株:NYダウ反発
14日の米株式市場は、7月米小売売上高が前月比+0.8%と4ヶ月ぶりにプラスに転じたことや、ホームセンター大手ホーム・デポの第2四半期決算が市場予想を上回る増益となったことなどを好感し、買いが優勢となった。ただ、その後は、ハイテク株などを中心に利益確定の売りが優勢となり、値を削る展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比2.71ドル高の13,172.14ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が小動きだったことや、国内勢がお盆休みに入っていることなどから、動きづらいとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,940円となっており、株式市場の予想レンジは、8,900円−9,000円となっている。
為替:ドルが上昇
14日の外国為替市場では、米小売売上高が良好な内容だったことを受けて、ドルが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台後半、ユーロドルは1.23ドル台前半となっている。
本日は、米7月消費者物価指数(予想:前月比+0.2%)、米7月鉱工業生産(予想:前月比+0.4%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.40−79.20円となっている。
商品:NY原油反発
14日のNY原油先物取引は、米経済指標が堅調だったことや、中東の地政学的リスクに対する懸念などを背景に買いが優勢となり、反発して引けた。中心限月の9月限の終値は、前営業日比0.70ドル高の1バレル93.43ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、米経済指標が堅調な結果となったことを受けて、早期の追加金融緩和実施への期待感が後退し、続落して引けた。中心限月の12月限の終値は、前営業日比10.20ドル安の1オンス1,602.40ドルで引けた。