14日の米株式市場は、週間新規失業保険申請件数が40.5万件、6月小売売上高が+0.1%と市場予想を上回る良好な内容だったことを好感し、上昇して始まった。しかし、バーナンキFRB議長が上院で行われた議会証言で、景気が悪化すれば追加措置を講じる用意があると改めて表明したものの、現時点ではさらなる金融緩和に踏み切るつもりはないと発言し、追加金融緩和に対する期待感が後退したことから下落に転じ、反落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比54.49ドル安の12,437.12ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,920円となっており、市場の予想レンジとしては9,850円−10,000円となっている。

為替:ドルの買い戻し
14日の外国為替市場では、バーナンキFRB議長の議会証言を受けて、QE3への期待感が後退したことから、前日下落したドルが買い戻される展開となった。NY終値ベースで、ドル円は79円近辺、ユーロドルは1.41ドル台半ばとなっている。
本日は、6月米消費者物価指数(予想:前月比-0.1%)、7月NY州製造業景況指数(予想:4.50)、7月ミシガン大消費者信頼感指数(予想:72.5)など、米国で注目の集まる経済指標の発表が予定されている。また、欧州では、欧州銀行を対象としたストレステストの結果が公表される予定となっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.00−79.50円となっている。

商品:NY金史上最高値更新
14日のNY原油先物取引は、追加金融緩和第3弾への期待感が後退したことや、為替市場でドル高が進行したことなどが嫌気され、反落した。中心限月の8月限の終値は、前営業日比2.36ドル安の1バレル95.69ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、為替市場のドル高やこのところの上昇を受けた利食い売りなどが優勢となり、一時マイナス圏に沈む場面もあったものの、欧州圏の債務問題に対する懸念や、格付け会社が米国債の格付けを引き下げ方向で見直すと発表したことを受けて、安全資産としての金が買いを集め、8日続伸となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比3.80ドル高の1オンス1,589.30ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年7月14日のマーケット予想

株:NYダウ反発
13日の米株式市場は、中国の第2四半期GDPが同年同期比+9.5と市場予想を上回り、各国の株式市場が堅調に推移したことや、バーナンキFRB議長が、経済の見通しが悪化すれば追加金融緩和を検討する用意があると議会で発言したことなどを背景に買いが優勢となり、NYダウは一時12,600ドル台に乗せた。ただ、その後は、欧州の債務問題などがくすぶる中で利食い売りが優勢となり、上げ幅を縮める展開となった。
ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比44.73ドル高の12,491.61ドルで引けた。本日の東京市場では、米株式市場が反発しているものの、為替市場で円高・ドル安となっており、強弱材料が交錯する中で、動きづらいとの声もある。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,930.円となっており、市場の予想レンジとしては9,900円−10,000円となっている。

為替:ドルが下落
13日の外国為替市場では、バーナンキFRB議長が議会証言で、景気が悪化すれば、追加金融緩和を検討する用意があると発言したことを受けて、ドルが主要通貨に対して下落する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は78円台後半、ユーロドルは1.41ドル台後半となっている。
本日は、米新規失業保険申請件数(予想:41.5万件)、米6月生産者物価指数(予想:前月比-0.2%)、米6月小売売上高(予想:前月比-0.1%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.00−79.50円となっている。
 
商品:NY金史上最高値更新
13日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比310万バレルの取り崩しとなり、市場予想を上回る取り崩しだったことや、為替市場のドル安・ユーロ高の進行などを背景に買いが優勢となり、続伸した。中心限月の8月限の終値は、前営業日比0.62ドル高の1バレル98.05ドルで引けた。
NY金先物取引では、バーナンキFRB議長が追加金融緩和の可能性に言及したことや、欧州債務問題の懸念などを背景に、安全資産としての金が買われる展開となり、史上最高値を更新して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比23.20ドル高の1オンス1,585.50ドルで引けた。