【テクニカル講座 第9回】値幅について考える

  「利食い千人力」といいますが、トレードで重要なのは、1円でも勝ち逃げすることです。この1~2年の相場で一番難しかったのは、利益をどこで確定するかだったと思います。
  方向感なく、何を目指しているかわからないので、ロングでもショートでも「行って来い」の展開になることが多く、ポジションを1週間以上引っ張るのはなかなか勇気のいることでした。かといって、日中の値幅も小さい上、ランダムな動きをするため、デイトレードも難しく、個人投資家泣かせの地合いでした。
  今週以降、テクニカル相場が復活することを期待しています。日経225先物では、すでにお伝えした通り、その兆候がみられます。
  過度な期待は禁物ですが、いつ何が起きても対応できるように、値幅についての考え方をまとめておきたいと思います。