2012年4月25日のマーケット予想

株:NYダウ反発
24日の米株式市場は、米3月新築住宅販売件数が32.8万戸と市場予想を上回る内容だったことや、通信大手AT&Tや事務用製品大手スリーエムが発表した四半期決算が市場予想を上回る内容だったことなどを好感し、買いが優勢となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比74.39ドル高の13,001.56ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,530円となっており、株式市場の予想レンジとしては9,450円−9,600円となっている。
 
為替:ユーロが上昇
24日の外国為替市場では、オランダ政府が実施した国債入札が無難に消化されたことや、3月新築住宅販売件数が32.8万戸と市場予想を上回る内容となり、世界経済の回復に対する期待感が膨らんだことなどを好感し、ユーロや資源国通貨が上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は81円台前半、ユーロドルは1.31ドル台後半となっている。
本日は、FOMC(政策金利の発表)ならびにバーナンキFRB議長の記者会見が予定されており、市場の注目が集まっている。経済指標の発表では、英第1四半期GDP速報値(予想:前年比+0.3%)、米3月耐久財受注(予想:前月比-1.7%)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては80.80−81.60円となっている。

商品:NY原油反発
24日のNY原油先物取引は、米経済指標が堅調だったことや、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを好感し、反発して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比0.44ドル高の1バレル103.55ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを背景に買いが優勢となり、反発して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比11.20ドル高の1オンス1,643.80ドルで引けた。