株:NYダウ続伸
26日の米株式市場は、米防衛大手ロッキード・マーチンやソフトウェア大手シトリックス・システムズの企業決算が市場予想を上回ったことや、3月中古住宅販売保留が前月比+4.1%と市場予想を上回る堅調な内容だったことなどを好感し、続伸して引けた。ダウ工業株30種平均の終値は、前営業日比113.90ドル高の13,204.62ドルで引けた。
本日の東京市場では、米株式市場が上昇しており、株式市場にとってプラス材料となりそうだ。シカゴ先物市場の日経平均先物が9,605円となっており、株式市場の予想レンジとしては9,550円−9,650円となっている。
為替:ユーロが上昇
26日の外国為替市場では、米国の経済指標が改善し、株式市場が堅調に推移する中で、リスク資産への投資が活発化し、ユーロや資源国通貨が上昇する展開となった。NY終値ベースで、ドル円は81円台前半、ユーロドルは1.32ドル台前半となっている。
本日は、日銀金融政策決定会合(政策金利の発表)が予定されており、市場の注目が集まっている。海外時間では、米第1四半期GDP速報値(予想:前期比+2.5%)などの経済指標の発表が予定されている。本日のドル円の市場の予想レンジとしては80.50−81.50円となっている。
商品:NY原油続伸
26日のNY原油先物取引は、米株式市場が堅調に推移したことや、為替市場でドル安・ユーロ高が進行したことなどを好感し、3日続伸となった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比0.43ドル高の1バレル104.55ドルで引けた。
NY金先物取引では、前日のFOMC声明とバーナンキFRB議長の会見を受けて、米金融緩和が長期間継続するとの観測が強まったことや、為替市場のドル安などを背景に買いが優勢となった。中心限月の6月限の終値は、前営業日比18.20ドル高の1オンス1,660.50ドルで引けた。