株:NYダウ反発
26日の米株式市場は、同日発表された米4月消費者信頼感指数が65.4と市場予想を上回ったことに加えて、自動車大手フォードや、貨物輸送大手UPSなどの企業決算が好調な内容だったことなどを背景に、買いが優勢となり、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比115.49ドル高の12,595.37ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,625円となっており、市場の予想レンジとしては9,500円−9,700円となっている。
為替:ドルが下落
26日の外国為替市場では、スペインが実施した短期国債証券の入札が順調に消化されたことを受けて、ユーロに買い安心感が広がったことに加えて、バーナンキFRB議長が明日の米FOMC会合の終了後に行われる定例記者会見で、緩和的金融政策を当面続ける可能性を示唆するのではないかとの一部見方が広がる中で、ドルがユーロなどに対して下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は81円台半ば、ユーロドルは1.46ドル台半ばとなっている。
本日は、FOMC政策金利の発表とその後に行われるバーナンキFRB議長の記者会見の動向に注目が集まっている。経済指標の発表では、豪第1四半期消費者物価指数(予想:前年比+3.0%)、英第1四半期GDP(予想:前期比+0.5%)、米3月耐久財受注(予想:前月比+2.0%)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては81.00−82.00円となっている。
商品:NY金反落
26日のNY原油先物取引は、FOMCや原油在庫統計の発表を控えて様子見ムードが広がり、前日終値近辺で揉み合う展開となった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比0.07ドル安の1バレル112.21ドルで引けた。
NY金先物取引では、このところ急騰していた銀塊現物が大幅に下落したことを背景に、金も売り圧力が強まり、9日ぶりに反落して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比5.60ドル安の1オンス1,503.50ドルで引けた。