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2011年10月21日のマーケット予想

株:NYダウ反発
20日の米株式市場は、米9月中古住宅販売件数が491万件と市場予想を若干下回る内容となったことや、EFSFの強化案をめぐり、ドイツとフランスが対立したことなどが嫌気され、一時マイナス圏に沈んだ。しかし、午後に入り、23日の欧州連合首脳会議後に、再度首脳会議を開くことで合意したと発表したことや、ギリシャ議会が新たな財政緊縮策の関連法案を可決したことを好感し、値を戻したものの、上値は重い展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比37.16ドル高の11,541.78ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が動意に欠ける展開だったことや、23日の欧州連合首脳会議を控える中で、動きづらいとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,690円となっており、市場の予想レンジとしては8,650円−8,750円となっている。

為替:ユーロが乱高下
20日の外国為替市場では、EFSFの強化案をめぐり、ドイツとフランスが対立したことなどが嫌気され、ユーロドルが一時1.36台半ばまで下落する場面があったものの、ギリシャ議会が新たな財政緊縮策の関連法案を可決したことなどを受けて、値を戻す展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台後半、ユーロドルは1.37ドル台後半となっている。
本日は、独10月IFO景況感指数(予想:106.3)などの経済指標の発表や、イエレンFRB副総裁、トリシェECB総裁の講演などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.50−77.20円となっている。

商品:NY原油続落
20日のNY原油先物取引は、米国の中古住宅販売が落ち込んだことや、欧州圏の債務危機に対する根強い不安感が嫌気され、続落となった。中心限月の11月限の終値は、前営業日比0.81ドル安の1バレル85.30ドルで引けた。
NY金先物取引では、欧州圏の債務危機収束に対する期待感が後退し、原油相場や銅などの工業用金属が下落する中で、金も原油相場に連れる展開となり、4日続落となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比34.10ドル安の1オンス1,612.90ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年10月20日のマーケット予想

株:NYダウ反落
19日の米株式市場は、前日引け後に発表されたアップルの決算が市場予想を下回ったことを受けて、ハイテク株を中心に下落して始まった。さらに、午後に入り、FRBが発表した地区連銀景況報告(ベージュブック)で、景気の先行きに対して弱気な見通しを示したことが嫌気され、一段安となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比72.43ドル安の11,504.62ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,755円となっており、市場の予想レンジとしては8,700円−8,800円となっている。

為替:様子見ムードが強まる
19日の外国為替市場では、週末の欧州連合首脳会議を控える中で、様子見ムードが強まっており、動意薄の展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台後半、ユーロドルは1.37ドル台半ばとなっている。
本日は、米9月中古住宅販売件数(予想:493万件)、10月フィラデルフィア地区連銀景況感指数(予想:-9.0)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.50−77.00円となっている。

商品:NY原油反落
19日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比470万バレル減と市場予想に反して取り崩しとなったことを好感し、一時89.51ドルを付けた。しかし、その後は、株式市場の下落に連れて、値を下げる展開となった。中心限月の11月限の終値は、前営業日比2.23ドル安の1バレル86.11ドルで引けた。
NY金先物取引では、原油市場の下落などに連れて、3日続落となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比5.80ドル安の1オンス1,647.00ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年10月18日のマーケット予想

株:NYダウ反落
17日の米株式市場は、ドイツのメルケル首相、ジョイブレ財務相が「23日に開催されるEU首脳会議で最終的な解決策は打ち出されない」との見解を示し、欧州債務問題に対する楽観的な見方が後退したことや、10月NY州製造業景況指数が-8.48と市場予想を下回る内容だったことなどが嫌気され、反落となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比247.49ドル安の11,397.00ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,795円となっており、市場の予想レンジとしては8,700円−8,850円となっている。
 
為替:ユーロが下落
17日の外国為替市場では、ドイツのジョイブレ財務相の発言を受けて、欧州の債務危機に対する楽観的な見方が後退したことなどを受けて、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台後半、ユーロドルは1.37ドル台前半となっている。
本日は、豪中銀10月理事会議事録の公表が予定されている。経済指標の発表では、円9月消費者物価指数(予想:前年比+4.9%)、10月ZEW景況感指数(予想:-45.0)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.50−77.30円となっている。

商品:NY原油反落
17日のNY原油先物取引は、米経済指標が失望する内容だったことや、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことなどが嫌気され、反落となった。中心限月の11月限の終値は、前営業日比0.42ドル安の1バレル86.38ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことなどが嫌気され、反落となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比6.40ドル安の1オンス1,676.60ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年10月17日のマーケット予想

株:NYダウ反発
14日の米株式市場は、同日発表された米9月小売売上高が前月比+1.1%と市場予想を上回ったことや、検索最大手グーグルが発表した四半期決算が、四半期ベースで過去最高を更新したことなどを背景に反発し、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比166.36ドル高の11,644.49ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が上昇し、為替市場でも円安基調となっていることなどが、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,870円となっており、市場の予想レンジとしては8,800円−8,950円となっている。

為替:ユーロが上昇
14日の外国為替市場では、同日から始まったG20財務相・中央銀行総裁会議や、23日のEU首脳会議にかけて、欧州債務危機に向けての対応策を講じるとの期待感が広がったことや、欧州中央銀行がイタリアとスペインの国債を買い入れているとの観測が広がる中で、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台前半、ユーロドルは1.38ドル台後半となっている。
本日は、米10月NY州製造業景況指数(予想:-5.00)、米9月鉱工業生産(予想:前月比+0.2%などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.70−77.50円となっている。

商品:NY原油急反発
14日のNY原油先物取引は、米経済指標が堅調な内容だったことや、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことなどを背景に、買いが膨らんだ。中心限月の11月限の終値は、前営業日比2.57ドル高の1バレル86.80ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、原油相場の上昇に連れて、反発となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比14.50ドル高の1オンス1,683.00ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年10月14日のマーケット予想

株:NYダウ続落
13日の米株式市場は、JPモルガン・チェースの第3四半期決算の純利益が前年同期比3.5%減となったことや、中国の9月貿易統計が軟調な結果となり、同国の成長が鈍化するとの懸念などが嫌気され、金融株を中心に下落して始まった。ただ、その後は、半導体やハイテク株などを中心に買い戻され、NYダウは続落となったものの、ハイテク株を中心とするナスダック総合指数はプラス圏を回復して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比40.72ドル安の11,478.13ドルで引けた。
本日の東京市場では、NYダウが下落したことや、為替市場で円高貴重となっており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,795円となっており、市場の予想レンジとしては8,700円−8,850円となっている。

為替:ユーロが下落
13日の外国為替市場では、中国の9月貿易統計が軟調な結果となり、同国の成長が鈍化するとの懸念が強まりリスク回避の動きが強まったことに加えて、ECBの月報でユーロ圏の国債について民間債権者に損失負担を強制すれば、ユーロの信認低下につながり、域内の銀行に悪影響を与える恐れがあると警告したことなどが嫌気され、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台後半、ユーロドルは1.37ドル台後半となっている。
本日は、米9月小売売上高(予想:前月比+0.6%)、10月ミシガン大消費者信頼感指数(予想:60.1)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.30−77.20円となっている。

商品:NY原油続落
13日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比130万バレル増と市場予想を上回る積み増しとなったことや、中国の9月貿易統計で輸出入の伸び率が急減速し、同国のエネルギー需要の鈍化が懸念されたことが悪材料となり、続落となった。中心限月の11月限の終値は、前営業日比1.34ドル安の1バレル84.23ドルで引けた。
NY金先物取引では、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを背景に、売りが優勢となり、反落となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比14.10ドル安の1オンス1,668.50ドルで引けた。