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10月11日のポイント

  まずは、雇用統計の後始末をどうするか。ドル・円はマーケットが開く、週明けの明日(10日)からが勝負。指標発表後の高値の76.90は上回る可能性が高いが、77.10が壁。超えても長続きするかどうかです。しかし、下で売りまくっているので、76.50を下回ることも想定しておかなければならない。
  明日は米国も祝日ですが、株式市場は取引を行うので、大きな動きは期待できないにしても、雇用統計の影響を織り込み、材料をこなす展開が期待されます。
  中国も国慶節開けですかね。いよいよ、10月相場本番です。適度に荒れてほしい。
  

10870
10780
10670
10560
10480
10330
10310
10200 直近高値
10160
10130
10110
10070
10050
10040 震災後戻り高値
10010
9980
9930
9910
9880
9850
9830
9790
9750
9730 
9710 6月28日高値
9690 
9670
9660
9650
9630 
9600
9580
9550
9520~9530
9430~9440
9360~9370
9310
9280 38.2%押し
9200
9110
9060
9000 50%押し
8930
8900
8870
8850
8830
8800
8760
8710 61.8%押し
8660
8630
8610
8580
8500
8470
8440
8400
8360 76.4%押し
8310
8290
7800 震災後安値

レンジ相場の傾向と対策



  月1回のビッグ・イベント米雇用統計(9月)は、非農業部門雇用者数が前月比+10万3000人で、市場予想(6万人程度)を上回りました。先日も簡単にしておきましたが、このところ米国の経済指標は総じて小康状態にあり、売り材料というよりは、むしろ、目先底を打っても、それなりの理由づけをできる状況です。
  雇用統計については、すでに職探しをあきらめた人についてはカウントされず、実態を反映していないという批判があります。また、これは私見ですが、相場操縦に利用されている感があります。雇用統計に先だって発表されるADP雇用報告の内容と整合性が取れないケースが多く、ADPで景気回復期待をあおっておいて、雇用統計で落とすというのがこの1、2年のパターン(稀にではあるがADPがネガティブで、雇用統計が良いケースもあります)です。
  雇用統計前のもそもそとした動きから、何となく、どの方向に相場を動かそうかというのが分かるんですよね。だから雇用統計は月1回のボーナス・ステージなのですが、この1年ほど、気持ちよく取れることはほとんどなくなりました。
  昨日もそうでしたね。今週の売買動向から、日経先物もドル・円もバイアスは上にかかっているような感じだったので、雇用統計を利用して、上に持っていこうとしているのかなということは予想できましたが、上昇前に安値圏で本気になって売っている場面もあったので、まともに買おうという気にはなれませんでした。
  むしろ、万一ネガティブな内容だった場合のリスクを考えてしまいます。たかだか8600から8650前後まで50円そこそこの値幅ですよ。1ドル76.60から76.90まで30銭しか上がらないんですよ。こんな相場をまともに相手にするんだったら、十分上昇した、あるいは下落したところで、ショートなりロングなりをかけた方が安全に設けられます。
  先物だと8300円台で買えば、下げ渋るので、それなりに獲れますし、逆に8600以上だと、ショート目線でいい。ドル・円はこのところ76.50が防衛ラインで、76.10くらいまでの下落は許容範囲ですよね。上は8月の介入ポイントである77.10を超えれば、そろそろ売ってみてもいいかなという感じです。
  どこにも価格の持っていき場がないから、狭いレンジで行ったり来たりするしかないので、こういう相場つきにしかならざるを得ないわけです。下手に価格を動かせないので、雇用統計のようなビッグ・イベントを利用して、ジャンプ・アップしたり、大暴落したりということも、できなくなってしまった。
  そもそも、今の価格帯にいるのも、ビミョーなバランスで成り立っているのです。米国は金融緩和というインチキをしないと株価を維持できないし、中毒症状の一歩手前まで陥っています。昨年来3度の為替介入をして、かろうじて価格を保っているドル・円も同様です。
  だから、好材料が出ても、素直に反応できなくなってしまっています。株価操作もなく、為替介入も行っていなかったならば、それなりの水準まで下げて、経済指標を受けて、しっかり反発できていたと思いますが、不自然な価格帯にあるので、気持ちの悪い動きにしかなりません。政府や中央銀行が市場に介入する弊害ですよね。まさに。
  欧米の財政問題を取り巻く状況や、金融機関をめぐる環境、そして、単純にテクニカル(日柄、値幅)から考えて、そろそろ、暴落あるいは大幅下落のタイミングかなぁという気がしないでもないですが、悪あがきを続けるならば、もしかしたら、今後、数か月くらい、こういう動きが続く可能性もあります。
  中国の株式市場なんか見ていると、配当から考えるとすでに十分下げていると思うのですが、いまだに執拗に「バブル崩壊」懸念をあおっています。何か思惑があるんでしょうね。
  中国バブル崩壊については、一面ではそういう部分もあるとは思いますが、3年くらい前から比べると、はるかに落ち着いているし、かつての日本の狂乱的な土地ブームを考えると、今の中国の勢いはむしろおとなしいぐらいだと思います。貧富の差は激しいし、いろんな矛盾を抱えているわけですが、中国の中流以上の層はハンパない購買力を持っています。安物の車やテレビ、衣料品しかかえない、ケチな米国人とは違うのです。
  デイ・トレードでは、しばらくはたまに小さな値幅を稼ぐのがせいぜいでしょうか。あまり深追いするべきでないですね。結果として、動いてしまっても「去る者は追わず」。あまりこだわると、逆を突かれたときに大けがをします。じっくり腰を落ち着けて確信のあるところ以外ではエントリーしないのが無難ですね。
  金はいい感じで押し目を付けているし、中国株も中長期投資の視点で、いろいろ研究してもいいのではないでしょうか。欧米が金融恐慌に突入したら、ある程度はお付き合いせざるを得ないでしょうが、いつまでもシンクロすると考えるのは間違いでしょう。ダメ人間は堕ちるし、勢いのある人間は、しっかり立ち直るでしょうから。
  そういう視点で投資を考えるじきではないでようかね。

来週の予定

【10日(月)】
17:30 ユーロ圏10月投資家信頼感指数
19:00  主要国8月景気先行指数(OECD)
※日本 体育の日
※米 コロンブス・デー(為替、債券市場は休場、株式市場は通常取引)

【11日(火)】
09:30 豪9月NAB企業景況感指数、企業信頼感指数
17:30 英8月鉱工業生産
21:15 加9月住宅着工件数
27:00 米連邦公開市場委員会議事録(9月20、21日開催分)

【12日(水)】
08:50 日8月機械受注統計
09:30 豪8月住宅ローン約定件数、8月投資貸付
17:30 英9月雇用統計
18:00 ユーロ圏8月鉱工業生産

【13日(木)】
09:30 豪9月雇用統計
11:00 中国9月貿易収支
21:30 米8月貿易収支
21:30 米新規失業保険申請件数

【14日(金)】
11:00 中国9月消費者物価指数
21:30 米9月小売売上高
22:55 米10月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)

望みつながる



  すっかり秋ですね。日中の気温が25度だったので、Tシャツ一枚でも大丈夫かと思ったら、寒いこと。野球シーズンが終わってしまうんだなぁとしみじみと感じました。


  あまり勝ち負けにこだわらないスタンスでしたが、いざ試合を見ると、どうしても熱くなってしまいますね。ぼやきが止まらない試合内容でしたが、東京ヤクルト・スワローズは何とか勝ちました。中日ドラゴンズは巨人に勝ったのかと思ったら、引き分けたんですね。
  ヤクルトは何とか首の皮一枚で、つながりました。


  セ・リーグのペナントの行方は週明け月曜日からの中日・ヤクルト4連戦で決まることになりそうです。ナゴヤドームですが、見に行くかどうか思案中。悩ましい・・・。


  ヤクルト対広島東洋カープという、とっても地味なカードですが、優勝につながる重要なゲームなのに、スタジアムはガラガラ。主催者発表で観客数は1万6576人だそうですが、本当にそんなに客はいたのか? 1万人を切っているんじゃないかというのが実感でした。
  パ・リーグは地域密着で、観客動員数を増やしていますが、セ・リーグはいまだに殿様商売なので、重要な試合にもかかわらず、消化試合のようなありさまでした。


  秋風が吹いて寒いし、観客席も寒いですが、試合内容もまた寒かった・・・。恒例のスタメン比較ですが、両チーム実力は互角ですね。どちらもあまりワクワク感がないし、首位の座から落ちただけあって、ヤクルトは完全にオーラがなくなっています。
  先発はヤクルト・赤川、広島は事前のスポーツ紙の予想では大竹となっていましたが、ジオでした。赤川はプロ3年目で、徐々に実力をつけてはいますが、両投手とも、3番手クラスですね。
  ヤクルトは2番に福地が入っているのが特徴。元広島で、西武を経てヤクルトに入りました。元広島らしい、足が速く、守備が堅い選手です。2番に定着していた田中浩の代わりに二塁手が森岡が8番打者。ホワイトセル、バレンティンの両外人は打線の中心ですが、安定しません。
  広島は、栗原が安定感を感じさせますが、選手層の薄さを感じさせるオーダーです。4、5年前は、緒方がいて、新井がいて、シーツがいて、ラロッカがいたんです。嶋の戦線離脱も痛い。
  8番・木村が一瞬、ぎょっとしましたが、昨年亡くなった木村拓也さんとは別人ですね。ただ、“足の速さはだれにも負けない~♪”の応援歌は引き継いでいます。




  どちらの投手が先にくたばるかなぁと思ってみていたのですが、お互い貧打で投手の助け合いをしてしまいました。
  七回表まで両チーム無得点だったのですが、息詰まる投手戦というよりは、打線がヘボすぎて、終盤まできてしまったという感じでした。




  何しろ凡打に次ぐ凡打なもんで、試合のペースが速く、午後7時半すぎには、ラッキー7で東京音頭の傘を振り振り。いつもより1時間ほど早い展開です。
  今晩は午後9時半の米雇用統計をリアルタイムで見たくなかったので、野球を口実にしてトレードから遠ざかるつもりだったのですが、困ったもんです。




  試合は、七回裏、2死一、二塁から捕手・相川がレフト前ヒットを放ち、二塁ランナーの代走田中浩が生還して先制。それが決勝になりました。
  次のバッターは赤川で、当然勢いに乗って代打を送るのかと思いきや、そのまま打席に立たせ、七回は1点どまり。ヤクルト投手陣は今、厳しい台所事情とはいえ、なぜ、確実に勝つための策をとらないのか、まったく理解不能。この監督で優勝は厳しいですな。




  で、こうなると赤川はプロ初完封への期待がかかるわけですが、案の定というべきか、九回表につかまり、リリーフで林昌勇が登場。
  今シーズン、ヤクルトが失速したのは中継ぎ、抑えがしっかりしなかったことも大きな要因なのですが、本当に危なっかしいんですよ。二死、二、三塁のきわどい場面を迎えたのですが、何とか、ラストバッター松山をライトフライに打ち取ってゲームセット。何とも後味の悪い試合でした。


  さて、ここでプチ・ラーメン道。試合が終わったのが何と午後8時半過ぎ、これでは、米雇用統計の発表に間に合ってしまうので、寄り道しようと思って、地下鉄・外苑前駅に向かう途中に白味噌ラーメンを売りにするラーメン店があるのですが、ちょっと気になっていたので、そこに入店。
  特盛ラーメン(600円)というのを頼んだのですが、近年こんなにまずいものを食ったことがあるかというぐらい、まずかった。見た目はおいしそうなんですがね。
  それでも、青山通りから近く、大学やオフィスなんかが集まる場所柄、若い女性なんかが結構、入っているんですよね。なんでだろ。
  胸焼けして苦しい状態のまま、青山一丁目まで歩き、家路につきましたとさ。おしまい。来週、ナゴヤドームどうしようかな・・・。

暴落待ち

  雇用統計はポジティブサプライズ。過去分も上方修正されています。発表後、一瞬はねましたが、77円に乗せられず。
  好材料として織り込むならば、爆発的な上昇があっていいと思いますが、上げられない理由があるということです。
  来週、再来週あたり暴落を期待したいですが、どうなることやら。変なラーメン食べて気分が悪い・・・。