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ラーメン道 まっすぐな味 栃木・佐野編1

  暑すぎず、寒すぎず、外出するには、いい季節になりました。ということで、今回はちょっと遠出して、栃木・佐野までぶらり、ラーメンを食べてきました。
  全国各地にご当地ラーメンがありますが、佐野ラーメンもその一つで全国区の知名度があります。私は、旭川、札幌、函館、喜多方、和歌山、尾道、博多といったところは、食べたことがありますが、佐野ラーメンは初めてで、ちょっとドキドキ体験でした。
  都心から東京メトロ半蔵門線に乗り、そのまま直通で、東武伊勢崎線久喜へ、館林経由で、佐野線に入り、堀米というところで下車しました。全行程乗り換え時間を含めて約2時間。読みたかった本をじっくり読むことができました。




  どの店がおいしいのか、皆目見当がつかず、「食べログ」で最も高い評価だったのが、「田村屋」というお店だったので、そこに行くことにしました。佐野ラーメンに詳しい人から見て、この選択がどういう判断されるかは分かりませんが、私にとっては佐野ラーメンのファーストインプレッションを決める重要なお店になります。
  佐野市は東武線とJR線が乗り入れる佐野駅が中心街のようですが、佐野駅の一つ先の駅が堀米で、やや外れた場所にあります。堀米駅は無人駅でしたが、ICカードリーダーがあり、スイカやパスモが使えます。




  田村屋へ向かう道にはコスモスが満開で、柿の実がうっすらと色づき、秋の訪れを感じることができました。いつもは、都会の殺風景な画像ばかりで、らしくないのですが、しばし、自然の清涼感をお楽しみください(笑)。  


  食べログには駅から600メートルほどとありましたが、余裕で1キロはあったような気がします。田園地帯のうるおいある空気を感じながら、いい運動になる距離でした。
  店の前には駐車場があり、私が到着した時には、ポルシェが止まっていました。見ると、練馬ナンバーで、私のようにわざわざ東京から訪れていることが分かります。ちなみにドライバーは、ヤンキーが入っている人で、無駄にエンジンをふかすのでうるさくてしょうがない。まさにDQNでした。
  その他、足立、茨城、相模ナンバーなど、関東各地から来ているようでした。佐野は東北道のインターがあり、交通が便利だということもあるのでしょうね。佐野ラーメンが地域の振興に大きな役割を果たしていることがうかがえます。


  さて、1時前に到着。昼食時で、店の前には3、4人が並んでいました。店内は郊外にある店だけあって、とっても広々としており、テーブル席と座敷席がありました。近所の人でしょうかね。平日でしたが、子供連れが2組いて、東京都心のラーメン店ではまずみられない光景でした。
  ラーメンの話をすると、「女性は一人では入りづらい」という声が多いですし、「小さな子供を連れているとちょっとねぇ」という声をよく聞きます。いろんな人が気軽に訪れられるラーメン店というのはいいですね。
  5分ぐらい待つと、座敷席で座ることができました。もしかすると、座敷でラーメンを食べるのは、自宅を除いてははじめてかもしれません。
  チャーシュー麺にするかどうか悩んだ末、ラーメン(580円)と餃子(3個、280円)を頼みました。一応、ダイエット続行中のため、控えめです。
  店の雰囲気からラーメンができるまで時間がかかるのかと思いきや、都内のその辺のラーメン店と変わりませんでした。
  佐野ラーメンは各店ごとに青竹で打った麺が特徴。独特のウェーブがかかっていて、やや太い部分とやや細い部分があって、太さが不均一であるのが特徴で、いかにも自家製麺という感じで、テンションが上がります。
  ほとんどのお店は、あっさり系の醤油味のようですが、カツオベースなんでしょうかね。日本そばやうどんの汁のような和風の香りがしました。
  とてもシンプルなんですけど、存在感のあるまっすぐな味でしたね。見た目通りで、「これこそ醤油ラーメン」みたいな安心感があり、最後までゆっくり味わって食べることができました。麺は特に大盛りとかにしませんでしたが、そこそこのボリュームで、そもそも麺自体が自家製麺でおいしいので、とても満足感がありました。
  トッピングはナルト、メンマ、チャーシュー、きぬさや、ネギで、オーソドックスなスタイル。チャーシューは普通でしたね。あえてチャーシュー麺を選ばなくてよかったような気もしました。
  餃子は選んで正解。1個1個がやや大ぶりで、3個というのは絶妙な量で、しかも、厚手の皮に、中は結構、ジューシーで小龍包みたいな感じでした。
  食後は、「ラーメン食ったど~」といった感じで、とても幸福感がありました。


  佐野ラーメン会に加盟しているラーメン店は76店。人口12万人という規模を考えると、かなり多いと思います。地元の人も訪れるし、観光客も歴史的な街並みと合わせて、ラーメン目当てにやってくるのでしょうね。
  一口に佐野ラーメンといっても、店によっていろんな味、スタイルがあるでしょうから、別のお店に行けば、また違った味を楽しめることと思います。ほかにも有名な店が多数あるようなので、また是非訪れてみたいと思います。
  佐野というと、有名な厄除け大師がありますが、今回は時間がなくて、参拝することができませんでした。近いうちに厄落としも合せて、佐野を再訪しないとだめですね。今回はこれにて終了。ごめんね、ごめんね~。

10月24日のポイント

  まじめにテクニカルの話をすると、8760-8840がポイントこの間でうろうろするようなら、比較的底堅く推移する可能性があります。前場寄り付き位置がとても重要。
  ユーロ問題が目先、最大のヤマ場ですが、乗り越えれば多少なりとも小康状態になるのか? ドルが仕掛けられたのは、日銀金融決定会合を意識して、追加緩和なり、為替介入の催促なのでしょう。おそらく。
  欧州金融問題はドイツ、フランスに負担を押し付けて、一時休戦に持ち込むような状態だと思いますが、ハンドリングを誤ると、奈落の底です。心して臨む必要があります。

10870
10780
10670
10560
10480
10330
10310
10200 直近高値
10160
10130
10110
10070
10050
10040 震災後戻り高値
10010
9980
9930
9910
9880
9850
9830
9790
9750
9730 
9710 6月28日高値
9690 
9670
9660
9650
9630 
9600
9580
9550
9520~9530
9430~9440
9360~9370
9310
9280 38.2%押し
9200
9110
9060
9000 50%押し
8930
8900
8870
8850
8830
8800
8760
8710 61.8%押し
8660
8630
8610
8580
8500
8470
8440
8400
8360 76.4%押し
8310
8290
7800 震災後安値

破滅までの道

  このところ、米国国家破綻あるいは世界恐慌まで、ずっと「長丁場」「長丁場」と言っているので、「もう聞き飽きた」と思われるでしょうし、そろそろオオカミ少年化しつつあります。もちろん、米国のデフォルトは回避されるかもしれないし、恐慌など今の時代にありえないかもしれません。そういう考え方もありだと思います。あくまでも未来予想は個々人の判断だし、「そういう考えもあるよね」程度に話半分に聞いていただければと思います。
  ただ、昨日、ドル・円が一時1ドル=75円70銭台と、戦後最高値を一瞬、更新し、あらためてドルの問題がクローズアップされるところとなりましたが、大渋滞中にちょっとだけ車の流れがよくなったような感じで、ひと心地ついたような気になりますね。私もちょっとだけホッとしました。どうせなら75円割れまで行ってほしかったですが。
  現時点では、私自身はやはり、流通しているお金の量や各国、各金融機関が抱える債務、金など価値あるものの裏付けを持たない不換紙幣の抱える矛盾、(真の意味での)勤勉さを捨てた欧米人の状況などから、破滅的な状況は回避できないと考えてますし、金融市場がどうとか、国家財政がどうかという小さなレベルを超えて、100年、200年、500年あるいは1000年のサイクルの歴史のサイクルからみて、大きな転換点を迎えており、その際に大きな乱気流のようなことが起きるんだろうと予想しています。
  最近は、エコノミストやアナリストといった職業の方からも、現在の状況はリーマン・ショックの前哨となった、2008年3月のベア・スターンズ危機の段階にあるみたいなコメントがよく見られるようになりました。この法則を単純にあてはめると今から半年後くらい、来年前半に大きな動きがあるということになりますね。
  このところ、欧州の要人からは、結構過激な発言が相次いでいます。「ギリシャは破たん処理すべきだ」「欧州は破滅的な状況を回避できない」みたいな。ついこの間までは「ギリシャが破綻すれば世界の金融システムが混乱する」とか「欧州発の世界恐慌は回避しなければならない」といった控えめで、しかも危機にしっかり対処しますというようなニュアンスが込められていたので、かなり状況は煮詰まっていることがうかがえます。
  ちょっと前なら、こんなヤバい発言をすれば、金融市場は敏感に反応していたと思いますが、あまり重要視されていませんね。ドルは下落しましたが、ユーロは一時期の軟調から比べると、「安全圏」といってもいいくらいのレベルです。油断は禁物なのですが。
  欧州金融安定化基金(EFSF)の基金拡充や拠出方法をめぐってフランスとドイツが対立していて、一見、不透明感が強まっていますが、おそらく、米国あたりが脅しをかけて、何とかまとめあげることになるのではないでしょうか。結局、何らかの形で基金拡充することは既定路線であって、不利な条件を押し付けられる側のドイツサイドから「ギリシャ破綻させちゃえよ」みたいな、恨み節が出たような感じでしょうね。基金拡充はほぼ決まっているので、だれもその発言をまともに取り合わないということなのでしょう。
  あくまでも個人的な感覚なのですが、前にもマーケットの動きを受けた、簡単なコメントの中で、「クリスマス、正月は楽しく過ごしたいなぁ」みたいなことを言ったと思います。皆さんそのように考えているのではないのでしょうかね。
  リーマン・ショックの際も、米国の金融機関の危機が表面化したのは、約1年前の2007年秋でした。ベアー・スターンズの半年くらい前ですよね。シンガポールや中東のSWFがシティの株を引き受けるみたいな話が次々と出てきて、金融市場は小康状態になりました。
  ただ、その時は、たしかクリスマスはぎりぎり乗り切ったと思いますが、年の瀬に崩れて、年末の大納会、年初の大発会ともに、暴落だったと記憶しています。
  私は現状は、ベアー・スターンズ危機というよりは、さらにその前の段階なのではないだろうかと考えています。ベアー・スターンズ危機は、本当にギリシャが破綻した時でしょうね。今はまだ破綻させないという印象です。こればっかりは急転直下何があるか分からないので、安易な予断は徹底的に排除すべきだとは思いますが。
  ギリシャ破綻で、いったん、金融市場が小崩落して、また、あらためて危機回避のスキームを練り直す、しばらくだらだらとやって、ポルトガルだ、スペインだ、イタリアだみたいな話になって、さらにはGSE問題などが導火線になって米国にも火がつく。
  現段階では、オオカミ少年はこのように予想します。東日本大震災やタイの洪水みたいな、不可抗力もあるので、何かあればその都度予想は修正していかないといけない思っています。予想に固執して意固地になって、柔軟さを失うのもだめですね。あくまでも一つの尺度であって絶対ではありません。
  そういったことを肝に銘じつつ、もし、世界経済の破滅があるとすれば、どういう道筋を進んでいくか、頭を悩ませながらも、ヘボ予想をするわけです。

来週の予定

【24日(月)】
08:50 日9月貿易収支
11:30 中国10月HSBC製造業PMI(速報)
16:30 独10月製造業PMI/非製造業PMI(暫定)
17:00 ユーロ圏10月製造業PMI/非製造業PMI/総合PMI(暫定)
※米決算 キャタピラー(20:30)

【25日(火)】
06:45 NZ7~9月期消費者物価指数
14:30 インド中銀 政策金利発表
22:00 カナダ中銀、政策金利発表
22:00 米8月S&Pケースシラー住宅価格指数
23:00 米10月消費者信頼感指数

【26日(水)】
07:00 ユンケル・ユーログループ議長講演
09:30 豪7~9月期消費者物価指数
16:30 ドラギ・イタリア中銀総裁、トレモンティ財務相、講演
21:30 米9月耐久財受注
23:00 米9月新築住宅販売件数

【27日(木)】
05:00 ニュージーランド中銀、政策金利発表
09:00 日銀政策委員会・金融政策決定会合
18:00 ユーロ圏10月消費者信頼感(確報)、鉱工業信頼感、業況判断指数
21:30 米新規失業保険申請件数
21:30 米7~9月期GDP(速報値)
23:00 米9月中古住宅販売成約指数

【28日(金)】
08:50 日9月鉱工業生産(速報)
21:30 米9月個人所得/個人支出
22:55 米10月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)

来週の予定

【24日(月)】
08:50 日9月貿易収支
11:30 中国10月HSBC製造業PMI(速報)
16:30 独10月製造業PMI/非製造業PMI(暫定)
17:00 ユーロ圏10月製造業PMI/非製造業PMI/総合PMI(暫定)
※米決算 キャタピラー(20:30)

【25日(火)】
06:45 NZ7~9月期消費者物価指数
14:30 インド中銀 政策金利発表
22:00 カナダ中銀、政策金利発表
22:00 米8月S&Pケースシラー住宅価格指数
23:00 米10月消費者信頼感指数

【26日(水)】
07:00 ユンケル・ユーログループ議長講演
09:30 豪7~9月期消費者物価指数
16:30 ドラギ・イタリア中銀総裁、トレモンティ財務相、講演
21:30 米9月耐久財受注
23:00 米9月新築住宅販売件数

【27日(木)】
05:00 ニュージーランド中銀、政策金利発表
09:00 日銀政策委員会・金融政策決定会合
18:00 ユーロ圏10月消費者信頼感(確報)、鉱工業信頼感、業況判断指数
21:30 米新規失業保険申請件数
21:30 米7~9月期GDP(速報値)
23:00 米9月中古住宅販売成約指数

【28日(金)】
08:50 日9月鉱工業生産(速報)
21:30 米9月個人所得/個人支出
22:55 米10月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)