2011年7月28日のマーケット予想

株:NYダウ続落
27日の米株式市場は、米国の債務上限引き上げ期限が迫る中、与野党間の協議が難航していることや、6月耐久財受注が前月比2.1%減と予想に反して減少したことなどが嫌気され、下落して始まった。さらに、午後に発表された米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、米国の大半の地域で経済成長が鈍化したとの認識が示されたことが明らかになると、一段と売りが強まった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比198.75ドル安の12,302.55ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、マイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,910円となっており、市場の予想レンジとしては9,850円−10,000円となっている。
 
為替:ドルの買い戻し
27日の外国為替市場では、欧州で、格付け会社S&Pがギリシャの長期信用格付けを引き下げたことや、日本では政府・日銀による為替介入に対する警戒感が広がる中で、ドルが買い戻される展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円近辺、ユーロドルは1.43ドル台後半となっている。
本日は、7月独失業率(予想:7.0%)、週間新規失業保険申請件数などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.50−78.50円となっている。

商品:NY金反落
27日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比230万バレル増、ガソリン在庫が100万バレル増となり、市場予想を大幅に上回る積み増しとなったことなどが嫌気され、急反落した。中心限月の9月限の終値は、前営業日比2.19ドル安の1バレル97.40ドルで引けた。
NY金先物取引では、米国の債務上限引き上げ問題が進展せず、米国のデフォルトや格下げ懸念が高まる中で、金を買う動きが活発化し、一時1,628.80ドルの高値を付けた。ただ、その後は、為替市場でドル高・ユーロ安の進行などが嫌気され、値を崩す展開となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比1.70ドル安の1オンス1,615.10ドルで引けた。