このところの浮かれ気分がすっかり吹き飛んでしまいました。要は、麻薬が切れたら、正常に動けない相場だということです。しかも、麻薬が切れた時点で暴落してくれればいいのですが、それもしない。一部の人たちの思惑、タイミングで上下する相場が復活です。バレンタインデー以降、この1カ月間は夢のような時間でした。
よくよく考えてみれば当たり前なんですけどね。追加緩和やら為替介入やら、経済指標を改ざんして、ここまで無理くり上昇させてきたわけで、その効果が切れたらこうなります。
普通に考えたら、9550を付けた時点でゲームオーバーなんですが、まだ決着が着いたわけではありません。もしかすると1万円にトライする場面もあるかもしれないということです。ドル・円は、85円レベルまで戻せるかどうかですよね。現時点ではそうした可能性を考慮しつつも、逆の可能性も覚悟しておかなければなりません。
こういう局面で、日中の値動きをつぶさに観察すればいろいろ見えてきますね。終値は高めにしてきましたが、その前に9550にしつこくからんでいます。普通に考えれば、下落局面であることが濃厚ということです。
こういう細かい動きを把握できないと、継続的に結果を出せるトレーダーになることはまず無理でしょうね。よほどのばくちの才能でもない限りは。そもそも「9550」がポイントであることを見抜けるか、見抜けるかどうかで実力が決まってしまいますが。見抜けないなら、細かい値動きを狙ったトレードには向いていないと自覚したほうがいいでしょうね。
と言いつつ、一昨日のロスカットが心の傷になっています。薄々はやばいなと思いつつも、詰めが甘かったですね。