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2月8日のポイント

  そういえばSQ前。仕掛けをやりますかね。上下どちらもありですが、面倒な攻防です。ますます米国嫌いになります。さっさと国家破綻してくれと。

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鎖国のすすめ

  強い者が弱い者を従える。これは自然の法則です。国際間の関係ではこれがさらに露骨な形で表れます。弱い立場にいる人間はいかに強い奴と適度な距離感をとってうまく立ち回るか考えなければならないのです。
  かねてしつこく指摘していますが、日本人はこの単純な事実を理解していません。だから一方的に搾り取られるだけの日米関係が構築されてしまうのです。常に面従腹背、強い奴の目をごまかして、いかに自らの身を守り、ささやかでも栄えていけるかということを念頭に置かなければなりません。
  私は、とにかく今は近い将来あるであろう米国の国家破綻を見据え、とにかく米国との関係清算を最優先すべきだと考えます。そして、その後に中国が台頭するのは自明の理だし、中国と無用の摩擦を引き起こすのは得策ではないので、やや現時点では中国寄りのスタンスを取っています。国際情勢をよく理解していない人があまりにも多いので、あえて強く主張することで、目を覚まさせ、先入観を取り除くのが目的でもあります。
  ただ、多くの人が感じている通り、中国に対する警戒も怠るべきではないでしょうね。中国の言うがままにこちらが応じるだけでは、まさに米国との関係の二の舞になってしまいます。現在、多くに人が考えているほど、日中関係は険悪ではありませんが、中国が米国を追い抜いた時点で、中国が日本に対して好意的な態度をとるかどうかというのは未知数の部分が多いです。
  中国が手ごわいのは、じっくり時間をかけて攻めてくることです。正面切ってこちらが嫌がることはしなくても、じわりじわり締め上げて、結局は中国のペースに乗せられるというのは多々あるし、今後もそうなるでしょう。単純な頭脳の米国と違って、中国はしたたかで賢いです。だから、よほど心して対峙しないと、巨大な渦に巻き込まれてしまうでしょうね。
  昨年、韓国の領海で、中国漁船が韓国の海洋警察を襲い、海洋警察官が殺害されるという事件がありましたが、中国は韓国など属国としか見なしていないことが改めて明らかになりました。一般の漁船が艦隊のように船団を組み、韓国の官憲を襲ったわけです。尖閣の事件の比ではないですね。中国は国家中枢だけでなく漁民でさえ韓国、朝鮮人などまったく歯牙にさえかけず、朝鮮半島では傍若無人なふるまいをするのです。韓半島に対する見下した態度は露骨です。
  その一方で韓国がバカなのは中国から圧力を受けている中で、わざわざ日本と敵対するという。まあ、あの国は10年後は北朝鮮に併呑される形で、消滅していることでしょう。
  中国は日本に対しては、畏怖を抱いている面もあり、韓国に対するような行動はとっていません。コンプレックスもあります。それに世の中でいわれるほど日中関係も悪くないので、なかなか真意が見えませんが、思惑を読み解く努力は常にし続けなければならないでしょうね。
  とにかく、普通の国は、世界帝国と対峙するには、かなりの注意深さが必要なのです。強大な一方で、常に政変があり不安定だった中国と適度な距離をとるため、先人が考え出したのは、「鎖国」というアイデアです。
  鎖国というと江戸時代のイメージが強いですが、天智天皇が日本の国のかたちをほぼ固め、中国の影響下から脱して独自の道を踏み出した時から、日本は中国に対して、国を閉ざしました。もちろん朝貢貿易などもあったわけですが、中国の影響を極力排し、日本列島だけで「小中華帝国」をつくり上げたのです。
  だから中国の属国(領土の一部として)卑屈で屈辱的な歴史をたどらざるを得なかった韓半島の人たちとは違い、日本は一応、政治や経済、文化で中国の影響を受けつつも、それらを自分なりにうまくこなして吸収したうえで、独自の国柄を築いたのです。
  交通、通信手段が発達した今、かつてのような形で鎖国することはおそらく不可能でしょう。また、ある程度は中国と付き合わないと、世界の趨勢から取り残されることにもなりかねません。だけど日本の国柄を守るべく、巧妙に壁をはりめぐらせることは大切でしょうね。
  人、モノ、カネが国境などものともせずに簡単に行き来できる時代だからこそ、自分たちの国は自分たちが守り、住みやすい環境をつくらなければなりません。
  その点で、海に囲まれているというのは、陸続きの韓半島と比べると有利でしょうね。どれだけ交通手段が発達しても、地理的に中国の影響が、海を越えて押し寄せるのは難しいでしょう。必ずどこかで弱まるはずです。
  逆に韓国なんかがやたらと自分たちの言語に固執し、夜郎自大ともいえる尊大さで自国文化を誇るのは、常に中国に呑み込まれるという危機感を感じているということがあります。強がるのは臆病の裏返しですね。そして日本人の危機感が薄いのもそこに原因があります。
  意識するとしないとにかかわらず、そこかしこに米国の影響を受けていますが、いずれ徐々に中国が取って代わるでしょう。米国は何千キロも離れた場所にありましたが、中国は目と鼻の先にあり、人の行き来は米国と比べるとはるかに多いです。元々中国とは文化的にも近いこともあって、中国の影響力というのは、米国に比ではないと思います。そんな中で、いかに日本人がうまく立ち回り、栄えていけるか、上手に鎖国するのが一つのアイデアと思いますが、どうでしょうかね。

2月7日のポイント

  遅ればせながら、とにかくギリシャ問題です。暴落、急騰どっちもありです。動くまで待ちましょう。

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きれいごと

  東京電力福島第1原発事故後の放射性物質に関しての私の見解は、以前にも示しましたが、原発から半径3キロとか5キロとか極端に近い場所以外は、安全だと考えていいと思います。
  局所的に放射性物質が集まり、放射線が強い場所もありますが、世田谷かどこかの民家でラジウムが敷地内に放置されていて、長年にわたって周辺を大きく上回る放射線を浴びていて、全然健康に異常がなかったというケースもありましたし、宇宙飛行士の古川聡さんは5カ月以上宇宙にいて100~150ミリシーベルトの放射線を浴びていると推計されていますが、福島原発の後始末の作業員だってそんな高線量はめったに浴びません。古川さんはがんになる可能性が極端に高くなるのでしょうか?
  原発事故が起こってはいけない環境では、どんなわずかな兆候でも見逃してはいけないので、極めて厳格な放射線管理が行われていましたが、すでに事故は起きてしまったのです。で、この先、セシウムの半減期とされる30年先まで放射性物質と付き合っていかなければなりません。
  科学的な知見では、年間100ミリシーベルト放射線を浴びたとしても、ほんのわずかにがんの発生率が高まるだけだと現時点では考えられています。中には化学物質過敏症と同様、放射性物質に極端に弱い人がいて、わずかな放射性物質が害になる人もいます。でもそれはごくわずかで、本当に申し訳ないですが、「お気の毒」というしかないし、そういう人にはしっかり賠償すべきだと思います。
  ただ、ほとんどの人は宇宙飛行士の古川さん同様、平常時の規制値の100倍くらいの放射線を浴びたって、ほとんど影響はないのです。というより、人間はそれほどやわではないということです。
  これも一種の潔癖症なんでしょうね。日本人特有の「穢れ」に対する考え方なんかも影響しているのでしょう。漫画家の小林よしのりさんが、脱原発に舵を切ったのはうなずけます。
  もちろん、放射性物質が一般に考えられているほど害がないというのと、事故を起こした責任、今後の原発行政のあり方をどうするかという問題は別物です。やはり、事故で多くの人を危険にさらし、避難指示などで過大な負担をかけ、発電所の停止で経済にパニックをもたらした東電の責任は重いし、どんどん刑事告発して、逮捕して、損害賠償請求して、償わせるべきです。
  徹底的に責任追及した上で、原発をどうするか考えるべきでしょうね。あらためて分かったのは私たちの生活は電気なしでは成り立たないし、電力の安定供給は国際競争力に直結する問題でもあります。また、廃棄物処理の問題などはあるにせよ、原油、天然ガス、石炭の供給に支障をきたした場合のヘッジとして、やはりなくてはならないでしょう。
  理想としては100%安全で、クリーンであればいいわけですが、そんなものはありえません。日本の火力発電所のエネルギー効率は世界一で、低公害ですが、それでも汚染物質は出るのです。そして多くの人が忌み嫌う二酸化炭素も。
  狭いスペースで大きな出力が得られ、しかも安定して稼働できる原子力を続けるのもそれなりの理があってのことなのです。また、人間というのは危険なものと共存し、ぎりぎりのところで生きていく宿命にあるのです。それが文明というものです。
  自動車だって火炎瓶の上に乗っているようなものだし(実際に事故を起こすと火災の危険性がある)、飛行機だってわずかな確率ではありますが事故が起きます。震災の時に自動停止した新幹線だって結果オーライでしたが、橋脚が落ちたり、地震の揺れ方によっては激しく脱線し、大惨事になっていた可能性は否定できません。
  自分の身の回りをみても、確率は極めて低く抑えられていますが、予期せぬ事態が起きて、暴走したら、危ないものは少なくありません。
  だからどこかで折り合っていかなければならないのです。「絶対大丈夫」なんてものはありえないわけで、必要以上に「ゼロ」を求めるのは、きれいごとが過ぎるし、ある意味危険な考え方です。行き過ぎた潔癖症の人と同じですよね。
  最近は放射性物質が混じった砕石を使用したコンクリートでつくられたマンションなんかで比較的高い放射線量が検出されて大騒ぎしています。また賠償みたいな話になっていますが、もうやめませんかね、いいかげんに。
  住んでいる人は気分が悪いでしょうけど、「健康に悪影響なない」としているのなら、そこで済むしかないのではないでしょうか。原発周辺から逃げた人が住んでいるケースが多いようですが、そもそもさっさと可能な限り、避難解除して、帰宅させれば何の問題もなかったわけですし、実際に帰宅したら、そのくらいの放射線は浴びるのだから、別に何の問題もないのです。
  きれいごとに縛られて本当に馬鹿なことになっています。しかも政権が政権だけに、大人の判断ができないし、うまく、不安を抑えたり、目をそらすこともできない。きれいごと引っ込めれば、うまく行くことは多いでしょうね。
  今回の原発事故で思わぬ副産物というか、各地で争われている原爆訴訟だって怪しくなってきましたよね。爆心地付近で瞬間的に強い放射線を浴びた人が健康を害したというのは分かりますが、どうも爆心地から近い場所なんだけれども、健康を害すほどの放射性物質を浴びたのか疑問を持たざるを得ない原告もいるわけです。何より原爆投下から今年で67年。これだけ長い間生きたのなら、御の字ではないのでしょうか? 普通の人生ですよね。低線量被ばく云々とか反論はあるのでしょうけれども。
  みんな漠然と原爆を受けた人がかわいそうだとか、放射能は怖いとか、信じ込まされていたので、「被爆者かわいそう」みたいな意識を過剰に持ってしまい、シンパシーが広がったわけですが、結局は過剰だったというか、きれいごとが過ぎたわけです。
  やはり、是々非々でやらないと、いちいち賠償にまともに賠償に応じていたら、国家財政が破綻します。B型肝炎訴訟なんかも、そのあたり、因果関係をきちんと精査しないで、きれいごとばかりで適当な政治決着をしてしまうと、国民は過大な負担を背負うことになってしまいます。
  人権だとか労働者の権利だとかいうのも、大体において、きれいごとが過ぎてしまい、おかしな状況がヘドロのように積み重なってしまっています。今までは日本は豊かな国だったので、ある程度、エゴやわがままも許されたのでしょうが、これからは、きちんと払うべきものは払う、拒絶するものは拒絶するで、きちんと峻別しないといけないのです。
  でないと、公金や人の善意に必要以上にむらがる、ダメ人間が増殖し、いつか悪貨が良貨を駆逐してしまいます。正直者が馬鹿をみたり、まともな勤労意欲を持った人が、やる気を失うことになりかねません。きれいごと、くそくらえです。