【テクニカル講座 第8回】続・相場の転換点

  テクニカル講座と、これまでの相場雑観、戦略を見ていただければ、なんとなく、「こういう根拠でトレードしているんだな」という雰囲気だけでも感じていただけたと思います。
  ドル・円はテクニカル的な動きにトライし、FOMC直前に崩れてしまいました。一方で、日経225先物はまだ、テクニカル的に動くかどうか、可能性を残しています。
  いずれこれについても考察したいと思いますが、ドル・円と日経平均は基本的にリンクして動くので、両方ウォッチしていないと、相場を見失ってしまうことになりかねません。日経225先物しか見ていない人は、“絶対に”ドル・円チャートを見る習性をつけてください。FX専門、あるいはドル・円専門の人もなるべく、日経平均に気を付けるようにしてください。
  実際のマーケットでは、ドル・円と日経225先物がちぐはくな動きとなっていますが、これが介入などがあればどう変化するか、この辺も注視しなければなりません。
  この1、2年はテクニカルが役に立たない、説得力を持たない地合いが続いてきましたが、変化の兆しも見えるということです。楽観はできないのですが。