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2012年5月21日のマーケット予想

株:NYダウ続落
18日の米株式市場は、この日上場したSNS大手のフェイスブックの株価が伸び悩んだことから、投資家の間で失望感が広がり、SNS関連銘柄を中心に売りが優勢となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比73.11ドル安の12,369.38ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,555円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,500円−8,650円となっている。

為替:ユーロの買い戻し
18日の外国為替市場では、G8を週末に控えて、ポジション調整の動きが強まり、ユーロが買い戻される展開となった。NY終値ベースで、ドル円は79円近辺、ユーロドルは1.27ドル台前半となっている。
本日は、主要な経済指標の発表などもなく、取引材料が乏しい1日となっており、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.80−79.40円となっている。

商品:NY原油続落
18日のNY原油先物取引は、ギリシャのユーロ圏離脱をめぐる懸念がくすぶっていることや、中国の住宅関連の経済指標が悪い内容となり、中国の景気が減速しているとの懸念が広がったことなどが嫌気され、6日続落して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比1.08ドル安の1バレル91.48ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、為替市場でユーロ安が一服したことや、17日に発表された5月フィラデルフィア地区連銀景況指数がマイナスに転じたことを受けて、米国の追加金融緩和の思惑が広がり、インフレヘッジとしての金に買いが入り、続伸して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比17.00ドル高の1オンス1,591.90ドルで引けた。  

                                                                                          

2012年5月18日のマーケット予想

株:NYダウ続落
17日の米株式市場は、スペインのバンキア銀行で預金が大量に引き出されたと報道されたことや、ギリシャでも預金口座からの引き出しが続くなど、欧州圏の金融システムに対する不安が広がったことに加えて、米4月景気先行指数が前月比-0.1%、5月フィラデルフィア地区連銀景況指数が-5.8と市場予想より大幅に悪化したことなどが嫌気され、続落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比156.06ドル安の12,442.49ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,680円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,600円−8,800円となっている。

為替:ユーロが下落
17日の外国為替市場では、スペインとギリシャで大量の預金が引き出されていると報じられるなど、欧州圏の金融システムに対する不安が広がっていることや、米経済指標の悪化などを背景に、リスク回避の動きが広がり、安全資産といわれる円が上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は79円台前半、ユーロドルは1.26ドル台後半となっている。
本日から、G8首脳会議が予定されており、市場の注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては78.80−79.60円となっている。

商品:NY原油続落
17日のNY原油先物取引は、欧州不安などを背景に為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、米経済指標が軟調だったことなどが嫌気され、一時92.09ドルを付けた。ただ、その後は、駐イスラエル大使がイランへの軍事攻撃の準備が整っていると発言したことを受けて、地政学的リスクが高まり、下げ幅を縮小する展開となった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比0.25ドル安の1バレル92.56ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、米経済指標の悪化を受けて、米国の追加金融緩和に対する期待感が強まったことや、ここ最近の下落の反動から安値拾いの買いが入り、大幅反発して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比38.30ドル高の1オンス1,574.90ドルで引けた。  

                                                                                          

2012年5月17日のマーケット予想

株:NYダウ続落
16日の米株式市場は、政局混乱が深まるギリシャで、ECBが資本不足に陥っているギリシャの一部銀行に対して資金供給を停止したことを受けて、ユーロ圏の債務問題に対する懸念が強まったことなどが嫌気され、続落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比33.45ドル安の12,598.55ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,755円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,700円−8,850円となっている。
 
為替:ユーロが下落
16日の外国為替市場では、ECBがギリシャの一部銀行に対する資金供給を停止したことや、ギリシャがユーロ圏から離脱するのではないかとの懸念が高まる中で、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は80円台前半、ユーロドルは1.27ドル台前半となっている。
本日は、日第1四半期GDP速報値(予想:前期比年率換算+3.5%)、米4月景気先行指数(予想:前月比+0.1%)などの経済指標の発表が予定されている。さらに、スペインの長期債入札が予定されており、市場の注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.70−80.50円となっている。
 
商品:NY原油続落
16日のNY原油先物取引は、ユーロ圏の債務問題への懸念が広がったことや、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が210万バレルの積み増しとなったことや、原油受け渡し拠点のオクラホマ州クッシングの在庫が過去最高を記録したことなどが嫌気され、続落して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比1.17ドル安の1バレル92.81ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、原油相場の下落に連れて売りが優勢となり、続落して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比20.50ドル安の1オンス1,536.60ドルで引けた。  

                                                                                          

2012年5月16日のマーケット予想

株:NYダウ続落
15日の米株式市場は、ギリシャで新たな連立政権樹立に向けた協議で合意できず、再選挙の実施が決定したことを受けて、EUとIMFの支援に反対する左派勢力が再選挙で勝利し、ユーロ圏から脱退するのではないかとの懸念が強まったことが嫌気され、続落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比63.35ドル安の12,632.00ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,845円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,800円−8,950円となっている。

為替:ユーロが下落
15日の外国為替市場では、ギリシャで連立政権樹立に向けた協議が決裂し、同国がユーロ圏から離脱する可能性が高まったことなどが嫌気され、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は80円台前半、ユーロドルは1.27ドル台前半となっている。
本日は、米4月住宅着工件数(予想:+68.0万戸)、米4月鉱工業生産(予想:前月比+0.5%)などが予定されている。また、ギリシャを始めとした欧州圏の動向にも注目が集まっており、注意が必要である。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.70−80.50円となっている。

商品:NY原油続落
15日のNY原油先物取引は、ドイツ第1四半期GDP速報値が強い内容だったことなどを受けて、上昇する場面があったものの、ギリシャの政局不安などを背景に為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことなどが嫌気され、続落して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比0.80ドル安の1バレル93.98ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、原油相場の下落に連れて、売りが優勢となり、一時1,546.80ドルを付けた。ただ、その後は、インドなどから現物需要とみられる買いが入り、下げ幅を縮小する展開となった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比3.90ドル安の1オンス1,557.10ドルで引けた。  

                                                                                          

2012年5月15日のマーケット予想

株:NYダウ続落
14日の米株式市場は、ギリシャで新たな連立政権の樹立が難航していることや、ドイツの地方選挙で、メルケル首相率いる与党が大敗を喫するなど、欧州圏の政局不安が高まっていることに加えて、前週末に発覚したJPモルガン・チェースの巨額損失を受けて、金融機関の財務状況に対する不安が高まっていることなどが嫌気され、続落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比125.25ドル安の12,695.35ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,865円となっており、株式市場の予想レンジとしては8,800円−8,950円となっている。

為替:ユーロが下落
14日の外国為替市場では、欧州圏の政局不安が膨らんでいることや、ユーロ圏3月鉱工業生産が前月比-0.3%と予想に反して減少し、欧州圏の景気後退が深刻になるとの懸念が高まったことなどが嫌気され、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は79円台後半、ユーロドルは1.28ドル台前半となっている。
本日は、独第1四半期GDP速報値(予想:前期比+0.1%)、ユーロ圏第1四半期GDP速報値(予想:前期比-0.2%)、米4月消費者物価コア指数(予想:前月比+0.2%)、米4月小売売上高(予想:前月比+0.2%)など、注目される経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.40−80.20円となっている。
 
商品:NY原油続落
14日のNY原油先物取引は、ギリシャの政局不安などを背景に為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が「現行価格を下回る水準が望ましい」と述べたことなどが嫌気され、続落して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比1.35ドル安の1バレル94.78ドルで引けた。
NY金先物取引でも、為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことや、原油相場の下落に連れて、売りが優勢となり、続落して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比23.00ドル安の1オンス1,561.00ドルで引けた。