先日、テレビを見ていたら、フジ系だったと思いますが(私は基本的にはテレビは5、7、8、9チャンネルしか見ません)、女芸人に1カ月間、乳酸菌を多く含む食事を摂取させて、身体への効果を検証するみたいな番組をやっていました。
結論から言うと、1カ月乳酸菌を摂り続けた結果、ダイエット効果とか肌つやがよくなったとか便秘が治ったとか花粉症の症状が改善したとか、薬事法違反すれすれ(というか抵触していると思うのですが)の内容で、某あるある大事典の反省がまったくないんだなぁという内容でした。
ただ、私が3~4カ月に一度受診し、絶大の信頼を置いている主治医は、健康かどうかは腸内の善玉菌の数に左右されると常々言っており、乳酸菌を摂取することで、腸内に善玉菌が増えれば、健康に大いにプラスになるでしょう。
乳酸菌も動物性と植物性があり、効果があるかないかは人それぞれだとは思いますし、必要ない人やかえって体調を崩す人なんかもまれにいるでしょう。また、ヨーグルトなんかは原料の牛乳に雑菌が混入しており、悪玉菌増殖の温床(とはいっても余裕で食品衛生法はクリアできるレベル)になりかねないので注意する必要があります。
植物性乳酸菌だと、漬物、みそ、しょうゆ、日本酒など身近なさまざまな食品に含まれているので、いろいろな食品を意識して多めに摂って、しばらく続けてみることで体調に変化があるかどうか、経過を観察してみるといいでしょうね。そして、体に合うものがあれば積極的に普段の食生活に取り入れればいいでしょう。
と偉そうに書いていますが、実は私は、つい最近まであまり乳酸菌など意識していませんでしたし、自分自身の食生活を振り返ると、動物性、植物性いずれの乳酸菌ともあまり縁がありませんでした。
ヨーグルトは好きですが、毎日食べるほどではないし、漬物も外食で定食や何かについてくるものをつつく程度、みそ汁も毎日は飲んでいませんでしたし、日本酒はあまり好んでは飲みません。せいぜいしょうゆぐらいのものでしょうか。
昨年5月からダイエットを始め、食べる量が減ったので、ダイエットにありがちなのですが、便秘気味になって困っていたんですよね。
それで、意識して乳酸菌を摂取してみようと。主治医からも私の場合、寒い季節になると、腸内の善玉菌が減る傾向にあると指摘されていたので、便秘対策と合わせて健康維持という目的もありました。
かつては米が体質に合わないと主治医から言われていたのですが、漢方薬を飲んで体質改善し、NGの食べ物はなくなりました。
ちなみに体に合う食物は人それぞれで、穀類(でんぷん質)は特に合わないものが多いようで、米、麦、そば、ジャガイモなんかは、人によってパワーを発揮したり、毒になったりするし、牛肉、豚肉、鶏肉もそうです。ニンジン、りんご、なすび、キノコ類はうつ病を誘発する場合もあるようですね。
血液検査でも体質に合う食べ物や、合わない食べ物を判定できるものがあるそうなので、健康に不安のある人や、健康な状態を維持したい人は、試してみるといいかもしれません。
私はこの年明けから、意識して漬物や味噌汁を多めに取るようにし、某カゴメの植物乳酸菌飲料も飲むようにしていますが、便秘状態はすっかり解消されました。乳酸菌のおかげかどうかは分かりませんが、荒れがちだった肌も、いい状態が続いています。
すべての人に言えることですが、「体が資本」です。以前、取り上げましたが、まずは脳の健康が第1であることはいうまでもありませんが、体に必要な栄養を吸収する腸も脳と勝るとも劣らないほど重要です。脳と腸が両輪になって、体を動かしていると言っていいでしょう。
腸にも気を配ることで、健康で快適な日常生活を目指したいものです。