今、日本や世界を閉塞感が覆っていますが、先が見通せないというのが一番の理由でしょうね。身近な視点で考えると、終身雇用や年功序列が崩れつつあり、それどころか正社員にすらなれなくなりました。年金だって保険料を納めていても、もらえるかどうか分からなくなりました。
とにかく、何一つ確実なこと、先々まで安定しているものがなくなってしまい、家を買ったり、車を買ったりするために、先々の所得をあてにして、ローンを組むことだって、過大なリスクになってしまいました。
こんな状況が続くならば、どんどん委縮してしまい、ますます経済活動は衰退するし、みんな自分を守ることで汲々としてしまい、ぎすぎすした世の中になってしまいます。5年前、10年前と比べると、人と人との付き合いが希薄というか、どんどん薄情になってきていますし、他人との関係が利害抜きで考えられなくなりました。
東日本大震災後、海外のメディアが日本人が復興に向けて、団結して迅速に動き出したのを見て、“Auto pilot society”だと評しましたが、要は、政府はボンクラだけど、国民の団結力、勤勉さはすごいと驚嘆したわけです。
それはそれでいいとは思うのですが、やはり国の進む方向がはっきり示されないと、いくら民間の力が強くても、限界があるわけです。仮に絵に描いた餅に終わったとしても、あるていど国が青写真を示し、リーダーシップを取るべき部分はリードしていかないと、国民は前を向けませんね。
すべての原因をそこに押し付けるのはよくないとは思いますし、日本はもっと奮起しないといけないのですが、やはりネックは“米国”でしょう。人間が社会的な生活を営んでいる以上、強いものが弱いものを支配するというのは宿命だし、もはやよれよれの状態ではありますが、米国が人類で一番強いという事実は無視できません。世界帝国の動向というのは、末端で暮らす私たちの生活に影響を及ぼすのです。これは中国が覇権を握っても同様です。
国家破綻による没落寸前の帝国が、生存本能を発揮して延命しようと、悪あがきをするために、世界は迷惑をこうむります。日本は完全に米国の支配下に置かれているので、とりわけ激しく、巻き添えを食らうわけです。
「失われた20年」とはよく言ったもので、ソ連との冷戦が終結し、米国が日本を敵視し始めて以降、日本は激しく米国から搾取され、本来国内に還流すべき資金を、必要以上に米国に貢がされたため、ひどい景気低迷に見舞われ、若者が希望を持てない国になってしまいました。
ナショナリストというのは、世界帝国に対し、国益を守る人のことを言いますが、気が付けば日本には売国奴しかいなくなり、ナショナリストは巧妙に抹殺されてしまいました。自民党が売国政治を主導してきましたが、政権交代で国民のための政治への変化が期待されたにもかかわらず、民主党はすっかり自民党と同じわなにはまってしまい、まさにミイラ取りがミイラになってしまいました。特に野田、前原、仙谷、岡田といった面々はA級戦犯として後世に記憶されるべきでしょう。
どれだけ悪あがきしても、欧州が没落し、続いて米国が国家破綻するのは、既定路線なのです。連中が築いた借金は、今から真面目に働いて返済しようとしても返せるような額ではないのです。もとより連中は働く気がありません。沈没したフェリーのイタリア人船長同様、だめだとわかると、エリート層はとっとと財産をまとめて逃げ出してしまうでしょうね。偉そうにしていますが、倫理観さえも持ち合わせていないのです。
もはや延命不可能なのに、デフォルトしていないと強弁し、しつこく存在を誇示しようとするので、目がくらまされてしまいますが、ダメなものはダメなのです。そこさえ押さえていれば、そんなに難しい話ではありません。
衰退する国を無理に起き上がらせようとするから、おかしなことになり、先が見通せなくなってしまいますが、何のことはないシンプルな話です。自分で自分の面倒を見れない、寝たきり老人のような欧米を見放せばいいだけのことです。ただそれだけ。
米国に対してはいろいろとカネを貸し込んでいるのですが、働けなくなった人に返済を期待するのは無理があります。かなりの痛みを伴いますが、損切りするしかありません。
逆に延命治療をすることでずるずると資金を投入すると、こちらの命まで削ることになり、しまいには致命的な状態になってしまいます。
だから、一日も早く、欧米と縁を切る方策を探るべきです。連中とかかわってもカネをむしりとられるだけであって、何のメリットもありません。何の努力もしない人間が、世界を支配できるほど世の中甘くありません。
欧米を見限ることで、今までの呪縛から解き放たれ、身軽になれるでしょうね。もちろんその過程では、かなりの出血や痛みがあるわけですが、次に何をすべきか見えてくるでしょう。
失われた20年より以前の時代では当たり前の考えだった、“一億総中流”。多くの人が経済発展の恩恵を受けられるような社会を再構築すればいいではないですか。米国にだまされて実力社会なんてやったがために、格差ができてしまい、実にぎすぎすした社会になってしまいました。
古く役に立たないものはさっさと捨ててしまい、新しく有用なものを取り入れる。それが風水的に運気を上げるもっとも手っ取り早い方法です。小難しいことを考えなくとも、実に簡単なことなのです。
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文明、文化
米保守論壇の重鎮、サミュエル・ハンチントンが主著「文明の衝突」の中で、日本を中国やアジア諸国とは違った、独自の文明を持った国であると位置付けました。日本が文明の中心であると言われて気分が悪かろうはずがなく、日本国内のいわゆる保守派の人たちも自尊心を込めて「日本文明」を強調しますが、残念ながら文明の定義にもよりますが(ハンチントンは「文化の集まりが文明」としています)、世界標準の考え方からすると、そんなことはあり得ません。
文明というのは、まず周辺諸国や世界に広く、影響を持つ言語あるいは文字を持っていなければならないでしょう。日本人は、文字を発明したわけではありません。中国人が生み出した漢字をベースに、言語体系が成り立っています。この時点で文明を名乗る資格はないと考えていいでしょう。当然ハングルもです。
さらに国家体系や法制度も同様です。通貨制度や商慣習、市場システムなんかも加えていいでしょう。日本がこれらの分野で世界で果たした役割など無に等しいです。こうした事実を無視して、「日本文明だ」と浮かれる日本の保守論壇のレベルの低さには、へきえきさせられます。
要は日本は、マイクロソフトのウインドウズや、アップルのように、どんな分野でも、基本ソフト(OS)のようなものを生み出したことがないし、その能力も持っていないのです。そんな国が文明の中心であるはずがありません。
日本は文明の発祥の地ではありませんが、文化面では非常に洗練された国なのです。日本人の特性として、「応用がうまい」とよく言われますが、まさにその通りで、他人が発明したものを、自分でうまく消化して、それを活用することには非常にたけています。
偉大な発明をしたからといって、それをうまく利用し、社会を豊かにできるかというと、それはまた別の話で、紙、火薬、羅針盤の三大発明をした中国では、出版文化は政府の統制で決して栄えているとは言えないですし、火薬をうまく使いこなした西洋諸国、日本に侵略されてしまいましたし、航海も最近になって活発になり、タンカーや空母を造り始めました。
日本は巨大な文明を持つ国や地域とは離れた位置にいながら、持ち前の好奇心と器用さを発揮して、文明が生み出した物を貪欲に吸収し、それを自分たちのオリジナルの物に変えていったのです。そこが日本の特色であるし、強みでもあるのです。
中国は、この400~500年、世界を圧倒してきた欧米人が築き上げた文明に取って代わろうとしています。これは私たちの先祖も経験したことのない、めったに見られない、すごいことなのです。
ただ、台頭する中国文明の具体像は今のところ、何も見えていません。政治、経済は欧米のつくったシステムを取り入れているにすぎないし、しかも明治以降、日本人が翻訳した行政、経済用語や、日本の行政システムなんかをまねしているという発展途上のレベルです。
ただ、13億人もの民を統治するために彼らが築き上げるであろうノウハウは、間違いなく、世界のOSになるだろうし、中国が経済の中心になれば、商慣習なども次第に中国風になっていくでしょう。時間の問題です。
最初のうちは、欧米人は自分たちの文明にまだ自信を持っているし、文化的にも洗練されているので、中国を見下すでしょう。おそらく日本もそうです。
ただ、世界は中国を中心に回ることになるでしょうから、徐々に中国のペースで何事も動くようになるだろうし、寒村が一気に摩天楼になったように、短期間で文化的にも洗練されることが予想されます。20世紀初頭に米国が世界文明の中心に躍り出たように。
文明の中心が米国だろうが、中国だろうが、日本の位置は、あくまでも文明の中心からは離れたところにあります。それが文明中心地ではないところに生まれた私たちの宿命です。
ただ、今までのように決して文明から疎外されているわけではなく、むしろ、上手に文明と付き合っていくでしょうね。それはそれでいいのではないでしょうかね。
文明というのは、まず周辺諸国や世界に広く、影響を持つ言語あるいは文字を持っていなければならないでしょう。日本人は、文字を発明したわけではありません。中国人が生み出した漢字をベースに、言語体系が成り立っています。この時点で文明を名乗る資格はないと考えていいでしょう。当然ハングルもです。
さらに国家体系や法制度も同様です。通貨制度や商慣習、市場システムなんかも加えていいでしょう。日本がこれらの分野で世界で果たした役割など無に等しいです。こうした事実を無視して、「日本文明だ」と浮かれる日本の保守論壇のレベルの低さには、へきえきさせられます。
要は日本は、マイクロソフトのウインドウズや、アップルのように、どんな分野でも、基本ソフト(OS)のようなものを生み出したことがないし、その能力も持っていないのです。そんな国が文明の中心であるはずがありません。
日本は文明の発祥の地ではありませんが、文化面では非常に洗練された国なのです。日本人の特性として、「応用がうまい」とよく言われますが、まさにその通りで、他人が発明したものを、自分でうまく消化して、それを活用することには非常にたけています。
偉大な発明をしたからといって、それをうまく利用し、社会を豊かにできるかというと、それはまた別の話で、紙、火薬、羅針盤の三大発明をした中国では、出版文化は政府の統制で決して栄えているとは言えないですし、火薬をうまく使いこなした西洋諸国、日本に侵略されてしまいましたし、航海も最近になって活発になり、タンカーや空母を造り始めました。
日本は巨大な文明を持つ国や地域とは離れた位置にいながら、持ち前の好奇心と器用さを発揮して、文明が生み出した物を貪欲に吸収し、それを自分たちのオリジナルの物に変えていったのです。そこが日本の特色であるし、強みでもあるのです。
中国は、この400~500年、世界を圧倒してきた欧米人が築き上げた文明に取って代わろうとしています。これは私たちの先祖も経験したことのない、めったに見られない、すごいことなのです。
ただ、台頭する中国文明の具体像は今のところ、何も見えていません。政治、経済は欧米のつくったシステムを取り入れているにすぎないし、しかも明治以降、日本人が翻訳した行政、経済用語や、日本の行政システムなんかをまねしているという発展途上のレベルです。
ただ、13億人もの民を統治するために彼らが築き上げるであろうノウハウは、間違いなく、世界のOSになるだろうし、中国が経済の中心になれば、商慣習なども次第に中国風になっていくでしょう。時間の問題です。
最初のうちは、欧米人は自分たちの文明にまだ自信を持っているし、文化的にも洗練されているので、中国を見下すでしょう。おそらく日本もそうです。
ただ、世界は中国を中心に回ることになるでしょうから、徐々に中国のペースで何事も動くようになるだろうし、寒村が一気に摩天楼になったように、短期間で文化的にも洗練されることが予想されます。20世紀初頭に米国が世界文明の中心に躍り出たように。
文明の中心が米国だろうが、中国だろうが、日本の位置は、あくまでも文明の中心からは離れたところにあります。それが文明中心地ではないところに生まれた私たちの宿命です。
ただ、今までのように決して文明から疎外されているわけではなく、むしろ、上手に文明と付き合っていくでしょうね。それはそれでいいのではないでしょうかね。
生きざま
もし、激動の時代をサバイバルしたいなら、ささやかでも成功したいなら、あるいは(私のように)今のうち苦労して後で楽して暮らしたいなら、朝の連続テレビ小説「カーネーション」は、なかなかお勧めです。
ストーリーとしては、ファッションデザイナーのコシノ3姉妹の母である小篠綾子さん(ドラマ中では小原糸子)が戦前、戦中、戦後を通じて、当時は世間でまだ広まっていなかった洋服のデザイナー、洋装品店の経営者として、成功していくさまを時代背景や人間ドラマを交えて描いたものです。
人の成功物語なんて、面白いので娯楽にはなりますが、勉強したところでどうなるものでもありません。特に松下幸之助氏の遺訓を受け継ぎ、「良き経営者」「良き奉公人」として、教育されてきたパナソニックなんて、世界情勢を見誤り、経営判断でミスを重ね、グローバル企業どころか、国内で白物家電を売ってせこせこと稼ぐだけの魅力のない企業になってしまいました。
成功物語を必死に研究したところで、松下幸之助氏や本田宗一郎氏になれるわけでもありません。それは高校球児がイチロー選手や松井秀喜選手にあこがれて、同じような練習をしても、彼らに追いつけないのと同じことです。
その人の資質や力量がものを言う部分が大きいし、何より「時代が人物(ヒーロー)をつくる」と言われるように、生きている時代背景が全く異なります。昔通用した成功パターンが今では役に立たないというのは随所で見られます。そこが日本が袋小路に追い込まれている原因でもあります。
どうしようもない政治状況を憂えて坂本竜馬待望論が常に出てきますが、今の時代に坂本竜馬がいたとして、何をするのか? 活躍できるのか? 人より抜きんでることができるのか? 何より坂本竜馬が巷間言われているほど、日本の歴史に貢献したのか怪しい部分があります。
カーネーションで注目したいのは、困難にどうやって立ち向かうか、その姿勢ですよね。これに関しても、なかなかマネができるものではないし、マネできるか、あるいは、同じような思考、行動パターンを持っていれば、今とは違う人生を歩んでいたかもしれないし、案外、代わり映えしないのかもしれない。そこは差し引いたとしても、つまずいても、前に進む気持ちを持つことについて考えさせられます。
ドラマによると、小篠さんは母方が神戸の裕福な家庭で、生まれた家もうだつが上がらないとはいえ呉服屋で、しかも、周りには気持ちの良い人が多く、恵まれた環境にいたようです。だから生まれもって恵まれた環境や資質を持っていたと考えられますが、女性が何かと社会で差別されていたり、和装が一般的だった時代に洋服を売り出すのは困難だったことや、戦争でいろいろと経済が統制されていたことなど、困難を克服するプロセスはなかなか参考になります。
戦時中の経済統制の様子が割と克明に描かれていて、これも非常に勉強になりました。いくらお金を持っていても配給切符がなければ、食べ物を買えない困難さ。これは、近々発生する金融恐慌でもあり得ることなので、今からどう対処するか、検討する上でためになりました。
また、戦時中に多額の借金をした場合、終戦のどさくさに紛れてちゃらになるのかと思いきや、そうはならないということも知りました。これは、現在ローンを抱えている人には荷が重い話ですね。
偉人伝やサクセスストーリーの類いと同じで、事細かにこの人たちの行動を追って、まねたところで成功できるかというと、そんなことはあり得ませんが、それでも学ぶべき点は多いですね。
これはそれぞれの人の性格にもよると思いますが、一番大切なのは、常に前向きであるということ。これはどういう局面でも言えることでしょうね。それと目的意識がはっきりしていて、目標はシンプルであるべきだというのも、よく分かりました。
おそらく同じものを見ても人それぞれ関心を向けるところは違うと思いますが、変化が激しい時代をどのように生き抜いたのか、示唆することは少なくないと思います。
ストーリーとしては、ファッションデザイナーのコシノ3姉妹の母である小篠綾子さん(ドラマ中では小原糸子)が戦前、戦中、戦後を通じて、当時は世間でまだ広まっていなかった洋服のデザイナー、洋装品店の経営者として、成功していくさまを時代背景や人間ドラマを交えて描いたものです。
人の成功物語なんて、面白いので娯楽にはなりますが、勉強したところでどうなるものでもありません。特に松下幸之助氏の遺訓を受け継ぎ、「良き経営者」「良き奉公人」として、教育されてきたパナソニックなんて、世界情勢を見誤り、経営判断でミスを重ね、グローバル企業どころか、国内で白物家電を売ってせこせこと稼ぐだけの魅力のない企業になってしまいました。
成功物語を必死に研究したところで、松下幸之助氏や本田宗一郎氏になれるわけでもありません。それは高校球児がイチロー選手や松井秀喜選手にあこがれて、同じような練習をしても、彼らに追いつけないのと同じことです。
その人の資質や力量がものを言う部分が大きいし、何より「時代が人物(ヒーロー)をつくる」と言われるように、生きている時代背景が全く異なります。昔通用した成功パターンが今では役に立たないというのは随所で見られます。そこが日本が袋小路に追い込まれている原因でもあります。
どうしようもない政治状況を憂えて坂本竜馬待望論が常に出てきますが、今の時代に坂本竜馬がいたとして、何をするのか? 活躍できるのか? 人より抜きんでることができるのか? 何より坂本竜馬が巷間言われているほど、日本の歴史に貢献したのか怪しい部分があります。
カーネーションで注目したいのは、困難にどうやって立ち向かうか、その姿勢ですよね。これに関しても、なかなかマネができるものではないし、マネできるか、あるいは、同じような思考、行動パターンを持っていれば、今とは違う人生を歩んでいたかもしれないし、案外、代わり映えしないのかもしれない。そこは差し引いたとしても、つまずいても、前に進む気持ちを持つことについて考えさせられます。
ドラマによると、小篠さんは母方が神戸の裕福な家庭で、生まれた家もうだつが上がらないとはいえ呉服屋で、しかも、周りには気持ちの良い人が多く、恵まれた環境にいたようです。だから生まれもって恵まれた環境や資質を持っていたと考えられますが、女性が何かと社会で差別されていたり、和装が一般的だった時代に洋服を売り出すのは困難だったことや、戦争でいろいろと経済が統制されていたことなど、困難を克服するプロセスはなかなか参考になります。
戦時中の経済統制の様子が割と克明に描かれていて、これも非常に勉強になりました。いくらお金を持っていても配給切符がなければ、食べ物を買えない困難さ。これは、近々発生する金融恐慌でもあり得ることなので、今からどう対処するか、検討する上でためになりました。
また、戦時中に多額の借金をした場合、終戦のどさくさに紛れてちゃらになるのかと思いきや、そうはならないということも知りました。これは、現在ローンを抱えている人には荷が重い話ですね。
偉人伝やサクセスストーリーの類いと同じで、事細かにこの人たちの行動を追って、まねたところで成功できるかというと、そんなことはあり得ませんが、それでも学ぶべき点は多いですね。
これはそれぞれの人の性格にもよると思いますが、一番大切なのは、常に前向きであるということ。これはどういう局面でも言えることでしょうね。それと目的意識がはっきりしていて、目標はシンプルであるべきだというのも、よく分かりました。
おそらく同じものを見ても人それぞれ関心を向けるところは違うと思いますが、変化が激しい時代をどのように生き抜いたのか、示唆することは少なくないと思います。
敗北を抱き締めて
いつ緊急事態に陥るかわからないので、何度も繰り返しますが、世の中、平和なうちに先々のことをシミュレーションしておきましょう。トレードと同様、実際にその段階になってみないと分からないことだらけだし、自分の想定していたことと食い違うことが起きることは多々あるでしょうが、最悪の事態を想定しておくことは何かと役に立つと思います。
多くのトレーダーの方は、この数年、理不尽な思いをさせられているので、ある程度のことが起きても動じないと思いますし、「米国の国家破綻」という、世間のうぶな人が聞いたら荒唐無稽と思われるようなフレーズに対しても、ある程度は免疫ができていると思います。
私自身、世間と感覚がずれているなと、最近つくづく痛感しますが、みんな薄々、「近々何か大きなことが起きる」と感覚的には分かっていても、具体的に何が起きるかについては、想像力が働かず、とんでもない事態が起きることには思いが至っていません。
67年前の太平洋戦争終戦の時も同じですよね。ほとんどの人が日本の戦況は不利だと感じていましたが、具体的に敗戦するまでは実感できておらず、昭和天皇の玉音放送を聞いて、一気に張り詰めていたものが崩れてしまう状況でした。
今回も長年、信頼できる同盟相手、「トモダチ」、ビジネスパートナーとして考えられてきた米国が一気に崩壊することで、パニック状態になるでしょう。特に、長年米国の言いなりで外交、防衛から、内政の隅々に至るまで、政策を指南され、実行してきた政治家や官僚、そしてその実行機関の一部にすぎない経済界は、何をどうしていいのか、見失ってしまうに違いありません。
自分の頭で考えて、国家運営をする努力を怠ってきたしっぺ返しを、一気に受けることになります。日本のエリート層はまたしても、「敗北」という現実を突きつけられることになるでしょうね。
すでにその兆候は、昨年の東日本大震災で見られました。政治家、官僚は、未曾有の災害に何をしたらいいのかパニックになってしまい、そこに原発事故が加わり、一時期、日本国そのものが制御不能になってしまいました。米国ですら、まさか日本が統治能力を失ってしまうほどひどい国だとは思っていなかったでしょう。
結局、米国に震災からの復旧、復興の手順から、原発事故の収束への道筋まで、すべて手取り足取り指南してもらって、ようやく立ち直ることができました。その代わり、為替介入で貢がされたり、普天間飛行場移設問題で要求を丸のみさせられたり、TPP参加を強要されたりと、多大な代償を支払わされました。「トモダチ」どころか「ミカジメに来たヤクザ」ですよね。
その米国が崩壊し、世界恐慌に突入するわけですから、頼りになるものがなくなり、日本はいきなり厳しい現実に放り出されることになるでしょう。
東日本大震災後、「絆」だとか「団結」だとか「日本人の底力」だとか、「トモダチ」同様、気持ちの悪い単語、フレーズが飛び交いましたが、日本人は果たして、美談で語られるほど、民度が高かったのでしょうか?
思い出してください。東京でもスーパーから一斉に食料が消え、米とか即席麺、ペットボトル水の奪い合いが起きたのです。しかも、東北の人たちが物資がなくて困っているあの最中にですよ。いざ自分の身に災厄が降り掛かるとなれば、日本人だってなりふり構わず、えげつないことをするのです。
ひどかったのは、原発事故後初めてまとまった雨が降り、東京の水道水からも放射性物質が検出された直後ですよね。被災地ではまだ救助活動が続いていて、多くの人に満足な食料、水が行き渡らず、暖を取ることすらままならない状況だったのに、「自分たちの目先の生活が大事」と言い放って、ペットボトル水の買い占めに走った人がどれほどいたか? 日本人は本当に素晴らしい民族です。
いまだに理解ができないのが、地震直後、ターミナル駅に人があふれたことですね。別に今すぐ帰宅する必要ないでしょう。週末でしたし。大して用があるわけでもないし、馬鹿そうなサラリーマンが押し寄せていました。列に並ばない中国の人を笑えますかね?
そしてもっと馬鹿なのが、震災の教訓があるはずなのに、半年後、台風が来たときにまた、新宿なんかのターミナルが混乱したことですね。日本人は立派ですよ。本当に。
残念ながら、決して日本人は民度が高いとはいえないし、頭も悪いです。だからパニックに巻き込まれないためにも、避けられるものは今から準備して、避ける努力をしておいた方がいいでしょう。
現金を厚めに手元に用意しておくとかは有効でしょうね。いざとなったら取り付け騒ぎだって起きかねません。大した震災の被害がなかった東京でもあれだけの大混乱になったのです。甘く見ない方がいいでしょうね。
あとは、やはり食料、水関係でしょうか。これも、再びスーパーから食料が消えるなんて事になったら大変ですから、混乱に巻き込まれたくないですね。車を持っている人はガソリンの量を常に気に掛けるようにした方がいいかもしれません。
とにかく、「日本はこれから戦争に負けるのだ」ぐらいの意識は持っていた方がいいと思います。そして前もって準備できるという意味で、米国が国家破綻するという事実を直視しているだけでも、大きなアドバンテージがあるということなのです。
多くのトレーダーの方は、この数年、理不尽な思いをさせられているので、ある程度のことが起きても動じないと思いますし、「米国の国家破綻」という、世間のうぶな人が聞いたら荒唐無稽と思われるようなフレーズに対しても、ある程度は免疫ができていると思います。
私自身、世間と感覚がずれているなと、最近つくづく痛感しますが、みんな薄々、「近々何か大きなことが起きる」と感覚的には分かっていても、具体的に何が起きるかについては、想像力が働かず、とんでもない事態が起きることには思いが至っていません。
67年前の太平洋戦争終戦の時も同じですよね。ほとんどの人が日本の戦況は不利だと感じていましたが、具体的に敗戦するまでは実感できておらず、昭和天皇の玉音放送を聞いて、一気に張り詰めていたものが崩れてしまう状況でした。
今回も長年、信頼できる同盟相手、「トモダチ」、ビジネスパートナーとして考えられてきた米国が一気に崩壊することで、パニック状態になるでしょう。特に、長年米国の言いなりで外交、防衛から、内政の隅々に至るまで、政策を指南され、実行してきた政治家や官僚、そしてその実行機関の一部にすぎない経済界は、何をどうしていいのか、見失ってしまうに違いありません。
自分の頭で考えて、国家運営をする努力を怠ってきたしっぺ返しを、一気に受けることになります。日本のエリート層はまたしても、「敗北」という現実を突きつけられることになるでしょうね。
すでにその兆候は、昨年の東日本大震災で見られました。政治家、官僚は、未曾有の災害に何をしたらいいのかパニックになってしまい、そこに原発事故が加わり、一時期、日本国そのものが制御不能になってしまいました。米国ですら、まさか日本が統治能力を失ってしまうほどひどい国だとは思っていなかったでしょう。
結局、米国に震災からの復旧、復興の手順から、原発事故の収束への道筋まで、すべて手取り足取り指南してもらって、ようやく立ち直ることができました。その代わり、為替介入で貢がされたり、普天間飛行場移設問題で要求を丸のみさせられたり、TPP参加を強要されたりと、多大な代償を支払わされました。「トモダチ」どころか「ミカジメに来たヤクザ」ですよね。
その米国が崩壊し、世界恐慌に突入するわけですから、頼りになるものがなくなり、日本はいきなり厳しい現実に放り出されることになるでしょう。
東日本大震災後、「絆」だとか「団結」だとか「日本人の底力」だとか、「トモダチ」同様、気持ちの悪い単語、フレーズが飛び交いましたが、日本人は果たして、美談で語られるほど、民度が高かったのでしょうか?
思い出してください。東京でもスーパーから一斉に食料が消え、米とか即席麺、ペットボトル水の奪い合いが起きたのです。しかも、東北の人たちが物資がなくて困っているあの最中にですよ。いざ自分の身に災厄が降り掛かるとなれば、日本人だってなりふり構わず、えげつないことをするのです。
ひどかったのは、原発事故後初めてまとまった雨が降り、東京の水道水からも放射性物質が検出された直後ですよね。被災地ではまだ救助活動が続いていて、多くの人に満足な食料、水が行き渡らず、暖を取ることすらままならない状況だったのに、「自分たちの目先の生活が大事」と言い放って、ペットボトル水の買い占めに走った人がどれほどいたか? 日本人は本当に素晴らしい民族です。
いまだに理解ができないのが、地震直後、ターミナル駅に人があふれたことですね。別に今すぐ帰宅する必要ないでしょう。週末でしたし。大して用があるわけでもないし、馬鹿そうなサラリーマンが押し寄せていました。列に並ばない中国の人を笑えますかね?
そしてもっと馬鹿なのが、震災の教訓があるはずなのに、半年後、台風が来たときにまた、新宿なんかのターミナルが混乱したことですね。日本人は立派ですよ。本当に。
残念ながら、決して日本人は民度が高いとはいえないし、頭も悪いです。だからパニックに巻き込まれないためにも、避けられるものは今から準備して、避ける努力をしておいた方がいいでしょう。
現金を厚めに手元に用意しておくとかは有効でしょうね。いざとなったら取り付け騒ぎだって起きかねません。大した震災の被害がなかった東京でもあれだけの大混乱になったのです。甘く見ない方がいいでしょうね。
あとは、やはり食料、水関係でしょうか。これも、再びスーパーから食料が消えるなんて事になったら大変ですから、混乱に巻き込まれたくないですね。車を持っている人はガソリンの量を常に気に掛けるようにした方がいいかもしれません。
とにかく、「日本はこれから戦争に負けるのだ」ぐらいの意識は持っていた方がいいと思います。そして前もって準備できるという意味で、米国が国家破綻するという事実を直視しているだけでも、大きなアドバンテージがあるということなのです。
エースの品格
米大リーグ・テキサスレンジャーズへの移籍が決まった、ダルビッシュ侑投手の記者会見は、多くの人が心を打たれたと思います。さばさばとした表情で、ファンに誠心誠意応えようとするダルビッシュ投手の姿勢は、とても潔く、爽快感があったし、かっこよかったと思います。野球ファンとしてだけでなく、一人の人間としてリスペクトします。
日本野球が育てた至宝が、世界一の舞台で活躍することは、誇らしいことですが、多くの人が感じていると思いますが、一抹の寂しさがありますね。
それにしても、移籍が日本の野球に対して問い掛けたものは大きいですね。「大リーグに行かない」と断言していたダルビッシュですが、「日本にいてもモチベーションを保てなくなった」「メジャーに行きたいのではなく、行かなければならない」「メジャーで日本人選手が下に見られるのが嫌だった」などなど、ずしりと響きます。
一番大きいのはモチベーションの部分でしょうね。野村克也さんはなぜか「最近は打者のレベルが上がり、ピッチャーが抑えきれなくなっている」と指摘していますが、パリーグを見る限り、そうは思えないんですよね。西武の中村剛也選手あたりは別格ですが、猛打者、強打者が少なくなりました。
最近は日本人選手の年俸が高騰し、外国人の補強にあまりお金をかけなくなってしまったので、外国人でさえ、不動の4番あるいは、シーズンを通じてクリーンアップを打てるまさにメジャー級のバッターを見かけることが少なくなりました。もともと日本人は小粒なのに、さらに小粒になっていましたしね。
そんな状況ですから、芸術的なコントロール、軽快な投球で、多くのバッターを次から次へと手玉に取り、見ている方は気持ちがいいですが、何年も同じことを続け、しかもバッターのレベルが下がってくると、徐々にモチベーションも低下してしまうというのは分かる気がします。
キャッチャーの出すサインと、自分の思いが食い違い、ダルビッシュが「フォークだって」とか「ストレート、ストレート」と、打者の前で隠しもせずにキャッチャーに伝え、打ち取ってしまうシーンが有名ですが、球種を“予告”しても打てないんですからね。
試合前に、他球団の選手から、「フォークはやめてよ」とか「打ちやすい球を投げてよ」と言われることも多かったらしく、半ば冗談でしょうけど、そういう選手が複数いるということは、願望の部分も大きいでしょう。「真剣勝負」をしたいと考えるダルビッシュの不満が高まったのも無理はないでしょう。
ダルビッシュの記者会見はさわやかでしたが、こういう形で、日本球界を去っていくのは、非常にもったいないと思います。レベルの高い選手がいなくなるということは、単に集客できるスターがいなくなるだけでなく、日本プロ野球のレベルダウンも意味します。あの投手の球を打ちたい、あのバッターから三振を奪いたい、そういう意地と意地がぶつかり合って、名勝負は生まれるでしょう。日本に残留する選手たちにその心意気はあるでしょうか? テキサスで活躍して、力を見せつけたら、すぐに日本に戻ってきてほしいものです。
ダルビッシュの年俸は6年で総額6000万ドル、現在のレートで46億円で、松坂を抜き、日本人では最高とのことで、大騒ぎされていますが、1年で8億弱だから、それほど驚く額ではありません。日本のプロでも年3億もらう選手がいるわけですから、格差は2倍強ぐらいですかね。米国が国家破綻して1ドル=30円とかになったら、日本にいるときの報酬と変わらなくなってしまいます。
ヤクルトからブルワーズに行く青木宣親選手なんて、成功報酬型なので単純に述べることはできないのですが、ヤクルトで受け取っていた年3億円から大幅ダウンですよ。年8千万円とかいわれています。それでも世界の最高の舞台でアピールしたいという思いが強いということです。
青木の場合、最大で3年間で6億円受け取る可能性があるとのことですが、それでもヤクルトの2年分ですよ。この程度なら、報酬体系を改めれば、日本に引き留められるだろうし、やり方によっては、うまく補強することで、日本全体の底上げを図ることもできるでしょう。
こう考えると、カネの使い方がおかしいですよね。日本の野球界は。うまくカネを使って選手のレベルを上げようという発想もありません。最近は韓国や台湾の選手がかなり増えましたが、日本球界はそれなりに魅力のあるフィールドなのです。
だから魅力を高めるべく、みんなで努力すれば、かなり状況は改善するのではないでしょうか。ポテンシャルはあると思いますけどもね。
いずれ米国は国家破綻して、ドルが紙切れになる時代がくるのです。そうなると、メジャーリーグが一番とは言えない状況が来ると思います。
将来的には中国なんかも巻き込んで、日本がアジア野球の中心、世界の中心(せめてメジャーの対抗軸)になる、大胆な構想をぶち上げてもいいのではないでしょうか。
ダルビッシュが投げかけたものをプロ野球に関わる人はファンも含めて全員、重く受け止めるべきだと思いますね。もし、これからも野球を楽しみたいと思うならば。
日本野球が育てた至宝が、世界一の舞台で活躍することは、誇らしいことですが、多くの人が感じていると思いますが、一抹の寂しさがありますね。
それにしても、移籍が日本の野球に対して問い掛けたものは大きいですね。「大リーグに行かない」と断言していたダルビッシュですが、「日本にいてもモチベーションを保てなくなった」「メジャーに行きたいのではなく、行かなければならない」「メジャーで日本人選手が下に見られるのが嫌だった」などなど、ずしりと響きます。
一番大きいのはモチベーションの部分でしょうね。野村克也さんはなぜか「最近は打者のレベルが上がり、ピッチャーが抑えきれなくなっている」と指摘していますが、パリーグを見る限り、そうは思えないんですよね。西武の中村剛也選手あたりは別格ですが、猛打者、強打者が少なくなりました。
最近は日本人選手の年俸が高騰し、外国人の補強にあまりお金をかけなくなってしまったので、外国人でさえ、不動の4番あるいは、シーズンを通じてクリーンアップを打てるまさにメジャー級のバッターを見かけることが少なくなりました。もともと日本人は小粒なのに、さらに小粒になっていましたしね。
そんな状況ですから、芸術的なコントロール、軽快な投球で、多くのバッターを次から次へと手玉に取り、見ている方は気持ちがいいですが、何年も同じことを続け、しかもバッターのレベルが下がってくると、徐々にモチベーションも低下してしまうというのは分かる気がします。
キャッチャーの出すサインと、自分の思いが食い違い、ダルビッシュが「フォークだって」とか「ストレート、ストレート」と、打者の前で隠しもせずにキャッチャーに伝え、打ち取ってしまうシーンが有名ですが、球種を“予告”しても打てないんですからね。
試合前に、他球団の選手から、「フォークはやめてよ」とか「打ちやすい球を投げてよ」と言われることも多かったらしく、半ば冗談でしょうけど、そういう選手が複数いるということは、願望の部分も大きいでしょう。「真剣勝負」をしたいと考えるダルビッシュの不満が高まったのも無理はないでしょう。
ダルビッシュの記者会見はさわやかでしたが、こういう形で、日本球界を去っていくのは、非常にもったいないと思います。レベルの高い選手がいなくなるということは、単に集客できるスターがいなくなるだけでなく、日本プロ野球のレベルダウンも意味します。あの投手の球を打ちたい、あのバッターから三振を奪いたい、そういう意地と意地がぶつかり合って、名勝負は生まれるでしょう。日本に残留する選手たちにその心意気はあるでしょうか? テキサスで活躍して、力を見せつけたら、すぐに日本に戻ってきてほしいものです。
ダルビッシュの年俸は6年で総額6000万ドル、現在のレートで46億円で、松坂を抜き、日本人では最高とのことで、大騒ぎされていますが、1年で8億弱だから、それほど驚く額ではありません。日本のプロでも年3億もらう選手がいるわけですから、格差は2倍強ぐらいですかね。米国が国家破綻して1ドル=30円とかになったら、日本にいるときの報酬と変わらなくなってしまいます。
ヤクルトからブルワーズに行く青木宣親選手なんて、成功報酬型なので単純に述べることはできないのですが、ヤクルトで受け取っていた年3億円から大幅ダウンですよ。年8千万円とかいわれています。それでも世界の最高の舞台でアピールしたいという思いが強いということです。
青木の場合、最大で3年間で6億円受け取る可能性があるとのことですが、それでもヤクルトの2年分ですよ。この程度なら、報酬体系を改めれば、日本に引き留められるだろうし、やり方によっては、うまく補強することで、日本全体の底上げを図ることもできるでしょう。
こう考えると、カネの使い方がおかしいですよね。日本の野球界は。うまくカネを使って選手のレベルを上げようという発想もありません。最近は韓国や台湾の選手がかなり増えましたが、日本球界はそれなりに魅力のあるフィールドなのです。
だから魅力を高めるべく、みんなで努力すれば、かなり状況は改善するのではないでしょうか。ポテンシャルはあると思いますけどもね。
いずれ米国は国家破綻して、ドルが紙切れになる時代がくるのです。そうなると、メジャーリーグが一番とは言えない状況が来ると思います。
将来的には中国なんかも巻き込んで、日本がアジア野球の中心、世界の中心(せめてメジャーの対抗軸)になる、大胆な構想をぶち上げてもいいのではないでしょうか。
ダルビッシュが投げかけたものをプロ野球に関わる人はファンも含めて全員、重く受け止めるべきだと思いますね。もし、これからも野球を楽しみたいと思うならば。