株:NYダウ続落
18日の米株式市場は、この日上場したSNS大手のフェイスブックの株価が伸び悩んだことから、投資家の間で失望感が広がり、SNS関連銘柄を中心に売りが優勢となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比73.11ドル安の12,369.38ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,555円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,500円−8,650円となっている。
為替:ユーロの買い戻し
18日の外国為替市場では、G8を週末に控えて、ポジション調整の動きが強まり、ユーロが買い戻される展開となった。NY終値ベースで、ドル円は79円近辺、ユーロドルは1.27ドル台前半となっている。
本日は、主要な経済指標の発表などもなく、取引材料が乏しい1日となっており、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.80−79.40円となっている。
商品:NY原油続落
18日のNY原油先物取引は、ギリシャのユーロ圏離脱をめぐる懸念がくすぶっていることや、中国の住宅関連の経済指標が悪い内容となり、中国の景気が減速しているとの懸念が広がったことなどが嫌気され、6日続落して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比1.08ドル安の1バレル91.48ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、為替市場でユーロ安が一服したことや、17日に発表された5月フィラデルフィア地区連銀景況指数がマイナスに転じたことを受けて、米国の追加金融緩和の思惑が広がり、インフレヘッジとしての金に買いが入り、続伸して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比17.00ドル高の1オンス1,591.90ドルで引けた。