先物は単に脅かしたいだけなのか? それとも本格的にスイッチが入ってしまったのか? 3月メジャーSQ前後の攻防からして、下に行く可能性も考えておかないといけません。
ドル・円はここから好転するのもありですが、そうならば、昨日の81円台の攻防は、かなり胡散臭い。というか、もっと長い時間帯、安値圏にいたら、売り倒されてコントロールできなくなっていた可能性も否定できません。120円台から下落した過程は、為替介入の後を除いて、テクニカル的にきれいな軌跡を描きましたが、75円台からここまでの上昇は、きちんと値固めしないまま、かなり強引に引っ張り上げた感じです。
このまま85円、90円方向に動いたとしたら、世間のドルに対する見方は今までとは百八十度変わり、強気に傾くでしょうが、ここ数日、数週間の動きを見ると、米国がいずれ国家破綻することがあらためて確信しましたし、ドルは信認を全く失っているということを認識させられます。政策介入や価格操作しないと、すぐに売り倒されて、沈んでしまうのです。