株:NYダウ続伸
2日の米株式市場は、中国の3月購買担当者指数が53.1と前月から大幅に上昇したことや、米3月ISM製造業景気指数が53.4と前月から上昇したことなどを好感し、エネルギー株や素材株などを中心に買いが入り、続伸して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比52.45ドル高の13,264.49ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場は上昇した一方で、為替市場で円高が進行しており、強弱材料が交錯する中で、動きづらいとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物が10,100円となっており、株式市場の予想レンジとしては10,050円−10,150円となっている。
為替:ユーロが下落
2日の外国為替市場では、3月ユーロ圏製造業購買担当者景気指数が47.7と前月から低下したことなどが嫌気され、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は82円近辺、ユーロドルは1.33ドル台前半となっている。
本日は、豪準備銀行理事会(政策金利の公表)や、米2月製造業新規受注(予想:前月比+1.2%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては81.80−82.60円となっている。
商品:NY原油続伸
2日のNY原油先物取引は、米経済指標が堅調だったことや、米石油大手BPが、バルホール石油関連施設での生産を停止したと発表したことを受けて、北海産原油の積荷が遅れるとの観測が浮上したことなどを背景に、大幅続伸となった。中心限月の5月限の終値は、前営業日比2.21ドル高の1バレル105.23ドルで引けた。
NY金先物取引でも、原油相場の上昇に連れた買いが入ったことなどから、続伸して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比7.80ドル高の1オンス1,679.70ドで引けた。