2011年9月6日のマーケット予想

株:NYダウ休場
5日の米株式市場は、レーバーデーのため休場となっている。欧州株式市場では、中国やユーロ圏の経済指標が弱い内容となったことや、欧州圏の債務問題に対する懸念が強まり、ドイツのDAX指数が前営業日比約5%の下落となるなど、大幅下落となった。
本日の東京市場では、欧州株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。市場の予想レンジとしては8,600円−8,750円となっている。

為替:ユーロが下落
5日の外国為替市場では、ドイツの地方選挙で与党が大敗を喫したことや、ギリシャやイタリアの財政をめぐる懸念が高まり、ギリシャの10年物国債利回りが19%を突破するなど、欧州圏の債務危機が再燃する中で、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台後半、ユーロドルは1.41ドル近辺となっている。
本日は、豪州準備銀行理事会(政策金利)の公表が予定されている。経済指標の発表では、独7月製造業受注(予想:前月比-1.5%)、米8月ISM非製造業景況指数(予想:51.1)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.50−77.30円となっている。

商品:米商品市場休場
5日の米商品市場は、レーバーデーのため休場となっている。ただ、先週末の米雇用統計の悪化や欧州債務懸念の再燃を受けて、NY金の時間外取引では、1,900ドルを上回る水準で取引されており、東京市場の夜間取引でも先限が66円高と大幅高となっている。