今週は月に1度の重要イベントである米雇用統計を週末に控え、様々な思惑が交錯することになりそうだ。国内マイナーSQでもある。また、8月初頭にデッド・ラインを迎える米国の債務上限をめぐる攻防もヒート・アップすることになりそうだ。
基本的には、株、為替ともにリスク回避基調が続いている。株に関しては、「どこまで上げるの?」ということが最大のテーマとなる。QE2終了で、最後のひとふかしとなるのか、それとも、本格的な上昇局面に移行するかだろう。日経先物を見る限り、そこそこ強い上昇局面ではあるが、いろいろと下にしがらみもあるので、一筋縄にはいかない感じでもある。
日経先物は、震災後の5月2日に付けた10040を意識した攻防となりそうだ。10040を超える価格帯は、震災後の急落局面でほとんど足がかりがないので、上値めどが見えにくい。日足の戻り高値を確認しつつ、勢いやIRなどを基に考えていくしかない。
明日、月曜日は悩ましい。というか、基本的にはよほど分かりやすい根拠が示されない限り、日中トレードする必要はないし、するべきではないのではないだろうか。米国市場が休場であることも考慮する必要がある。
先週末のシカゴ終値は9985円。9980をどうするか、大台10000をどうすすか、その先の10040をどうするか、課題だらけだ。
荒っぽい攻防が想定される一方、日中はいつもの1000枚板にロックされて、身動きが取れなくなる可能性がある。ワン・テンポおいてからでいいと思う。乗り遅れたら、深追いはしない。それでいいのではないだろうか。
10890
10870
10780
10670
10480
10310
10040 震災後戻り高値・全値戻し
9980
9930~9940
9850
9800
9790 フィボナッチ61.8%戻し
9730
9710 6月28日高値
9690
9670 フィボナッチ50%戻し
9660
9650
9630
9600
9580 フィボナッチ38.2%戻し
9550
9520~9530
9430~9440
9360~9370
9310 先週安値