株:NYダウ反発
1日の米株式市場は、ECBによる資金供給オペを受けて、イタリアの国債利回りが低下するなど、欧州金融市場が安定したことを受けて、銀行株などを中心に買いが入った。ただ、原油価格の高騰やISM製造業景気指数が52.4と市場予想を下回ったことなどが嫌気され、上値は限定的となった。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比28.23ドル高の12,980.30ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,790円となっており、株式市場の予想レンジとしては9,700円−9,850円となっている。
為替:ドルが堅調
1日の外国為替市場では、最近の米経済指標が堅調となっていることや前日のバーナンキFRB議長の発言を受けて、米国の追加金融緩和への期待が後退していることから、ドルが堅調に推移した。NY終値ベースで、ドル円は81円台前半、ユーロドルは1.33ドル台前半となっている。
本日は、注目される経済指標の発表などがなく、動きづらいとの声がある。本日のドル円の市場の予想レンジとしては80.70−81.50円となっている。
商品:NY原油続伸
1日のNY原油先物取引は、2月中国製造業購買担当者景況指数が51.0と3ヶ月連続で改善したことや、サウジアラビアのパイプラインで爆発事故が発生したとの報道を受けて、大幅続伸となった。中心限月の4月限の終値は、前営業日比1.77ドル高の1バレル108.84ドルで引けた。
NY金先物取引では、前日の急落を受けた安値拾いの買いが入り、反発して引けた。中心限月の4月限の終値は、前営業日比10.90ドル高の1オンス1,722.20ドルで引けた。