株:NYダウ反発
31日の米株式市場は、バーナンキFRB議長の講演で、「労働市場の改善は受け入れ難いほど遅い」と、深刻な懸念を表明したことを受けて、追加金融緩和に対する期待感が高まり、反発して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比90.13ドル高の13,090.84ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,890円となっており、株式市場の予想レンジは、8,800円−8,950円となっている。
為替:ドルが下落
31日の外国為替市場では、バーナンキFRB議長の講演を受けて、米国で追加金融緩和に対する期待感が高まり、ドルが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は78円台前半、ユーロドルは1.25ドル台後半となっている。
本日は、米国市場が休場となっており、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.00−78.80円となっている。
商品:NY原油反発
31日のNY原油先物取引は、バーナンキFRB議長の講演を受けて、追加金融緩和に対する期待感が強まったことや、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを好感し、大幅反発となった。中心限月の10月限の終値は、前営業日比1.85ドル高の1バレル96.47ドルで引けた。
NY金先物取引でも、米国の追加金融緩和に対する期待感が高まったことなどを好感し、急反発して引けた。中心限月の12月限の終値は、前営業日比30.50ドル高の1オンス1,687.60ドルで引けた。