株:NYダウ反発
3日の米株式市場は、米株式市場が連休中の欧州株式市場が堅調だったことや、米11月建設支出が前月比+1.2%、12月ISM製造業景況指数が53.9と市場予想を上回る良好な内容だったことなどを好感し、大幅反発となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比179.82ドル高の12,397.38ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,560円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,500円−8,600円となっている。
為替:ユーロが上昇
3日の外国為替市場では、ドイツやフランス、中国の製造業PMIが市場予想を上回る良好な内容だったことに加えて、米国の経済指標も予想を上回る内容となったことを受けて、投資家のリスク資産への投資が活発化する中で、ユーロや資源国通貨が上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台後半、ユーロドルは1.30ドル台半ばとなっている。
本日は、注目される経済指標の発表がないなど、取引材料に欠ける一日となっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.30−77.30円となっている。
商品:NY原油急反発
3日のNY原油先物取引は、米国を始めとした各国の経済指標が改善したことに加えて、イラン軍が原油輸送の要であるホルムズ海峡近辺でミサイルの試射を行うなど、イラン情勢の緊迫化がよりいっそう高まり、供給ひっ迫懸念が強まる中で、急反発となった。中心限月の2月限の終値は、前営業日比4.13ドル高の1バレル102.96ドルで引けた。
NY金先物取引では、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことや、原油をはじめ商品市場全般が上昇したことも金の買い材料となり、1,600ドル台の大台を回復した。中心限月の2月限の終値は、前営業日比33.70ドル高の1オンス1,600.50ドルで引けた。