6月21日のポイント

  週明け20日のシカゴ日経先物終値は9430円。ポイントは昨日とほぼ変わらず、ラインがやや上がってまずは9400~9430をめぐる攻防。寄り付きは9430円以上で寄り付くかどうかを見たい。その気になれば9490円あたりまでは戻せる範囲。
  昨日は日中、サポートを割りながら、夜になって9360円を回復するという、何ともむかつく動きだった。昨日のコメントで、サポートを割っても安易に追随できない旨コメントしたのもこういう理由からだ。
  今晩からいよいよイベントが本格化。基本は様子見が無難。寄り付き位置次第では、ちょっと面白そうだが。目先買い意欲を見せる可能性たかいものの、「恐慌前夜」であることは変わらず。
  下は再び、9360円がポイントになるか?

2011年6月21日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
20日の米株式市場は、米地銀大手がカナダの大手銀行の米リテール部門を買収するとの発表を受けて、今後の企業のM&Aに対する期待感が高まったことなどを背景に買いが優勢となり、続伸して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比76.02ドル高の12,080.38ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場は上昇したことを好感し、輸出関連株などを中心にプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物は9,430円となっており、市場の予想レンジとしては9,350円−9,500円となっている。

為替:スイスフランが上昇
20日の外国為替市場では、ギリシャの債務問題について、ユーロ圏財務相の会合でギリシャへの120億ユーロの次回融資について実施するかどうかの最終的な決定を先送りしたことを受けて、ギリシャの先行き不透明感が強まったことから、ユーロは対スイスフランで一時1.20スイスフラン台前半をつけるなど、安全資産といわれるスイスフランが買われる展開となった。NY終値ベースで、ドル円は80円台前半、ユーロドルは1.43ドル近辺となっている。
本日は、独6月ZEW景況感指数(予想:-2.0)、米5月中古住宅販売件数(予想:480万戸)などの経済指標の発表が予定されている。さらに、ギリシャでは、パパンドレウ改造内閣に対する信任投票が行われる可能性があり、その動向に注目が集まっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては79.50−80.50円となっている。

商品:NY原油反発
20日のNY原油先物取引は、ギリシャの債務問題をめぐる先行き不透明感を背景に下落して始まったものの、その後は、ドル安の進行で切り返し、反発して引けた。中心限月の7月限の終値は、前営業日比0.25ドル高の1バレル93.26ドルで引けた。
NY金先物取引でも、ギリシャの債務問題をめぐる先行き不透明感を背景に、安全資産としての金を買う動きが強まり、5日続伸した。中心限月の8月限の終値は、前営業日比2.90ドル高の1オンス1,542.00ドルで引けた。

     

                                                                                          

問われる構想力とエンジニアリング力(徹底予測 日本の復興)

前回は、原子力発電所事故の影響と、日本のエネルギー政策のあり方について話を聞いた。今回は、復興計画のあり方についてまとめる。  震災前に、国土交通省がまとめたデータに、東北圏の人口は、2050年には現在の3分の2に減っているという予測がありました。老年化指数 (15歳未満人口100人に対する65歳以上人口の比)は、現在の24、25%から44%に増加します。  つまり、今後40年で過疎化と高齢化が極端に進む地域だとみなされていたのです。  この過疎化、高齢化の流れは、3・11を境に、急激に加速しました。  このままでは、現在、全国に散らばって避難生活を余儀なくされている被災者の人たちは、将来、ふるさとに戻ろうにも戻れなくなってしまいます。

居場所

  日経先物もドル・円も今の価格帯には居場所がなさそうな動きですね。ドル・円はもう少し伸びるかと思ったら、80.34止まり。午後4時前後は絶好の買い時でしたが、動きが早くて逃してしまいました。というか居眠りしていた・・・。
  先物は夕場高値が9360円。今後は9360円が節目として意識されますね。
  今夜は目立ったイベントなし。ギリシャがらみで何か動きがあるかどうか。明日の夜から明後日、明々後日にかけてがヤマでしょう。先は長い。
  

きな臭く

  リーマン・ショック直前に似た状況になってきましたね。意外と底堅いんだけれど、上に抜けられない。あの時は、材料に事欠いて、「韓国の銀行がリーマン救済に乗り出す」など、いろんなデマが飛び交った。
  とりあえずはギリシャ支援で合意先送り。多分、合意なんて無理だと思いますよ。どっちにせよ、民間銀行が持っているギリシャ債が引き金になって、いずれ債券市場は大混乱になる。
  日経先物はとりあえず、今度は9350~9360円がレジスタンスになる。昼過ぎ以降、あまりウォッチしてませんでしたが、サポートを下抜けたにもかかわらず、下げ渋るという、予想通りの展開でしたね。
  さっさと、落ちるところまで落ちてほしいものです。

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