株:NYダウ続伸
18日の米株式市場は、経済指標の発表がないなど、取引材料に欠ける一日だったこと、プレジデンツデーに伴う3連休を控え、低水準の出来高となる中で、米国の景気回復期待の高まりから、建設機器大手キャタピラーや石油大手シェブロンなどに買いが集まり、続伸して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比73.11ドル高の12,391.25ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場は上昇したものの、為替市場では円高・ドル安が進行しており、強弱材料が交錯する中で、動きづらいとの声がある。シカゴ先物市場の日経平均先物は10,845円となっており、市場の予想レンジとしては10,800円−10,900円となっている。
為替:ユーロが上昇
18日の外国為替市場では、ビーニ・スマギECB専務理事が、インフレ圧力に対処するために必要に応じて利上げを行う容易があるとの発言をしたことを受けて、欧州圏の利上げ観測が高まり、ユーロが上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は83円近辺、ユーロドルは1.36ドル台後半となっている。
本日は、独2月IFO景況指数(予想:110.3)などの経済指標の発表が予定されている。また、米国がプレジテンツデーのため、米市場は休場となっている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては82.50−83.50円となっている。
商品:NY金続伸
18日のNY原油先物取引は、中東情勢の緊迫化を受けて上昇する場面もあったものの、プレジデンツデーに伴う3連休や、連休明け22日の3月物の納会が控える中で、ポジション調整の売りに押され、反落して引けた。中心限月の3月限の終値は、前日比0.16ドル安の1バレル86.20ドルで引けた。
NY金先物取引では、バーレーン、リビア、イエメンでの反政府運動で、死傷者が出るなど、中東情勢が緊迫化する中で、安全資産としての金を買う動きが広がり、5日続伸となった。中心限月の4月限の終値は、前営業日比3.50ドル高の1オンス1,388.60ドルで引けた。