2012年7月31日のマーケット予想

株:NYダウほぼ横ばい
30日の米株式市場は、欧米の金融政策決定会合や米雇用統計の発表などを控える中で、様子見ムードが広がり、動意薄の展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比2.65ドル安の13,073.01ドルで引けた。
本日の東京市場でも、欧米の金融政策決定会合を控えて、動きづらいとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,620円となっており、株式市場の予想レンジは、8,550円−8,650円となっている。

為替:ユーロが下落
30日の外国為替市場では、欧米の金融政策決定会合を控える中で、ここ最近上昇していたユーロにポジション調整の売りが入り、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.22ドル台半ばとなっている。
本日は、ユーロ圏6月失業率(予想:11.2%)、5月S&Pケース・シラー住宅価格指数(予想:前年比-1.5%)、7月米消費者信頼感指数(予想:61.4)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては77.80−78.50円となっている。

商品:NY原油反落
30日のNY原油先物取引は、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことなどが嫌気され、売りが優勢となった。中心限月の8月限の終値は、前営業日比0.35ドル安の1バレル89.78ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことが嫌気され、マイナス圏に沈む場面もあったものの、31、1日に行われるFOMCで、何らかの緩和策を打ち出すとの期待感が膨らみ、続伸して引けた。中心限月の8月限の終値は、前営業日比1.70ドル高の1オンス1,619.70ドルで引けた。