2011年8月22日のマーケット予想

株:米株式市場続落
19日の米株式市場は、世界的な景気減速懸念や、前日報道された欧州系銀行の経営不安などに加えて、コンピューター世界最大手ヒューレット・パッカードの四半期決算で通年の業績見通しを下方修正し、同社の株価が急落するなど、ハイテク株などを中心に売りが優勢となり、ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比172.93ドル安の10,817.65ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が急落しており、マイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,630円となっており、市場の予想レンジとしては8,550円−8,750円となっている。
 
為替:ドル円一時76円割れ
19日の外国為替市場では、日本の財務官が円を特定の水準に誘導するための持続的な為替介入を実施する計画はないという一部米紙の報道を受けて、ドル円は一時76円を割り込むなど、円高が進行した。一方、ECBが国債を買い入れるとの観測が浮上したことから、ユーロはドルに対して上昇する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は76円台半ば、ユーロドルは1.43ドル台後半となっている。
本日は、独8月ZEW景況感指数(予想:-25.0)、米7月新築住宅販売件数(予想:31.0万戸)などの経済指標の発表が予定されている。また、ドル円が一時最安値を更新したことから、当局の円売り介入に対する警戒感も高まっており、その動向に注意する必要がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.00−77.30円となっている。

商品:NY金続伸
19日のNY原油先物取引は、世界的な景気減速や欧州系銀行の経営悪化などに対する懸念などが嫌気され、時間外の電子取引で一時79.17ドルまで下落した。その後は、為替市場でユーロ売りが一服したことや、米株式市場が安値から買い戻されたことに連れて、原油相場も値を戻したものの、上値は重く、中心限月の9月限の終値は、前営業日比0.12ドル安の1バレル82.26ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、世界的な景気減速懸念などを背景に、安全資産としての金を買う動きが強まり、2日連続で史上最高値を更新して引けた。中心限月の12月限の終値は、前営業日比30.20ドル高の1オンス1,852.20ドルで引けた。  

                                                                                          

最近の量販店


  テレビのアナログ放送が終わるということで、5年前に買った手持ちのDVDレコーダーが地デジ対応してなかったため、1カ月半ほど前に、BDレコーダーを買おうということになりました。
  事前に、詳細に調査した結果、パナソニック・ディーガのBZT600という機種が、3番組同時録画(スカパーを入れると4番組同時)でき、HDDが500GBついて、3D対応、しかも価格がリーズナブルということで、購入を決めました。
  私の先入観では、価格コムの最安価格がダントツに安いというイメージがあったので、当時、5万8000円台が最安値だったので、そこに決めました。5年延長保証を付けて6万円弱という感じでしょうか。
  DVDレコーダーは、その当時、8万円で買ったので、より安い値段で、しかもハイスペックのものがゲットできるということで、テンションが上がりました。
  で、3日ほどして商品が届いたのですが、HDMIケーブルって別売りなんですね。付属のケーブルは赤、白、黄色のアナログケーブルで、やはりハイビジョン画質でみたいので、秋葉原のヨドバシカメラにHDMIケーブルを買いに行きました。
  ボーナス支給直後で、地デジ移行直前ということもあって、売り場には、シャープ・アクオス、東芝・レグザ、パナソニック・ディーガが山積みになっていて、次から次へと売れていました。
  ふと、価格を見ると、私が買ったBZT600は、62,800円でポイントは10%還元。ということは??? 実質的には5万6000円台。HDMIケーブル分は浮くことになります。
  いやあ、参りました。家電量販店は、商品を見に行くところで、実際に買うなら価格コムとか、ネットでと思っていたのですが、物によっては、量販店の方が安い場合もあるんですね。勉強になりました。
  実は、私はかつて、秋葉原の電器店(某なんとか無線)で働いていたことがあるのですが、そこの社員割引よりも、ヨドバシ、ビックカメラといった量販店が安く、価格コムはさらに上を行っていたのですが、そこはやはり商売の世界。みすみす、安売り競争で客を取り逃すということはしないんですね。恐るべし量販店。
  ちなみに私が勤めていた、電器店は価格競争に敗れ、今は売り場をテナントとして貸し出し、オタク向けのフィギュアの店になっています。これも時代の流れですね。
  まあ、ちょっと悔しい思いをしたのですが、購入したBDレコーダーそのものには、大変満足しています。まず、本体が非常にコンパクトであるということ。テクノロジーの進化を感じます。そして、LANケーブルをつなげば、ネットで番組予約ができ、外出先からでも予約可能なのです。
  HDDの容量がやや小さく、外付けHDDはつけられないタイプなのですが、たまった番組で残したいものはBDに焼けばいいので、それほど不便は感じません。
  重くてかさばるVHSビデオデッキの時代から考えると、隔世の感があります。と同時に、これだけ機器がスリム化すると、低コスト化が図れる反面、部品を必要としない分、雇用が減ってしまうんだろうな、とも心配してしまいます。
  いずれは、外付けのレコーダー時代不要になる時代が来るんでしょうね。どう考えても、その方が合理的ですから。そう考えると、電機メーカーってますます苦境ですよね。
  さっき価格コムを検索してみてさらにびっくり、最安価格は5万1000円台。まあ、近々、新モデルが出るんでしょうけれども、日本からビデオデッキを大量に米国に輸出して稼いでいた時代を考えると、いかに利が薄いか。切なくなってしまいます。

8月22日のポイント

  一応、週末のバーナンキFRB議長の講演がビッグ・イベントということらしいです。そして、時のたつのは早いですが、来週金曜日は雇用統計があります。
  今週もやはりポイントはユーロですかね。ドル・円は、戦後最高値は、財務官の軽率な発言によるものということで済ましてしまうのか? それとも、もう反転することはないのか? よくわかりませんね。

10870
10780
10670
10560
10480
10330
10310
10200 直近高値
10160
10130
10110
10070
10050
10040 震災後戻り高値
10010
9980
9930
9910
9880
9850
9830
9790
9750
9730 
9710 6月28日高値
9690 
9670
9660
9650
9630 
9600
9580
9550
9520~9530
9430~9440
9360~9370
9310
9280 38.2%押し
9200
9110
9060
9000 50%押し
8800
8710 61.8%押し
8630
8430 76.4%押し
8400
7800 震災後安値

来週の予定

【22日(月)】
21:30 米7月シカゴ連銀全米活動指数
23:00 米4~6月期住宅ローン延滞率
バイデン米副大統領訪日(~24日)

【23日(火)】
16:30 独8月製造業PMI(暫定値)
17:00 ユーロ圏8月製造業PMI(暫定値)
18:00 独8月ZEW景況感指数
23:00 米7月新築住宅販売件数
米2年債入札

【24日(水)】
17:00 独8月Ifo景気動向指数
(ユーロ圏の債務金融不安や世界減速、ドイツ株急落などで下振れリスク)
21:30 米7月耐久財受注
23:00 米6月住宅価格指数
米5年債入札

【25日(木)】
21:30 米新規失業保険申請件数

【26日(金)】
08:30 日7月全国消費者物価指数
17:30 英4~6月期国内総生産(改定値)
17:30 英6月サービス業指数
21:30 米4~6月期国内総生産(改定値)
22:55 米8月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)
23:00 バーナンキFRB議長、経済シンポジウムで講演(@ジャクソンホール)

袋小路

  外国為替市場で、ドル・円は8月19日(米ニューヨーク時間)に1ドル=75.90円台と史上最高値をつけました。東日本大震災直後の3月17日につけた、76.25近辺がサポートと考えられており、3月以来、2度にわたる為替介入でこのラインを防衛していることから、簡単には割れないと(一般的には)思われていたラインであり、この事実を重く受け止める必要があります。
  なぜ、このタイミングで史上最高値をつけてきたのか、背景をよく考える必要があります。まず、バイデン米副大統領が中国、そして日本を歴訪のさなかに相場が動いた。そして、深押ししたり、安値でうろうろすることなく、75円台をつけてすぐに反発したということで、何らかのメッセージであるということです。
  金融市場では、S&Pによる米国のソブリン格付け引き下げにより、一時、米国の債務問題がクローズ・アップされましたが、目下、ユーロを取り巻く情勢の方が緊迫しており、米国よりもポルトガル、スペイン、イタリアの方が先に逝ってしまう可能性が高い。
  だから、世界中の資金が“質への逃避”ということで、米国債へと向かっている。米国債の償還、借り換えが相次いぎ、“Xデー”とされた8月15日を乗り切れたのも、ユーロ危機があったにほかならないということでしょう。
  一部のマーケットコメントでは、対円でのドル安の要因には、米国債が堅調で、利回りが極めて低く保たれているということものがあります。一面の真実ではありますが、では、なぜ米国債を買うためにドル資金需要があるにもかかわらず、ドルが売られるのか? それでは説明がつきません。
  欧州の次は米国。目端の利く世界の投資家は、もう気づいています。金価格の高騰は、それを裏付ける状況証拠ですね。資源価格も一時と比べると落ち着いていますが、米ドルの価値が下がっているので、実質的には(米国やドルの大量保有者にとっては)価格が上昇していることになります。
  円高、金価格高騰、資源、食糧価格の高止まりで、ドルはじわりじわりと紙屑と化しつつあります。だから、ドルを持っていても実質的には価値は目減りし、質への逃避になるのか疑問を投げかけざるを得ない状況になっています。ユーロから逃げ出したのはいいけど、泥船から泥船へと乗り移ったようなものです。
  最後の大きな泥船をどうやって沈まないようにするか? あるいは、沈むのを遅らせるか? バイデン副大統領が、中国、日本を行脚して、「何とかしてくれ」と頼みに来たということでしょう。日本に対しては、お願いというよりは恫喝であり、米国の都合通りに振付させられるに決まっています。
  中国は、外交辞令で、米ドル、米国債を支持し、信認するとの立場をとっていますが、バイデン副大統領が帰国すれば、何が話し合われたのか、米国にどう対峙していくか、ヒントを示してくれるでしょう。
  日本は、これから何度、為替介入させられるかですね。次の総理大臣は、間違いなく、米国のおめがねにかなった人物が就くのでしょうから、大量出血は免れないでしょうね。小沢一郎・民主党元代表のグループの動向が注目されますが、主導権を握れない以上、あまり期待できそうにありません。
  悲しいことに日本があてにならない以上、中国の動向に神経質にならざるを得ない。米国を植物状態でも何とか延命させる案があるのか? それとも、米国を計画倒産させて、中国が覇権を握るのか? 世界情勢は中国次第です。今まで以上に注意深くウォッチしなければなりません。
  いずれにせよ、米国が袋小路にあるという事実には変わりはなく、日本は巻き添えを食らって、悲劇的な状況に陥る危険性が極めて高い。国をあてにせず、厳しい時代を生き抜いていく覚悟が必要です。

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