タグ別アーカイブ: マーケット予想

2011年9月30日のマーケット予想

株:NYダウ反発
29日の米株式市場は、米週間新規失業保険申請件数が39.1万件、米第2四半期GDP確報値が前期比+1.3%といずれも市場予想より良好な内容だったことや、ドイツ議会が欧州金融安定化基金(EFSF)の拡充法案を可決したことなどを好感し、上昇して始まった。しかし、その後は、ハイテク株を中心に売りが広がり、NYダウはプラス圏を保ったものの、ハイテク株中心のナスダック総合指数はマイナス圏に沈む展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比143.08ドル高の11,153.98ドルで引けた。
本日の東京市場では、ドイツ議会でEFSFの機能拡充法案が可決されたことや、米株式市場の上昇などが株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,730円となっており、市場の予想レンジとしては8,650円−8,750円となっている。

為替:ユーロが上昇
29日の外国為替市場では、ドイツ議会がEFSFの拡充法案を可決したことや、米国の経済指標が良好な内容となり、株式などのリスク資産への投資が活発化したことなどを背景に、ユーロがドルと円に対して上昇する展開となり、NY終値ベースで、ドル円は76円台後半、ユーロドルは1.35ドル台後半となっている。
本日は、ユーロ圏9月消費者物価指数(予想:前年比+2.5%)、米8月個人消費支出、9月シカゴ購買部協会景況指数(予想:55.5)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.30−77.20円となっている。

商品:NY原油反発
29日のNY原油先物取引は、米国の経済指標が良好な内容だったことや、ドイツ議会がEFSF拡充法案を可決したことなどを好感し、反発となった。中心限月の11月限の終値は、前営業日比0.93ドル高の1バレル82.14ドルで引けた。
NY金先物取引では、ドイツ議会がEFSF拡充法案を可決し、欧州債務問題が和らぐとの見方が広がる一方、根本的な解決には至らないとの見方も根強く、動意に欠ける展開となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比0.80ドル安の1オンス1,617.30ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年9月29日のマーケット予想

株:NYダウ反落
28日の米株式市場は、ドイツで、欧州金融安定化基金(EFSF)の拡充法案の議会採決を29日に控えて警戒感が強まったことや、ここ数日相場が急上昇した反動から、利食い売りが優勢となり、反落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比179.79ドル安の11,010.90ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,560円となっており、市場の予想レンジとしては8,500円−8,650円となっている。

為替:ユーロが下落
28日の外国為替市場では、ドイツでEFSFの拡充法案の議会採決を控える中で、ユーロの買い持ち高を圧縮する動きが強まり、ユーロが下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台半ば、ユーロドルは1.35ドル台前半となっている。
本日は、前日のフィンランドに続いて、ドイツでEFSFの機能拡充に対する議会採決が予定されている。経済指標の発表では、米週間新規失業保険申請件数(予想:42.0万件)、米第2四半期GDP確報値(予想:前期比+1.2%)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.00−77.00円となっている。
 
商品:NY原油反落
28日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比190万バレル増と市場予想を上回る積み増しとなったことや、株式市場の下落などが悪材料となり、急反落となった。中心限月の11月限の終値は、前営業日比3.24ドル安の1バレル81.21ドルで引けた。
NY金先物取引では、前日急騰の反動で利食い売りが優勢となったことや、為替市場のドル高などを背景に、急反落となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比34.40ドル安の1オンス1,618.10ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年9月28日のマーケット予想

株:NYダウ続伸
27日の米株式市場は、ギリシャのパパンドレウ首相が、ドイツのメルケル首相と対談し、債務危機回避に向けて国内の構造改革を断行することなどを約束したことや、前日報道されたEFSFの規模拡大の報道などを好感し、大幅続伸となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比146.83ドル高の11,190.69ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,625円となっており、市場の予想レンジとしては8,500円−8,700円となっている。

為替:ユーロが上昇
27日の外国為替市場では、前日に引き続き欧州債務問題が進展するとの期待が広がる中で、ユーロが買われる展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台後半、ユーロドルは1.35ドル台後半となっている。
本日は、フィンランドでEFSFの機能拡充に対する議会採決が予定されている。経済指標の発表では、8月米耐久財受注(予想:前月比±0.0%)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.30−77.00円となっている。
 
商品:NY原油続伸
27日のNY原油先物取引は、各国の株式市場が上昇したことや、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを好感し、大幅続伸となった。中心限月の11月限の終値は、前営業日比4.21ドル高の1バレル84.45ドルで引けた。
NY金先物取引でも、商品市場全般の上昇に連れたことや、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを好感し、急反発となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比57.70ドル高の1オンス1,652.50ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年9月27日のマーケット予想

株:NYダウ反発
26日の米株式市場は、欧州当局者がギリシャ債務に50%の債務元本の削減を適用する計画や欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の規模拡大、欧州中央銀行の利下げが噂されるなど、欧州債務問題の進展に期待が集まる中で、金融株を中心に買い戻される展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比272.38ドル高の11,043.86ドルで引けた。
本日の東京市場では、欧米株式市場が反発しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,465円となっており、市場の予想レンジとしては8,350円−8,550円となっている。

為替:ユーロが上昇
26日の外国為替市場では、欧州当局者がEFSFの拡充を検討するなど、欧州債務問題が進展するとの期待が広がる中で、ユーロが買われる展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台前半、ユーロドルは1.35ドル台前半となっている。
本日は、7月米ケース・シラー住宅価格指数(予想:前月比+0.7%)米9月消費者信頼感指数(予想:46.0)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.00−76.80円となっている。

商品:NY原油反発
26日のNY原油先物取引は、前週に引き続き世界的な景気減速懸念の高まりなどが嫌気され、一時77.11ドルを付けた。ただ、その後は、欧米株式市場が反発したことや、為替市場でユーロが上昇したことを好感し、急速に買い戻される展開となった。中心限月の11月限の終値は、前営業日比0.39ドル高の1バレル80.24ドルで引けた。
一方、NY金先物取引では、23日に米CMEグループが金先物証拠金の引き上げを発表したことや、他市場での損失を補填するための換金売りが強まる中で、4日続落となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比45.00ドル安の1オンス1,594.80ドルで引けた。  

                                                                                          

2011年9月22日のマーケット予想

株:NYダウ急落
21日の米株式市場は、FOMC声明で、4,000億ドルの長期国債を買い入れ、同額の短期国債を売却する「ツイストオペ」を実施すると表明したものの、第3弾量的緩和策に言及しなかったことなどが嫌気され、急落する展開となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比283.82ドル安の11,124.84ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が急落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が8,530円となっており、市場の予想レンジとしては8,500円−8,700円となっている。

為替:ドルが上昇
21日の外国為替市場では、FOMC声明でツイストオペの実施を発表したことを受けて、米短期金利が上昇するとの見方が広がり、ドルが買われる展開となった。NY終値ベースで、ドル円は76円台半ば、ユーロドルは1.35ドル台後半となっている。
本日は、ユーロ圏9月製造業PMI(予想:48.5)、米週間新規失業保険申請件数(予想:42.0万件)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては76.00−77.00円となっている。
 
商品:NY原油反落
21日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で、原油在庫が前週比730万バレル減と市場予想を大幅に上回る取り崩しとなったことを好感し、一時88ドル目前まで上昇した。しかし、引け間際のFOMC声明の発表をきっかけに相場は急落し、中心限月の11月限の終値は、前営業日比1.00ドル安の1バレル85.92ドルで引けた。
NY金先物取引では、FOMCの発表を控える中で、様子見ムードが広がり、小動きの展開となった。中心限月の12月限の終値は、前営業日比1.00ドル安の1オンス1,808.10ドルで引けた。ただ、FOMC声明発表後の時間外取引では、為替市場でドル高が進行したことなどから、1,800ドルを割り込むなど、急落する展開となっている。