陰謀?

  先週、風邪をひきましたが、今年のはタチが悪いですね。毎年、この時期に一度は体調を崩すので、「いつものやつ」かなと思って甘く見ていましたが、意外と重症でした。
  特にひどかったのがのどで、普段からのどをやられないよう気を付けていたはずなのですが、ディフェンス網を完全突破して、荒れに荒れました。
  風邪薬のコマーシャルを見ていると、今年はのどからくる風邪が流行するのをあらかじめ分かっていたのでしょうか? どの風邪薬ものどの痛みや不快感を和らげる成分を強調したものが目立ちます。
  「つばを飲み込むのもつらいのどの痛みに効きます・・・」。なんて宣伝文句もありましたが、思わず、テレビに向かって「そう、そう」なんて、うなずいてしまいました。
  これは根拠があやふやなので、妄想のレベルだと思って、話半分に受け止めてほしいのですが、製薬業界なんて、インチキあるいはマッチポンプで成り立っていますよね。風邪が流行しなければ商売が成り立たないのです。まあ、深くは語りませんので微妙なニュアンスは察してほしいのですが、今年はのどに症状が出る風邪がはやることになっていたということでしょう。じゃあ、来年は鼻か? 頭痛か? ということです。
   世の中には、ウイルスバスターソフトというビジネスモデルがあります。ウイルスバスターとは、ご存知の通りパソコンを狙うウイルスから、データを防御したり、ウイルスを駆除したいるする機能のことです。ウイルスバスターソフトが売れるには条件が必要で、ウイルスを作って、他人のパソコンに送り込む、不届きな輩が存在しなければならないのですが、ウイルスバスターソフトを作る会社が、ウイルスをばらまいていたとしたら?
  「コンピューターウイルス怖い、怖い」とあおり、実際にウイルスが感染して、データが破壊されたり、貴重なデータが盗まれる事例が発生すれば、みんなこぞって、防御に走るわけです。
  製薬業界に戻って考えると、新型インフルエンザ騒動なんかも怪しいですよね。一昨年あたりメキシコとか米国でブレイクアウトし、日本でも関西方面で、大騒ぎになりましたが、症状としては大したことはないのに、大騒ぎになりましたよね。「マスクが足りない」だの、「ワクチンが足りない」だの、製薬業界はにわかに活況を呈しました。しかも、バカ騒ぎをしたのは、日本だけという・・・。
  世の中、ある部分、マッチポンプでできているので、なあなあで、ある程度、お金が回るような仕組みが必要だと思いますが、人の生命や健康、財産に対して、必要以上に恐怖をあおって、暴利をむさぼったり、支配権を確立しようとしたりする、“欧米流”のビジネスはいいかげんやめにしませんかねぇ?
  人の不幸や、恐怖心に付けこんで、カネを儲けようとするあさましい精神こそ、欧米流の資本主義の神髄だし、多くの人から忌み嫌われるものです。そういう悪臭にすっかりそまってしまったのが、ほかならぬ日本人なんですけどね。
  絶対に金儲けの道具にしてはいけないものとか、分野とかあるはずです。そういうことを恥ずかしげもなく、平気でやってしまうのが、欧米人で、まともに自由競争すれば、負けるから、そういう道に走らざるを得ないんでしょうね。
  「コンプライアンス」とか、「モラルハザード」という言葉を一番、よく考えるべきなのがこの人たちでしょうね。