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  moumoonの“Swallowtail Buttefly”。カバー曲なんですが、本家に負けないぐらい、曲にうまくはまっているんですよね。なぜか、真夏に聴くと清涼感が感じられます。
  他人の曲のカバーって大体がスベるケースが多いですよね。どうしても曲に魂が入らないから、安っぽく感じてしまいます。ジョン・レノンの曲のカバーはたいていひどいです。それだけカバーする人たちのレベルが低いということでしょう。

気になるCM



  9・11テロでは2機のアメリカン航空機が、ニューヨークの世界貿易センタービル、ワシントンのペンタゴンにそれぞれ突っ込んだということになっています。
  しかし、本当にアメリカン航空機だったのか? その証拠は何一つ開示されていません。安易に陰謀論に走るのはどうかと思いますが、ジェット燃料が燃え上がっても建物の骨組みの鉄筋、鉄骨を溶かす温度には達しないのに、なぜ、双子のビルは倒壊したのか? 周辺の建物も“連鎖倒壊”したのはなぜか?など不可解な点が数多く存在します。
  米国が国家破綻すれば、おそらくこのあたりの真実も明らかになることでしょう。日々、金融市場のウォッチを通じて、米国が金融詐欺国家であることに私たちはもう気づいています。テロも米国の自作自演、あるいはアルカイダなる集団にわざと起こさせた・・・いろいろと考えられますね。



  アメリカン航空のCMはテロ直後につくられたもので、テロに立ち向かう姿勢を強調したイメージCMなのですが、結局、米国の世界に衝撃と恐怖を与えて、自分たちの都合のいいように、荒らしま回る、犯罪行為に直接、間接に加担していたということになります。
  CMを何も考えずに見ると、引き込まれてしまうし、非常によくできていると思います。そういうところが米国のイメージ戦略やソフト・パワーのすごいところだし、とっても恐ろしいところでもあります。

気になるCM

  テレビ東京「モヤモヤさまぁ~ず2」で聴いて以来、耳について離れないCMです。手がけたのはCMソングの神様、三木鶏郎さん。歌はザ・ピーナッツ。CM史に残る傑作です。
  今でいえば、作詞作曲キダ・タロー、歌パフュームみたいな感じでしょうか。


  小田急は、最近はややツンデレで、たそがれた感じの、ロマンスカーのイメージCMで有名ですが、「ピポ、ピポ~♪」だった時代もあったんですね。歴史を感じます。
  今の時代には合わないとは思いますが、たまにはこういうピポ~なCMも出てほしいですね。


心豊かに

  映画「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」は、ギタリストのライ・クーダーがキューバの老音楽家を探し出して、キューバ音楽のバンドを結成し、ニューヨークのカーネギー・ホールで演奏するという、ドキュメンタリー映画です。
  イブラヒム・フェレール、ルーベン・ゴンザレス、エリアデス・オチョアといった、ほとんど知られていなかった、音楽家たちのセンス、才能は超一級で、キューバ音楽の実力を世界に知らしめました。
  私も映画がきっかけでキューバにはまった一人で、実際にキューバに旅行し、さらに感動を深めました。カリブ海に浮かぶ宝石のような国ですね。
  アルバムのリリースが1997年、映画の公開がたしか2000年で、9・11テロの直前。敵国である米国の文化の中心、カーネギーホールに掲げられたキューバ国旗が印象的でした。その頃はまだ、米国も敵国の文化にも寛容な大国としての余裕が感じられました。
  キューバはご存知の通り、社会主義国で、米国の経済封鎖が続いているため、物資が不足し、庶民の暮らしは質素というか貧困そのものです。現状に不満を持ち亡命したり、海外に出稼ぎに出る人たちも少なくありません。
  でも実際にキューバを訪れると、人々は陽気だし、楽しそうに生きている。社会主義ということもあって治安もいいし、中国のように観光客にたかるということもない(ただ、やはりたまに詐欺師まがいの人はいる)。なにより映画同様、音楽を愛する人たちで、夜な夜な街中のあちこちにあるクラブで夜通し、演奏とダンスが繰り広げられます。
  米国などは人をだましてまで資源や富を搾取し、見せかけの豊かさを謳歌したわけですが、没落寸前で、それを支えてきた日本も、どうやら抱き着き心中ということになりそうです。
  こうなると、何が幸せなのかということを考えるべきでしょうね。利口ぶって小賢しく立ち回って、必死にスマートなふりをするのか、自然や感性に逆らわずに必要以上に無理をせずに生きるのか。
  世界はそう単純ではないとは思いますが、もう一度、何に重きを置くか考えてみるのもいいかもしれません。

感動CM

  東日本大震災でお蔵入りになった(ACのぽぽぽぽーんに取って代わられた?)、JR九州の九州新幹線鹿児島ルート全線開通のCMがネットで話題になり、フランスのカンヌ国際広告祭金賞を受賞したということです。
  私も先日、初めてこのCMを見ましたが、新幹線にかける地元の人の熱意が伝わってくるいいCMだと思いました。ただ、この金賞がどんな価値を持つのか分からないですが(食品のモンドセレクションの金賞ぐらい?)、「この程度で金賞なの?」という疑問もないではなかったです。
  言葉が少ない分、海外の人にも何となく受けたのでしょうが、この手のイメージCMで私が好きなのは、関西電力の阪神大震災15年目のイメージCMですね。東日本大震災があり、原発事故があった後の今となっては、ちょっとブラック・ユーモアぽくなってしまうかもしれませんが、震災直後に生まれた子供たちの成長と、震災からの復興を重ね合わせていて、未来に向かってしっかり進んでいくんだという前向きなメッセージが伝わってきます。
  アンジェラ・アキさんの「手紙~拝啓 十五の君へ~」は、このCMのために作られたんじゃないかと思うほど絶妙にマッチしています。
  東日本大震災は、阪神大震災と比べて規模ははるかに大きいし、原発事故も加わり、政府首脳や経済界トップの無神経で売国的な言動にうんざりさせることは多いけど、またこれからも、こういうCMが生まれたらいいなと心から願います。


  関西電力は、これ以外にも優れたイメージCMを出していて、黒部ダムをモチーフにしたCMが下の動画です。これもバック・ミュージックが非常に効果的で、中島みゆきさんの「糸」で情感たっぷりに表現されています。
  黒部ダムの建設物語はNHKのプロジェクトXでもいの一番に取り上げられ、「希望の星」とも非常に合うと思いますが、あえて、ややたそがれた感じの「糸」が採用されたところに、センスが感じられます。私はこのCMを見てCDを買ってしまいました。


  原発問題や計画停電、節電をめぐって、電力会社がバッシングに遭っていますけど、社員の人たちには心意気のある人も多いと思うんですよね。
  日本はこれまでいくつかの困難を乗り越えてここまで来たのですから、英知と技術力を結集すれば、何とかなると思います。というより、原子力を使わなくてすむ高い技術力があるにもかかわらず、外国の横やりで阻まれるという構図を何とかしなければならない。やればできるんです。日本は。