シカゴ終値は9890。ギリシャの再建策の方が議会を通過したことで、株が堅調。為替の方は、昨日述べた通り、新規失業保険申請件数で米国経済の荒廃ぶりが明らかになったにもかかわらず、その後のシカゴ購買部協会云々のどうでもいい数字が市場予想を上回ってドルが反発した。しかし、意味もなく上昇した後、急落。ドルは新興市場のボロ株のような状態。
欧州、米国ともに、今後も綱渡りの状態が続く、このような状況で株高、通貨高をあおるのは、金融詐欺としか言いようがない。
ドルはいつでも崩れる準備ができているので、動きに要注意。昨日でQE2終了、新たな段階に入る。FRBのバランスシートはもはや回復不可能。いつ何が起きても不思議ではない。
先物は昨日のIRを考えると、9850~9900がレンジとなり、攻防の基準となりそう。昨日の下方向のブレイク崩れもきになる。