株:NYダウ反落
18日の米株式市場は、IBMとインテルの1-3月期決算で、売上高が市場予想を下回ったことや、今後の業績見通しについて慎重な見方を示したことなどが嫌気され、反落して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比82.79ドル安の13,032.75ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が下落しており、株式市場にとってマイナス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,600円となっており、株式市場の予想レンジとしては9,550円−9,650円となっている。
為替:円が下落
18日の外国為替市場では、日銀の西村副総裁が、必要に応じて追加手段を講じるとの姿勢は極めて明確であると発言したことを受けて、円が下落する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は81円台前半、ユーロドルは1.31ドル台前半となっている。
本日は、スペインで大規模な国債入札が予定されており、市場の注目が集まっている。経済指標の発表では、米3月中古住宅販売件数(予想:462万戸)、4月フェラデルフィア連銀景況指数(予想:12.0)などが予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては80.80−81.60円となっている。
商品:NY原油反落
18日のNY原油先物取引は、EIAの週間在庫統計で原油在庫が前週比390万バレル増と、市場予想を上回る大幅な積み増しとなったことや、オクラホマ州クッシングの原油在庫が約11ヶ月ぶりの高水準となったことなどが嫌気され、反落して引けた。中心限月の5月限の終値は、前営業日比1.53ドル安の1バレル102.67ドルで引けた。
NY金先物取引でも、原油相場の下落に連れた売りが入ったことに加えて、インドの現物筋の買いが鈍っていることが引き続き相場の圧迫材料となり、反落して引けた。中心限月の6月限の終値は、前営業日比11.50ドル安の1オンス1,639.60ドルで引けた。