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2012年8月14日のマーケット予想

株:NYダウ反落
13日の米株式市場は、日本の4-6月期実質GDPが前期比+0.3%、年率換算で+1.4%と、市場予想を下回ったことを受けて、世界的な景気減速懸念が強まり、売りが優勢となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比38.52ドル安の13,169.43ドルで引けた。
本日の東京市場では、国内勢がお盆休みに入っていることや、米株式市場も大きな値動きでなかったことなどから、動きづらいとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,885円となっており、株式市場の予想レンジは、8,800円−8,950円となっている。

為替:ユーロが上昇
13日の外国為替市場では、取引材料が乏しい一日となる中で、ここ数日下落していたユーロを買い戻す動きが優勢となり、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.23ドル台前半となっている。
本日は、ユーロ圏第2四半期GDP(予想:前期比-0.2%)、独8月ZEW景況感指数(予想:-19.3)、米7月小売売上高(予想:前月比+0.3%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.00−78.70円となっている。

商品:NY原油続落
13日のNY原油先物取引は、シリアで内戦が激化するなど中東の地政学的リスクが強まったことなどを背景に上昇して始まったものの、その後は、米株式市場の下落に連れる展開となり、続落して引けた。中心限月の9月限の終値は、前営業日比0.14ドル安の1バレル92.73ドルで引けた。
NY金先物取引では、穀物相場を中心に商品市場が下落する中で、金塊相場にも売りが入り、反落して引けた。中心限月の12月限の終値は、前営業日比10.20ドル安の1オンス1,612.60ドルで引けた。

 

                                                                                          

2012年8月8日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
7日の米株式市場は、ECBがスペインやイタリアなどの国債買い取りを行うとの期待感が広がっていることや、米ボストン連銀総裁が、FRBによる積極的な債券購入計画を支持するなど、米国でも追加金融緩和への期待感が広がったことなどを好感し、続伸して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比51.09ドル高の13,168.60ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,880円となっており、株式市場の予想レンジは、8,800円−8,950円となっている。

為替:ユーロが乱高下
7日の外国為替市場では、ECBがスペインなどの国債買い取りを行うとの期待感から、ユーロドルが一時1.24ドル台半ばを付けるなど、ユーロが上昇したものの、その後は、最近の上昇を受けた利益確定の売りなどが入り、ユーロが押し戻される展開となった。また、豪ドルは、この日の豪準備銀行理事会で、政策金利の据え置きを決定し、早期緩和がないことを示唆したことから、堅調に推移した。NY終値ベースで、ドル円は78円台半ば、ユーロドルは1.24ドル近辺となっている。
本日は、注目される取引材料が乏しいため、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.30−78.90円となっている。

商品:NY原油続伸
7日のNY原油先物取引は、9月の北海原油の供給量が大幅に低下するとの見通しが伝えられたことや、カリフォルニア州で2番目に大きい製油所が火災に見舞われたことなどを背景に買いが優勢となり、3日続伸となった。中心限月の9月限の終値は、前営業日比1.47ドル高の1バレル93.67ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、取引材料に乏しく、商いが低調となる中で、ここ最近の上昇を受けた利益確定の売りが優勢となり、反落して引けた。中心限月の12月限の終値は、前営業日比3.40ドル安の1オンス1,612.80ドルで引けた。

 

                                                                                          

2012年8月7日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
6日の米株式市場は、ECBによる国債買い取り計画について、これまで批判的だったドイツ政府が協力的な姿勢を示したと伝えられたことを受けて、イタリアやスペインの国債利回りが低下し、欧州債務危機に対する懸念が和らいだことを好感し、買いが優勢となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比21.34ドル高の13,117.51ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,740円となっており、株式市場の予想レンジは、8,700円−8,800円となっている。

為替:ユーロが上昇
6日の外国為替市場では、欧州債務問題に対する懸念が後退したことなどを好感し、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.24ドル近辺となっている。
本日は、豪準備銀行理事会(政策金利の公表)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.00−78.70円となっている。

商品:NY原油続伸
6日のNY原油先物取引は、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことや、欧米株式市場が堅調に推移したことを好感し、続伸して引けた。中心限月の9月限の終値は、前営業日比0.80ドル高の1バレル92.20ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを好感し、続伸して引けた。中心限月の12月限の終値は、前営業日比6.90ドル高の1オンス1,616.20ドルで引けた。

 

                                                                                          

2012年8月6日のマーケット予想

株:NYダウ急反発
3日の米株式市場は、7月米雇用統計で、失業率は8.3%と前回の8.2%から悪化したものの、非農業部門雇用者数が+16.3万人と事前予想を大幅に上回ったことなどを好感し、急反発して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比217.29ドル高の13,096.17ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,675円となっており、株式市場の予想レンジは、8,600円−8,750円となっている。

為替:ドルが下落
3日の外国為替市場では、米雇用統計が堅調な内容となり、株式市場が急反発したことを受けて、リスク資産への投資が活発化し、ユーロや資源国通貨である豪ドルなどが上昇し、ドルが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台半ば、ユーロドルは1.23ドル台後半となっている。
本日は、注目される取引材料が乏しいため、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.30−78.90円となっている。

商品:NY原油反発
3日のNY原油先物取引は、米雇用統計が市場予想を上回ったことなどを好感し、急反発して引けた。中心限月の9月限の終値は、前営業日比4.27ドル高の1バレル91.40ドルで引けた。
NY金先物取引では、米雇用統計が良好な内容となったことを受けて、FRBによる追加量的緩和への期待感が後退し、マイナス圏に沈む場面もあったものの、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことや、原油相場の上昇などに連れて、買いが優勢となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比18.60ドル高の1オンス1,609.30ドルで引けた。

 

                                                                                          

2012年8月3日のマーケット予想

株:NYダウ続落
2日の米株式市場は、ECB理事会後のドラギ総裁の記者会見で、イタリアやスペインなどの国債買い取りの再開について、欧州安定機構などユーロ圏の金融安全網の体制が整うことを再開の条件に挙げたことを受けて、迅速な対応を期待していた市場参加者から失望売りが膨らみ、4日続落となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比92.18ドル安の12,878.88ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,565円となっており、株式市場の予想レンジは、8,500円−8,650円となっている。

為替:ユーロが下落
2日の外国為替市場では、ECB理事会とドラギECB総裁の記者会見で、欧州債務問題の解決に向けた抜本的な対応策に踏み込まなかったことを受けて、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.21ドル台後半となっている。
本日は、米7月雇用統計(予想:失業率8.2%、非農業部門雇用者数+10.0万人)に注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.90−78.60円となっている。

商品:NY原油反落
2日のNY原油先物取引は、ECB理事会で、欧州債務問題の解決に向けた抜本的な対応策に踏み込まなかったことや、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことなどが嫌気され、反落して引けた。中心限月の9月限の終値は、前営業日比1.78ドル安の1バレル87.13ドルで引けた。
NY金先物取引では、ドラギECB総裁が、「ユーロ圏のインフレ率が2012年に2%を下回る」との見方を示し、インフレヘッジとしての金の需要が減退したことや、為替市場でドル高が進行したことなどが嫌気され、続落して引けた。中心限月の12月限の終値は、前営業日比16.60ドル安の1オンス1,590.70ドルで引けた。