電力政策、「経産省頼み」からの脱却を(復興への道)
2011年4月11日に東日本大震災復興構想会議の設置が閣議決定され、14日に第1回会合が開催された。
大震災という未曽有の危機に対して、政府はこれまで「止血」に全力を挙げてきた。それは危機管理対応という観点から当然のことである。その対応が十分であったかはともかく、1か月が経過して原発問題を除けば「病状」が安定してきたことから、そろそろ「止血」は終えて本格的な「治療」を行う段階に入るということだろう。
「全国民の英知を結集」して、その「治療」の基本方針を示すのが、復興構想会議の役割なのであり、大いに期待したい。
元に戻す復旧ではなく創造的復興を
14日の第1回会合では、五百旗頭真座長からも菅直人総理からも同様に、「元に戻す復旧ではなく創造的復興を」との発言があったようだ。