ラーメン道 ニュースタイル 四ツ目通り編1

  最近注目されているラーメンの新ジャンルに“肉そば”があります。神保町にある「けいすけ」がその草分けで、そのボリューム感から、若い世代を中心に人気を博しています。そのけいすけの支店で、江東区・住吉の店舗を訪れてみました。


  けいすけ住吉店は半蔵門線住吉駅のすぐそばにあります。スカイツリーのある押上から錦糸町を経て東陽町方面に向かう四ツ目通り沿いにあります。押上、錦糸町、住吉一帯は、主にファミリー層が住むエリアですが、都心から近い割に、家賃が安いことから、若者も多くみかけます。四ツ目通り沿いは、こうした層をターゲットに近年新興のラーメン店が相次いで開店しており、さしずめ東の「環七通り」のような様相となっています。
  東京で有名なラーメン店は、池袋、新宿、渋谷より西、山の手に集中しているので、下町より東にラーメン店ができるのは、良い傾向だと思います。


  店内は、カウンターと奥に座敷があり、都心のラーメン店とは違って、店舗のスペースに余裕がある様子がうかがえます。訪れたのは、午後1時過ぎで、店内には大学生風の若者や、近所のサラリーマンの姿がみられました。
  肉そば極み・大盛り(醤油、980円)を注文しました。普通のチャーシューに2枚のトントロが追加され、丼ぶり一面が肉で覆い尽くされていました。薬味でしょうか、すりおろしたショウガがのっているのも特徴です。
  さっそく、鶏がらや豚骨など骨系は一切使わず、肉と野菜でとったというスープをすすると、あっさりとマイルドな感じでした。麺も中太麺で、スープとの相性も悪くありませんでした。ショウガがアクセントになり、最後まで飽きないで飲み干すことができました。
  さて、メインのチャーシュー。初めての肉そばで、これが楽しみでこの店に来たのですが、事前の予想(思い込み)に反し、薄く、食感がぱさぱさし、肉汁が感じられず、肉の臭みも残っていました。それが5~6枚のっていたのですが、胸焼けしてしまいました。
  トントロの方は、期待通りの味で、「これぞチャーシュー」という感じで、救われた感じがしました。でも2枚しかのってなかったんですよね。
  麺とスープは、好感の持てる味だったので、とても残念ですね。これを食べるためにわざわざ、神保町や住吉に行こうということになるか? やや疑問ですね。“NEW OLD STYLE”がキャッチコピーのようですが、ちょっと看板倒れですね。


  食べログの評価を見ると、私と同じような感想を持った人が何人かおられました。さすがにチャーシューを売りにしているだけに、店の方からすると、直ちに、チャーシューを変えるというのは難しいかもしれません。
  ただ、トントロはおいしいし、ラーメンのつくりそのものは悪くないので、ほんのマイナー・チェンジで、かなり良くなると思うのですがね。