2012年5月2日のマーケット予想

株:NYダウ反発
1日の米株式市場は、米4月ISM製造業景気指数が54.8と予想に反して上昇したことなどを背景に買いが優勢となり、反発して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比65.69ドル高の13,279.32ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,375円となっており、株式市場の予想レンジとしては9,350円−9,450円となっている。
 
為替:豪ドルが下落
1日の外国為替市場では、米国の経済指標が良好な内容だったことなどを好感し、ドルが買い戻される展開となった。NY終値ベースで、ドル円は80円台前半、ユーロドルは1.32ドル台前半となっている。
また、豪準備銀行が政策金利を0.5%引き下げたことを受けて、豪ドル円が約3ヶ月ぶりに82円台を付けるなど、豪ドルが主要通貨に対して下落した。本日は、4月ADP全米雇用報告(予想:+17.7万人)、3月米製造業新規受注(予想:前月比-1.6%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.70−80.50円となっている。
 
商品:NY原油反発
1日のNY原油先物取引は、欧州や米国の経済指標が良好な内容だったことなどを背景に買いが優勢となり、中心限月の6月限の終値は、前営業日比1.29ドル高の1バレル106.16ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、堅調な米経済指標を受けて追加金融緩和への期待感が後退したことや、為替市場でドル高が進行したことなどが嫌気され、中心限月の6月限の終値は、前営業日比1.80ドル安の1オンス1,662.40ドルで引けた。