2011年10月18日のマーケット予想

株:NYダウ反落
17日の米株式市場は、ドイツのメルケル首相、ジョイブレ財務相が「23日に開催されるEU首脳会議で最終的な解決策は打ち出されない」との見解を示し、欧州債務問題に対する楽観的な見方が後退したことや、10月NY州製造業景況指数が-8.48と市場予想を下回る内容だったことなどが嫌気され、反落となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比247.49ドル安の11,397.00ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,795円となっており、市場の予想レンジとしては8,700円−8,850円となっている。
 
為替:ユーロが下落
17日の外国為替市場では、ドイツのジョイブレ財務相の発言を受けて、欧州の債務危機に対する楽観的な見方が後退したことなどを受けて、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台後半、ユーロドルは1.37ドル台前半となっている。
本日は、豪中銀10月理事会議事録の公表が予定されている。経済指標の発表では、円9月消費者物価指数(予想:前年比+4.9%)、10月ZEW景況感指数(予想:-45.0)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.50−77.30円となっている。

商品:NY原油反落
17日のNY原油先物取引は、米経済指標が失望する内容だったことや、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことなどが嫌気され、反落となった。中心限月の11月限の終値は、前営業日比0.42ドル安の1バレル86.38ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことなどが嫌気され、反落となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比6.40ドル安の1オンス1,676.60ドルで引けた。