フカンして見るか、分け入って闘うか?(人生の諸問題)
「日経ビジネスオンライン」の人気連載、岡敦の「生きるための古典」が、集英社新書『強く生きるために読む古典』になりました。同連載のファンでもある「早稲田文学」ディレクター、市川真人さんもお招きして、岡康道、岡敦兄弟との鼎談を繰り広げる「人生の諸問題・変化球編」。前回からの続きです。
—— 『強く生きるために読む古典』は、著者の岡敦さんが、当サイトの連載「生きるために読む古典」から、10本を選んで再録、加筆修正しています。文学のプロであられる市川先生にとって、このラインナップはいかがですか。
※ここで、集英社新書に収録したラインナップをご紹介しておきましょう。
はじめに 『資本論』(マルクス)
1 『失われた時を求めて』(プルースト)
2 『野生の思考』(レヴィ=ストロース)
3 『悪霊』(ドストエフスキー)
4 『園遊会』(マンスフィールド)
5 『小論理学』(ヘーゲル)
6 『異邦人』(カミュ)
7 『選択本願念仏集』(法然)
8 『城』(カフカ)
9 『自省録』(マルクス・アウレーリウス)
市川真人(いちかわ・まこと)1971年東京都生まれ。