2011年12月13日のマーケット予想

株:NYダウ急落
12日の米株式市場は、格付け会社ムーディーズが、前週末のEU首脳会議では、債務危機解決に向けた抜本的な対策が打ち出せず、来年3月までにEU27ヶ国の格付けを見直す可能性があると指摘するなど、EU首脳会議の内容が好感された前週末から一転して、悲観的な見方が強まった。さらに、イタリアやスペインなど債務危機下にある国債利回りが上昇したことなども嫌気され、急反落となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比162.87ドル安の12,021.39ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,545円となっており、市場の予想レンジとしては8,500円−8,600円となっている。
 
為替:ユーロが下落
12日の外国為替市場では、EU首脳会議の内容が好感された前週末から一転して、欧州の先行きに対して悲観的な見方が強まったことなどから、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は77円台後半、ユーロドルは1.31ドル台後半となっている。
本日は、独12月ZEW景況感指数(予想:-55.8)、米11月小売売上高(予想:前月比+0.5%)などの経済指標の発表が予定されている。さらに、日本時間14日4:15には、FOMC(政策金利の公表)が予定されており、市場の注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.50−78.30円となっている。

商品:NY原油急落
12日のNY原油先物取引は、EU首脳会議の内容が好感された前週末から一転して、欧州経済の先行き見通しに懐疑的な見方が広がり、株式市場が急落したことや、為替市場でもドル高・ユーロ安が進行したことなどが嫌気され、急反落となった。中心限月の1月限の終値は、前営業日比1.64ドル安の1バレル97.77ドルで引けた。
NY金先物取引でも、株式市場や原油など他の商品市場が急落する中で、これらの損失の補填に当てる換金売りの動きが広がり、下落して始まった。その後、1,700ドルの大台を割り込むと、大量のストップロスの売りが出て、下げ幅を拡大する展開となった。中心限月の2月限の終値は、前営業日比3.40ドル高の1オンス1,716.80ドルで引けた。